見出し画像

NAGAREYAMA F.C.が11得点の猛攻で連勝!前節の課題を見事にクリア。

今シーズン5度目、雨をものともしないVONDSグリーンパーク

2024年7月14日(日)、千葉県社会人サッカーリーグ1部 前期リーグの第9節が開催されました。

第9節のNAGAREYAMA F.C.のお相手は、コラソン千葉さん。
スポーツを通じた地域貢献を目的に、2014年に設立されたNPO法人コラソン千葉フットボールクラブさんが運営するクラブです。千葉市に本拠を構え、ジュニア年代のスクールを運営。社会人チームは2017年から3部リーグに参戦し、2020年に2部リーグに昇格、さらに2022年に1部リーグに昇格しました。昨年は初の1部リーグでの戦いでしたが、9位で残留を決めています。
今年2024年からはジェフユナイテッド市原・千葉と業務提携。トレーニング内容の共有や人材の交流を図り、さらに育成年代の発展に力を入れるべく、ジェフユナイテッド市原・千葉コラソンとして再出発されています。

この試合にあたっての状況などは、いつものマッチデイプログラム的なフリーペーパーにまとめていますので、よろしければご覧ください!

会場は、市原市のVONDSグリーンパーク。こちらでの試合は今シーズン早くも5度目。だんだんここがホームグラウンドじゃないのか、という気分になってきます(笑)。
この日は朝からの雨。試合時間には既にやんでいたのですが、おかげで湿度がもの凄く高く、蒸した環境でした。それでも気温自体はさほど高くなく、風もあったので徐々に体感の暑さは弱まり、キックオフの頃にはだいぶプレーしやすい環境になっていたのかな、と思います。
ピッチは相変わらず素晴らしく。長雨の影響を感じさせず、水たまりは皆無。時折選手が滑る場面はありましたが、これだけ降った後でも影響が出ないこのピッチはやはり素晴らしいですね!

今回は幕は少なめ…その分は声量でカバーです!

橋本選手、長坂選手のCBコンビで前節の課題に挑む

今節のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。

千葉県社会人サッカーリーグ1部 前期リーグ 第9節

前節同様の4-3-3だったように思います。
GKは#1板橋 柊哉選手。
DFは右から#26三好 崇斗選手、#5長坂 拓紀選手、#9橋本 真吾選手、#16延山 光聖選手。
MFは右から#24栢野 史也選手、#7砂田 琢己選手、#23長野 峻己選手。
FWは右から#15板垣 敢大選手、#13板倉 航希選手、#10寺内 大登選手。

前節初のスターターだった#17今山 育巳選手がベンチスタートとなり、前節は途中交代で入った#9橋本 真吾選手がスタートから出場。

この日のベンチは#4平久 将土選手、#6山室 伊ノ介選手、#8小野田 大樹選手、#14高木 一希選手、#17今山 育巳選手が入りました。

前の試合が終わるまでは横のスペースでアップ
ボールを蹴れるまでに回復!
牧野選手、山口選手、澤口選手の復帰も近そうです!
直前、ピッチでのアップ

怒涛のゴールラッシュ…11得点の猛攻!

試合は主にNAGAREYAMA F.C.がボールを保持してコラソン千葉さんがカウンターを狙う、という構図で進みます。
試合が動いたのは、前半29分。
サイドに開いてフリーになっていた#26三好 崇斗選手が上げたクロスを、中央で#13板倉 航希選手がヘディングできれいに合わせてゴール!
前節は前半に得点することが出来ず苦しみましたが、この試合はエースのゴールでNAGAREYAMA F.C.が先制に成功します。
するとその直後の前半30分、コーナーキックを#9橋本 真吾選手が高い打点のヘディングで合わせて追加点!
前半のうちに立て続けに2点をあげ、試合の流れを一気に引き寄せます。

この勢いのまま、前半40分にはコーナーキックの流れから一度はボールをロストするも、#9橋本 真吾選手がボールを奪い返し、味方選手とのワンツーでエリア内に侵入してグラウンダーのクロス。これを#5長坂 拓紀選手がきれいに合わせて、ゴール!
更に前半アディショナルタイムには、コーナーキックがこぼれたところを#5長坂 拓紀選手が押し込んで今日2点目!

