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とりあえず弁証①

~資料の内容~
八綱弁証
三陰三陽・衛気営血・三焦
気血津液・臓腑弁証

弁証法いろいろ 

・ざっくり把握するには八綱弁証
・感染症みたいな「外感病」には六淫弁証六経弁証三陰三陽弁証・衛気営血弁証・三焦弁証 etc.
情志の乱れストレスとか飲食不節タベスギノミスギ房事過多ヤリスギ労逸ガンバリスギ ヤスミスギみたいな生活習慣からくる「内傷病」には気血津液弁証臓腑弁証経絡弁証 etc.

弁証の概要~祖脈は基本的な弁証で使えるっぽい~

病状CHECK -四診-

望診・聞診・問診・切診の四診で得た情報をもとに弁証する。
んだけれども、今回は弁証の話なので細かいとこは割愛する。
(別名の工技コウギ巧技コウギがややこしい…
 ”工”より”巧”のほうが”切”と形が似てるってだけで記憶している。)

四診の概要~視ただけで病気がわかるとか神~

LET'S弁証

実技劣等生葱の臨床実習でも、弁証がうまくいった!気がする!ってときは、施術後の反応が良かったし、後日「あの後すごく調子が良かった!」と言ってくれたことも…もちろんその逆もしかり。
葱は誰よりも実技が下手だったけど、弁証立てるのだけは早かった…
それはなぜか…………
各病証でみられる症状を暗記してたから!シンプル!
丸暗記のところも多いけど、気血津液・臓腑の生理作用を押さえておけば割といける。
例えば「気虚の症状」
・腠理を開闔し外邪と闘う衛気の不足⇒自汗・易感冒
・呼吸を助ける宗気の不足⇒短気(=息切れ)
・栄養たっぷり営気の不足⇒倦怠感
めまい(気虚、血虚、気逆、痰湿など)や便秘(気秘、虚秘、熱秘、冷秘など)のように、全然違う原因で似たような症状が出ることもあるので、その他の症状や脈舌や腹診を合わせて判断する。

手順は③ステップ
 ①症状から当てはまりそうな病証を推測
 ②舌脈腹診で間違いないかチェック
 ③病証組み合わせて必殺技みたいな名前をつける
例えば「疲れやすくめまいがする。普段から息苦しく少し動くと息が切れがする。最近おしっこが近くなり、くしゃみとかでちょっと出ちゃうことも…」で「舌の色は薄く脈は沈位でかすかに触れる」とかっていう場合
 疲れやすい&息切れ⇒倦怠感・短気⇒気虚?
 息苦しい⇒喘(呼吸困難)?⇒肺?
 めまい⇒?⇒動く(消耗する)と症状が出るってことは虚証?
 おしっこが近い&出ちゃう⇒頻尿・尿もれ⇒腎気不固?
 舌の色は薄い&脈が沈位でかすかに触れる⇒淡舌&沈&弱脈⇒裏虚証?
ってことは、「肺腎気虚」だな。という感じ

気虚ベースの臓腑病証~葱は8割くらい当てはまる~
五臓の作用と失調による症状

※根本には、外邪(風・暑・火・湿・燥・寒邪)の性質とか生理物質(精・気・血・津液)、臓腑の機能を叩きこむ必要があるので、まだ「気」とか「神」と聞いてツボや水を買わされる不安を感じる方はまた後日(^_^)/~
※もちろん、沼にはまろうと思えばどこまでも行けるのが東洋医学の素敵なところなので、より深く追求したい!という方は向こう側にいってらっしゃい( ´∀`)/~~

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