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螺旋シーソー

 目を覚ますと何やら夢の中で怒っていたようで、「あっ、これは世間に触れすぎてしまったな」と自分で気がついた。いろいろな人と話したり、社会について論じたりするのは楽しいし、私の人生にとっては欠かせない要素だが、それが立て込むとやはり「無明」が存在を侵食してくる。しばらくは、瞑想したり哲学の本を読んだりするだけの日々を過ごして、リハビリをしなくてはならない。

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