勢いに乗ったNAGAREYAMA F.C.が、前半のうちに4-0とリードを大きく広げて折り返しました。

キックオフ時の円陣
セービングのみならず、正確なフィードでチャンスメイクもしてくれる板橋選手
対人守備、カバーリング、そして得点まで…躍動した橋本選手
右に左にサポートに走りまくっていた栢野選手
ゴール後の橋本選手…画になる男…!!

後半に入り、コラソン千葉さんとしては前半の悪い流れを断ち切って流れを引き寄せたいところ…でしたが、勢いを殺したくないNAGAREYAMA F.C.は後半早々から、攻勢に出ます。

後半1分、クロスボールが相手DFにあたってこぼれてきたところを#10寺内 大登選手が拾い、そのままドリブルで相手DFを剥がしてシュート。クロスバーを叩いてゴールに吸い込まれる素晴らしいゴール!
更に後半5分、クリアボールを#7砂田 琢己選手が回収して#10寺内 大登選手へつなぐと、寺内選手は中央でフリーになっていた#24栢野 史也選手へ。
エリア外でボールを受けた栢野選手がトラップから落ち着いて右足を振りぬくと、ボールはきれいな軌道でゴールに吸い込まれ、追加点!
NAGAREYAMA F.C.が後半も立て続けのゴールで6-0とリードを広げ、試合を決定づけます。

このあたりからはコラソン千葉さんも割り切ったのか、失点を減らすよりも得点を取りに行く意識を高め、4-4-2の2トップだけでなく、攻撃時にサイドハーフも高い位置を取ることが多くなり。さらには2ボランチもサポートで高い位置を取ることが増えたため、中盤が空洞化。
NAGAREYAMA F.C.としては失点のリスクは増したものの、逆にカウンターを狙いやすい状況に。

ここで猛威を振るったのが、#13板倉 航希選手でした。

後半11分、#16延山 光聖選手が高い位置のインターセプトで攻撃の芽を摘むと、そのまま中央の#13板倉 航希選手へ。板倉選手はキックフェイントで相手を外し、シュート。右足で巻いたシュートはGKが届かない軌道でポストを叩く完璧な軌道でゴールイン!
更に後半18分、サイドで受けた#10寺内 大登選手がドリブルで運び、#23長野 峻己選手がフリーランで相手を引っ張ったところで#13板倉 航希がボールを受け、ターンから振り向きざまの難しいシュートを決め、ハットトリック達成!

後半41分には途中交代で入った#6山室 伊ノ介選手がサイドチェンジで#17今山 育巳選手へ送ると、今山選手→#14高木 一希選手→#13板倉 航希選手とつなぎ、最後は駆け上がった高木選手が右足を振りぬき、ゴール!
後半42分にはサイドに開いた#8小野田 大樹選手→#4平久 将土選手→#8小野田 大樹選手→#13板倉 航希選手とサイドからきれいにつないでゴール!
そして後半アディショナルタイムには、#14高木 一希選手→#13板倉 航希選手→#7砂田 琢己選手→#13板倉 航希選手とつなぎ、GKが飛ぶことが出来ない完璧なシュートを突きさし、今日5点目。

途中、ちょっとした判断ミスや足を滑らせる等の要因から2失点は喫したものの、大量11得点を奪ったNAGAREYAMA F.C.が、11-2で勝利しました!

栢野選手のミドルシュートは美しい放物線でゴールへ
相変わらずキレキレの寺内選手…今日は珍しくパスがズレるシーンも
途中交代で躍動した今山選手と高木選手

サポーターとしては…「おなか一杯」としか言えないような試合

いや、もう…筆舌に尽くしがたい試合でした。
11点て!!!(2失点はさておいて…)
本来なら「2失点するなんて!こういう試合こそクリーンシートを達成しないと!」と小言の一つも言いたいところですが、失点したらその後に2点を取り返してしまう凄まじさを見せられては…もう何も言えないです(笑)
まさか1部リーグでNAGAREYAMA F.C.の公式戦最多得点記録を更新してしまうとは…恐れ入りました。
※ちなみに過去の最多得点記録は3部リーグの第7節 FC GLANTZとの試合における10-0です
晴れの日限定で稼働するお手製の得点ボードも、今日は大忙し。得点ボード係に任命された娘は、大忙しの1日でした。

