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循環器 ~ざっくり動脈の枝~

~資料の内容~
動脈の枝(大動脈~四肢の動脈)

大まかな流れ

血液は
左心室→体循環→右心房→右心室→肺循環→左心房→左心室・・・
をひたすら繰り返して全身をめぐっている。
今回は、大動脈~四肢へ行く流れのまとめ。
 動脈=心臓から血液を送り出す血管
 ⇔ 静脈(心臓に戻す)
 動脈血=O2を多く含む
 ⇔ 静脈血(O2少ない)
 ※肺動脈や臍動脈には静脈血が流れる

大動脈は上行大動脈大動脈弓下行大動脈(胸/腹)と続き、2本の総腸骨動脈に分かれる。
上行大動脈の枝 冠動脈⇒心臓の栄養血管
大動脈弓の枝  総頚動脈⇒主に頭部を栄養
        鎖骨下動脈⇒主に上肢を栄養
        ※右は腕頭動脈から↑が出る
下行大動脈~内腸骨動脈⇒主に体幹を栄養
      外腸骨動脈⇒主に下肢を栄養 

心臓から出た後の動脈の流れ

大動脈は起始部から心臓(冠動脈)、大動脈弓から頭頚部・上肢(総頚動脈・鎖骨下動脈)への枝を出した後、下行大動脈に移行する。

頭部の動脈~内頚動脈は脳内、外頸動脈は脳外~


体幹の動脈

体幹は下行大動脈&総腸骨動脈の枝により栄養される。
胸大動脈は胸部内臓(気管支・肺・食道)と胸まわり
腹大動脈は腹部内臓(消化器・脾臓・腎副腎・性腺)と腰まわり
※腹壁は内胸動脈(鎖骨下動脈~)の枝→上腹壁、外腸骨動脈の枝→下腹壁
※境目(T12)の横隔膜は胸&腹大動脈
内腸骨動脈(総腸骨動脈の枝)は骨盤内臓(膀胱・子宮・直腸下部)や骨盤まわり
※胎児循環で胎盤に向かう臍動脈は内腸骨動脈の枝

体幹の動脈の臓側枝と壁側枝
~胸・腹部の血管は一本の大動脈から出ているので、2個ある臓器は有対~

四肢の動脈

鎖骨下動脈と腋窩動脈の枝さえ覚えればそこまで複雑じゃない・・・はず。

鎖骨下&腋窩動脈のゴロ~意味は不明~

上肢を栄養する動脈は鎖骨下動脈~
鎖骨下動脈の枝は頭部~胸部を栄養
椎骨動脈→頭部(脳の後1/4)
内胸動脈→胸部
甲状頸動脈→頚部・肩甲部
肋頸動脈→第1~2肋骨・頸部
語呂「鎖骨からツナコロッケ」

第1肋骨外縁~腋窩動脈に切り替わる。
腋窩動脈の枝は胸部~上肢を栄養
最上胸動脈→胸部(小胸筋・前鋸筋)
胸肩峰動脈→胸部(鎖骨下筋・大胸筋)・肩峰まわり(肩峰・三角筋
外側胸動脈→胸部(前鋸筋・乳腺)
肩甲下動脈→胸背部(前鋸筋・広背筋)肩甲部(棘下筋)
前後上腕回旋動脈→肩関節周辺
語呂「駅から先が健康の前後」

大胸筋or大円筋下縁~上腕動脈に切り替わる。
上腕動脈~橈骨&尺骨動脈に分かれて手掌で吻合して浅/深掌動脈弓になる。
※上腕動脈は二頭筋内側溝を正中神経と伴行
 その枝の上腕深動脈は後方を橈骨神経と伴行

下肢は主に外腸骨動脈~
血管裂孔~大腿動脈に切り替わる。
大腿動脈は、内転筋管(ハンター管)を通って
内転筋裂孔~膝窩動脈に切り替わり後方へ
膝窩動脈は、膝窩筋下縁~前脛骨&後脛骨動脈に分かれる
後脛骨動脈→下腿屈筋→足底
    枝→腓骨動脈→腓骨後面
前脛骨動脈→下腿伸筋→足背
(骨間膜上端の裂孔を通って前にでる)

四肢の動脈


とにかく書いてみよう

動脈の走行は、何回かざっくり書いてみるとなんとなく覚えられる。
広告の裏とか書き損じた書類の裏とかに自分にすら読めないくらいの殴り書きで書きまくる。

とにかく書く!~汚く書いてなんぼ誰に見せるわけでもなし~


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