【今さらゲーム】CO-OPが楽しすぎる!社会人がハマるメタルギア・サヴァイブ
こんばんわ。
前回の【Detroit:Become Human】に続き、今回もゲームです。
帰宅したら即ゲーム、そんな堕落しきった毎日の積み重ねがこうして活かされていると思うと感無量です。
【METAL GEAR SURVIVE】メタルギア サヴァイブ
◇2018年2月リリース ◇コナミデジタルエンタテインメント
ステルスゲームというジャンルを確立した「メタルギア」シリーズの最新作。シリーズ産みの親である小島秀夫監督が前作【METAL GEAR V】を最後にコナミを退社・独立したため、その影響を受けない最初のシリーズとして注目された作品。
注目されたと言っても、メタルギアと言えば「ドキドキのステルスと重厚すぎるストーリーでしょ!」というファンの期待を木っ端微塵に打ち砕いた、あまりに斬新すぎる世界観(まさかゾンビゲーになるとは)に対する批判の声が大多数でした。
「え、これがメタルギア?」
「いやいや、敵がゾンビて・・・」
「戦う前に餓死てどういうことやねん。」 ←やればわかる!
発売早々、世間の否定的な目ににさらされまくった本作は世界的な売り上げ不振に陥り、今年5月にはPS4の「フリープレイ」リストに追加されました。つまりはタダ売りです。
発売からわずか1年で「メタルギア」ブランドは地に堕ち、小島監督のカムバック(は無いだろうけど)と続作の製作を求める声が各所から噴出。シリーズの行く末を見誤った【METAL GEAR SURVIVE】の名はクソゲーの烙印と共に歴史に刻まれたのでした。
本来ならこんな見えている地雷のようなゲームはやらないんですが、友人がCO-OP(協力プレイ)できるゲームとして本作の名を挙げたので、「どうせタダなら」というテキトーな気持ちでダウンロードしてみたんですね。
んで、とりあえず友達とやってみたんです。CO-OPを。
・・・・
「あれ?コレ面白いぞ?」
確かに、過去作と比べて圧倒的に薄っぺらいストーリーや問題ばかり持ち込んで何の役にも立たないキャラクター達、何より初見殺し多発の難しすぎるプレイシステムなどなど、シングルプレイには多くの欠陥要素があるんですが、CO-OP“は”面白いんです。
最大4人で協力して戦うCO-OP、これがとにかく熱くて楽しいんですね。
簡単にCO-OPの説明をすると、「ワンダラー」と呼ばれる敵の大集団から一定時間「ワームホール採掘機」を防衛すると、結果に応じて大量の「クバンエナジー」が手に入り、それでさらに強力な装備やスキルを獲得して、さらに上のランクを目指す、というものです。
・・・まぁ、なんのこっちゃという感じでしょう。
謎の横文字たちについては攻略サイトでご確認を。興味あれば。
全編を通して出てくる敵はワンダラーのみ。しかし、自爆したり飛び跳ねたり重装甲だったり様々なタイプがいるので、それらの対策として色々な武器・装備を持って行かなくてはいけません。
なかなか戦い甲斐のあるワンダラーたちなので、戦闘スキルに自信がある人はガンガン前線に飛び出していきます。本当に上手い人だと、一騎当千な感じで文字通り虫けらのようにバタバタなぎ倒していくんですね。壮観です。
しかし、このCO-OPはワンダラーをいくら倒したところで採掘機が壊されたらその時点で即ゲームオーバー。ワンダラーを倒しまくった報酬は微々たるもので、クリア後の最終結果にもそこまで大きくは反映されません。
つまりCO-OPにおいては、採掘機の防衛こそが他の何よりも優先される最重要なミッションなんです。
だから、戦いが苦手な人でも、採掘機を守るための行動(ex.採掘機の周りに防御フェンスを設置する/敵の侵入を阻むトラップを仕掛ける)をすればゲームクリアの大きな助けになるし、他のプレイヤーにとっても非常にありがたいわけです。
また、傷ついて動けないプレイヤーがいたら、その近くに行って〇ボタンを押しっぱなしにすれば見る見る回復していきます。特別なスキルや装備が無くても、ただ〇ボタンを押せば他のプレイヤーを救うことができるんです。
戦えなくても、強い装備が無くても、レベルが低くても、それでも立派なチームプレイが成り立ちます。そう、CO-OPにおいて必要のないプレイヤーは一人もいないんです!
誰か一人が欠けてもダメなこのゲームバランスは良く考えられたものです。だからこそ、困難を乗り越えて無事守りきれた時の喜びはひとしお。誰かの役に立つというのはとても気分の良いものだという事に、改めて気付かされるんですね。
ボロクソな評価ばかり目立つ中で、こんな熱い側面も持ち合わせていた【METAL GEAR SURVIVE】。このゲームは、社会の歯車として日々奮闘している企業戦士、つまりサラリーマンにこそやってもらいたいです。
「自分の仕事って必要なの?」
「世の中の役に立っているの?」
「誰が評価してくれるの?」
社会に飛び出した人なら誰しもが抱えるであろうそんな悩みに、真摯な答えを提供してくれるゲームだと思います。
以上、1年前に発売された【METAL GEAR SURVIVE】の“今さら”レビューでした。
では。
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