凝り固まるから美しい(こともある)
夜になってから外を軽く走っていたら、暖かいというよりもう暑い。冬のあいだはヒートテックに上着を羽織って走っていたのだけど、もう次からは上は半袖シャツ一枚でもいいかもしれない。
そんな感じで、最近は(多忙のあまり)しばらくサボっていたジョギングを再開している。余裕ができたわけでは全くないのだが、せめて走るくらいはしておかないと、そのうち身体がボロボロになるんじゃないかという危機感を覚えてしまったからである。
久しぶりに色々と動かしてみると、身体のいつものところがいつものように固くなっていて、己の癖というのは本当に変わらないものだと思う。無理にほぐそうとすると痛めてしまうことも多いので、とりあえずは徐々にゆっくりリハビリをしてゆくつもりだ。
こうして夜にちょっと頑張って運動しておくことの効用の一つは、もちろん翌日の作業の効率がぐっと上がることである。さんざん頭を使って脳が疲れ切っている時は、たいてい身体も動かしたくはなくなっているのだけど、そこで惰性に流れてゴロゴロしても寝付きは悪いし、翌日もその気だるさをずっと引きずってしまう。他方で、そうした「ちょっとダルい」時に、なんとか気合いを入れて走ったりすることのできた次の日には、むしろけっこう調子がよくなっていたりするのである。
ただ、これはものすごく個人的で微妙な話なのだけど、そのように定期的に運動して身体を柔軟にし、「健康」になってゆくということが、私にとって「よいこと」ばかりであるかというと、そこはなかなか単純には肯定できないところであったりもする。
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