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「全体」がなければ「一隅」もない

「一隅を照らす、これ則ち国宝なり」という有名な最澄の言葉があるけれども(『山家学生式』)、最近この言葉で大切なのは前段よりも、むしろ後段のほうなのではないかということをしばしば思うようになった。

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