SNSの(私にとっての)光の側面

 というわけで、一昨日にも山上さんと対談したばかりではあるのだが、今日もこのあと20時から、こんさんとのコラボキャスが行われる予定である。放送テーマは何を言っているのかよくわからない感じだが、いまのところ私にも(事前の打ち合わせ等はしていないので)話の内容はさっぱりわからない。ただ、こんさんは確実に「持ってる」タイプの人であるから、きっと今夜も刺激的で楽しい話が聴けるのだろうと思っている。

 なぜ実際に話す前からそんな予想ができるのかというと、私とこんさんの付き合いがそれなりに長いからである。既に大昔の話となったが、私は2009年のミャンマー渡航前にニコニコ生放送で配信をやっていて、こんさんと初めてお会いしたのもその時だから、もう軽く10年以上は続いているご縁になるわけだ。その当時から、彼は自身の内面に繊細な襞を抱えつつ、しかし持ち前の知性の高さによって、その柔らかい感受性に耽溺しきる手前で危うく踏みとどまっているといったような、魅力的な色気を漂わせた人であった。最近は、こんさんも立派な社会人として世間に適応した生活をされているから、そうした側面は以前ほど顕著に前面には出されないようになってはいるが、それでも彼の基本的な性向は変わっていないように思われるので、今夜もきっと、attractiveな話をしてくださるに違いないと勝手に期待しているわけである。

 それにしても、私がこのように十年単位で人との縁を継続できるというのは全くインターネット、とりわけその中でもSNSの存在のおかげであって、こうしたものがない世の中であったら、ずいぶんそういう面では苦労をしたのではないかという気がしている。もちろん、SNSなどがあるから他のことについて楽をさせてもらっているというだけで、それが存在しないなら存在しないで、別の形でなんとか適応したのかもしれないけれど。

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