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あくがれいづる魂の保持者のために――アニメ「平家物語」雑感(下)

 というわけで、アニメ「平家物語」(以下、単に「平家物語」という)の感想の続きである。前回は本作を褒め称えるための準備運動として、その難点について先に軽く述べておくつもりでいたら、驚くべきことにそれだけで記事が終わってしまった。まあ、おかげで「ストレッチ」は十分にできたから、今回は心置きなく本作を褒めた上で、そこから私が個人的に連想した話も最後に少しだけ書くことにしよう。

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