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【質問】読みやすい文章とは何か? それをどう書くのか?【回答】

 グーグルフォームより、下掲のようなご質問をいただきました。

はじめまして、いつもニー仏さんのnoteや本を楽しんで購読しています。
私が、現在悩んでいることで、どうしてもニー仏さんの意見を聞きたいと思い質問させていただきます。

質問はニー仏さんのnote『隙のない言葉を紡ぐために――「メタ認知」力の鍛え方』で示された「隙のない文章」と「読みやすい文章(抽象的ですみません)」は一致するかということです。(例えば、隙のない報告書は論理的だが、そもそも文章が下手で読みにくい文章になっている場合もあると思います)
また、一致しない場合、「読みやすい文章」を書くための力は、どうやって鍛えれば良いかニー仏さんの意見を聞かせていただきたいです。
(ただ、一致しない場合でも、上記の2つの文章は完全に分けられるものではないと思います。無茶を言ってすみません)

ここからは少し、私の文章レベルを知っていただくために、私の文章にまつわる過去を書きます。
私は、義務教育期間と高校生のとき、常に文章を書くことに苦手意識を持っていました。義務教育期間は読書感想文に、高校生のときは小論文の練習に苦しみました。
いつも評価が低かった覚えがあります。

大学は、地方国立大学の理学部で、院進せず学部で卒業してしまったため、まとまった文章を書く機会がなく社会人になりました。(卒論はゆるい研究室でした。)

社会人になり、社内や社外とメールや報告書など文章を使ってコミュニケーションをとる機会が増え、腰を据えて文章を書く練習をしたいと思っています。
そこで、このような質問をさせていただきました。

お時間のあるときに回答していただけたら幸いです。

 引用部は送られてきた質問文そのままですが、これを読むかぎり、質問者の方が「文章が苦手」であるようには全く見えませんし、読者の方も同様に感じられたのではないかと思います。

 もちろん、直接の質問内容は冒頭にクリアにまとめられているとおり、

1. 「隙のない文章」と「読みやすい文章」は一致するか

2. 一致しない場合、「読みやすい文章」を書くための力は、どうやって鍛えれば良いか

という2点ですね。論理的で「隙のない」文章が書けたとしても、それが「読みやすい」とは限らないであろうし、そうであればさらに「読みやすい」文章を書くための訓練というものが必要ではないか、というご趣旨でもあろうかと思います。

 ご質問でふれられている私の過去記事は上掲のものですが、こちらのテーマはたしかに「隙のない言葉を紡ぐ」ということで、テクストの「読みやすさ」について主題的に扱うものではありませんでした。正直なところ、私自身が書く文章も人によってずいぶん好みが分かれるというか、「読みにくい」と不満をいう人も少なくないのが実情なので、あまり偉そうなことを述べる資格はないのかもしれませんが、せっかくのご質問ですので、私見をまとめてできるかぎりのお答えをするつもりです。

 回答キャスは限定放送にて、本日(9月17日)21時より開始いたします。こちらのエントリから取得できる視聴パスを入力して、ご覧いただく形ですね。放送終了後も、もちろんパスを入力することで録画をご視聴いただけます。放送中にいただいたコメントには、可能なかぎりその場でお答えしますので、何か追加のご質問や、あるいは本題の終了後に別の話題で話してほしいことなどがあれば、どんどん書き込んでくださいませ。それでは今夜21時より、どうぞよろしくお願い申し上げます。

※回答キャス終了しました。録画は下掲リンク先にあります。

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