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「選択肢を増やすだけ」ならば
(選択的)夫婦別姓の問題については、日本社会でちょっとした動きがあるたびにツイッターでも話題になるけれども、私のこの問題に対する考え方は一貫していて、定期的にツイートもしてきている。
個人的には、パートナー法の導入が望ましいと思うんですけどね。別姓はもちろん可で、また同性カップルも含むわけだから、現状の結婚制度における、離婚・親権・DVの扱い等における性差別もいっさい設けない。そうした完全に平等なパートナーシップが認められれば、「選ぶ」人は多いと思うんですが。
— ニー仏 (@neetbuddhist) October 31, 2016
これは定期的に言っていきたいのですが、「別姓OK、同性OK、そして同性カップルも含むわけだから、親権やDVの扱い等に関して、たとえ異性カップルの場合でも両者の間に一切の差異を実務レベルで設けない、二人の人間の全くフェアで平等な契約としてのパートナー制度」を速やかに導入してほしいですね。
— ニー仏 (@neetbuddhist) December 9, 2017
パートナーとしての公的な認定がないと、緊急時や相続の際に「親族」と同等の扱いを受けられなくなるので不便である、という主張は理解できるので、「同性や別姓のカップルは結婚制度に乗らなければよい」という話ではないのはよくわかる。ただ、そのように異性間の生殖を前提とした結びつきには限られない形のパートナーシップを考えるのであれば、現在の結婚制度を変更するよりも、上述のツイート内にあるような「二人の人間の全くフェアで平等な契約としてのパートナー制度」を導入するほうが、はるかに問題の解決には適した方策ではないかと私には思える。
そして、現状の結婚制度はそのままに残しておけば、これはまさに別姓・同性婚推進派の方々が言われる「選択肢が増えるだけ」の施策になるのだから、彼/女たちの論理に従っても、どこからも文句のつけようのない対応ということになるだろう。もちろん、子作りを考えている異性カップルの場合であっても、「二人の人間のフェアで平等な契約としてのパートナー制度」のほうを望むなら、そちらを選択すればよいだけのことである。
ただ、私としてはこの方針こそがベストであるように思われるのだが、なぜかこの主張にはあまり人気がないようで、上述の「選択肢を増やすだけ」と言われている方々も、基本的には現行の結婚制度の枠組みを変更することを専ら求めることが多いようだ。私としては、よりリベラルな形で「選択肢を増やすだけ」であるところのパートナー制度の導入に、そうした人たちがなぜ消極的であるのか、よくわからないところなのだが。
いずれにせよ、世の中の人たちがどのように考えようとも、私としてはこの方針を推していくことは変わらないので、今後も定期ツイートとして、このことは折にふれてツイッター上でも述べていこうと思っているところなのである。
※以下の有料エリアには、先月のツイキャス放送録画の視聴パスを、投銭いただいた方への「おまけ」として記載しています。今月の記事で視聴パスを出す過去放送は、以下の5本です。
2018年11月30日
2019年2月16日 part1
2019年2月16日 part2
2019年2月16日 part3
2019年2月18日
3月分の記事の「おまけ」は、全て同じく上の5本の放送録画のパスなので、既にご購入いただいた方はご注意ください。
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