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kurose music labo. 憂いと夏

◆NEFNEに関わる人たちによる自由連載《汽水域の人々》
雑貨屋&フリースペースのお店「NEFNE」で交わるひとびと。多様な執筆陣がリカバリーストーリーをはじめ、エッセイ、コラム、小説など好きなように書いています。


夏。
記憶の底に埋もれた季節は、子供の頃。
毎日が冒険のような日々だった。
あの頃の宝物は、歳を取り、大人になるにつれて、薄れて忘れていき…。
暑さと、喧騒に浮かぶ蜃気楼。
忙しなく動き続ける世の中に疲弊して。


ノスタルジーに溺れ、鬱々としたこの季節を楽しむために。

…わたしは夏が苦手だ。
だからこそ、好きな色をつけながら日々を送る。


前置きが長くなりましたが、今回は夏を彩るおすすめ音楽をノンジャンルでご紹介いたします。


Best Coast - "Feeling Ok"

アメリカのインディーバンド、Best Coastの楽曲。
Lo-Fi、ガレージ、サーフ系の音楽です。

イントロからもうたまらなくて、サイダーのように清涼感のある楽曲になっております。


Elephant Gym(大象體操) - Midway(中途)

台湾の3ピースマスロックバンド、Elephant Gym。
シンプルな編成、テクニカルな演奏。

夏の曲ではないですが、涼しげに鳴る音がここちよくておすすめです。


Khruangbin - "August 10"

アメリカの3人組の、
タイ、東南アジア、中東系の音楽に影響を受けたファンクグループです。
エキゾチックでメロウな楽曲が、夏の夜を彩ります。

聴いていると、自然と身体が揺れて気持ち良くなるのでおすすめですよー。


Seapony - "Into the Sea"

アメリカのインディーポップバンド。

Lo-Fi系のノイジーなサウンドと、甘いボーカルが堪らなく良いです。
海岸沿いをドライブしている時なんかに聴くとかなりフィットするかと思います。


sora tob sakana - "夏の扉"

アイドルグループ、sora tob sakanaのインディーズ時代の楽曲。
メンバーの子たちはおそらく当時中学生くらいで、この年齢の時期にしか出せない初々しさと甘酸っぱさが、たまらなく聴いていてここちいいです。


SUGAR BABE - "蜃気楼の街"

かつて、山下達郎や大貫妙子などがやっていた伝説のバンド、SUGAR BABEの楽曲。

夏ソングではありませんが、AORやシティポップ系の清涼感は暑い夏の季節にぴったり。
賑やかな街から逃げたくなる時に聴きたくなります。
忘れたい記憶、忘れたくない記憶、どちらをも抱きしめて、どこか遠くの街に想いを馳せながら…。


暑いこの季節も、過ごし方それぞれで色が変わり、違った風景が楽しめると思うので、体調に気をつけながらゆるゆるお過ごしくださいませ。

【今回の執筆担当者】
クロセ/写真を撮ったり、言葉を書いたり。
自称、音楽ジャンキー。国籍、ジャンル問わず、幅広く音楽を聴いている。

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