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そもそも「第一段階」が難しい

 のっけから胡乱な話で恐縮だが、たぶん私の話がややこしい(わかりにくい)のは、「瞑想的ヴィジョンの覚知を当然の前提としつつ、同時にそのヴィジョンに関する無反省な語り(態度)も批判する」という、第三者的に見ればおそらくは相当にアクロバティックなことをやっているせいだと思う。

 別の述べ方をするならば、私がやりたいのは、「この世の外側の視点をもちつつ、この世のことも真剣に取り扱う」ということなのだ。

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