見出し画像

再び「自分の気持ち至上主義」について

 ツイッターで流れてきた上のブログ記事がたいへん興味深かった。Rod Dreherの “Live Not by Lies” という著作の内容を紹介しながら、宗教の欠如(神の死)がむしろ宗教的熱情を色濃く伴ったリベラル全体主義の苗床となる機序について、要領よく解説している。とりわけ、

宗教を失った人々が、「神からの規律」よりもむしろ個人の「心理的心地よさ」に忠誠を誓うようになったのです。

というフレーズは、私が書いた下掲の過去エントリの内容を思い起こさせるところがあり、個人的に強く印象づけられた。

ここから先は

2,639字
この記事のみ ¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?