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野蛮な一様性を武器とする権力者たちが「多様性を愛する弱者」を自称している

 昨日のエントリでは、「多様な価値観を保持する諸集団が相互に交流を頻繁に行うようになると、価値観が異なる人々のあいだでも共有されて交渉や合意形成が可能となる、数値で表せるシンプルな価値の尺度、たとえば金が重宝されることになる」といったところから話をはじめたが、「多様な価値観を保持する集団のあいだでも広く普遍的に通用する価値」というのは、当然ながら金だけではない。たとえば、ECなども、そのような価値、もしくは多様な集団間において共通して機能し得る capitalの一つである。

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