書くのが遅いので、連続して試合が動くと間に合わない(笑)
無理やりねじ込んだ娘に拍手
「13板倉」は完全に覚えたそうです(笑)

この試合、引き分けでも良しな相手に対してどう勝ち切るか。少しでも早い時間帯で先制点を奪って試合を動かせるか。そこがポイントだと思って観ていました。
前節では「ここから攻めたい!」という意図は見えたのですが、どうしてもうまくボールを運べずシュートまで持っていけない展開が続きましたが、今日の試合ではそこはしっかり改善されていました。
サイドバック、インサイドハーフ、ウイングの3人がしっかり連動してボールを運べていて。先制点までの間でも、シュートまで持っていける機会を多く作れていました。
序盤からテンポも速く、守備も高い位置から機能していて。特にFWに入ったボールをしっかりつぶせていたので、最終ラインを高く維持し続け、コンパクトな状態で選手間の距離感も近い状態で、攻撃を続けることが出来ていました。
1週間の間できっちり修正して臨める選手たち…やはり凄いです!!

両サイド、特徴は違えどSB、IH、WGの3人のユニットが良く機能していました

途中からお互いに攻撃に重きを置く展開になったので非常に面白い試合になりましたが、逆に大味な試合になってしまったので、今日の内容でここで良かった、悪かったを細かく語ることにはあまり意味が無いのかな、と思います。ですが、さすがに触れないわけにはいかないのは、やはりこの人!
我らがエースストライカー、#13板倉 航希選手!
孤立しなければ得点が取れることを証明した前半。
そしてスペースさえあれば得点を量産できることを証明した後半。
ゴールへの嗅覚、シュートの精度、フィジカルの強さ、ゴールへの執着心、爆発力…その姿、存在はまさしく台風。流山の風神ですね!
UNSTOPPABLE!!

ワンダーボーイ…UNSTOPPABLE!!

そして、交代で入った選手たちの出来も非常に良かった!
#4平久 将土選手、#6山室 伊ノ介選手、#8小野田 大樹選手、#14高木 一希選手、#17今山 育巳選手、全員が持ち味を出してくれていました。
今までとは異なるポジションで起用された選手もいましたが、しっかり期待に応えてくれていて。この試合の出来を見ると、今回起用されたポジションでスタートから、という選択肢にも入ってくると思います。ますます激しくなるチーム内での競争…いい循環ですね!
次の試合でも…大いに期待したいです!

後半は交代選手も躍動!
タイミングの良いオーバーラップ、正確なクロス…魔法の左足は健在です!


捌ける、運べる、奪える、そしてゴールも決められる、完璧超人。
サポーターも待ち望んでいた、高木選手のゴールでした!!

今回の試合、選手がどんどん新しいことにチャレンジしているのだから、応援している我々もチャレンジしないと!ということで、新しいチャントにもチャレンジしました。
我らが守護神、#1板橋 柊哉選手の個人チャントと、アップテンポのチャント…定番のスティング。直前にすり合わせてぶっつけだったのでたどたどしくなってしまいましたが、次回はもっと良く出来る感触はありましたし、何より楽しかったので良しということで(笑)
板橋選手が応えてくれたのが最高に嬉しかったです!

個人チャントは全員分すぐに…とはなかなかいきませんが、ゴールした選手、良いプレーをしてくれた選手には、出来るだけ名前をコールして想いを伝えたいんですよね。
とは言え、自分含めて遠くがなかなか見えなくなってくるお年頃のメンツも多いので、誰がゴールしたのかわからないことが多い悲しさ(笑)
今回は若い力を借りることが出来たのでだいぶ助けられました。。。
選手の皆さん、ゴールを決めた際には「俺だ!」アピールをしてくれればしっかりコールで返します(笑)

次は、7月21日(日)、Narita Unitedさんとの試合になります。
会場は姉崎公園サッカー場で、キックオフは19時です。
この試合で火のついたNAGAREYAMA F.C.の攻撃が再度爆発するのか!?
ここのところ、試合会場でお会いするメンバーは少しずつ増えていて。非常に嬉しいです!
次節も御多分に漏れず市原市でのナイトゲームになりますが、ぜひ現地で一緒に選手の背中を後押ししましょう!!

今週は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!

試合終了後、普通に選手とお話出来る…最高の瞬間です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?