暗い道の蜃気楼

　新居周辺に 6kmほどのジョギングコースを設定したので、軽く一周流してきた。引っ越し関係で10日ほどさぼっていたので多少しんどくも感じられたが、とにかく最後まで走りきることはできたので、定期的に続けていればそのうちまた楽に走れるようになるだろう。

　これまでも何度か書いているが、運動は私の人生にとっては本質的に重要なもので、しばらくやらないでいるとてきめんに色々と調子が悪くなる。1日、2日くらいならさぼっても体感的には何も変わらないのだが、一週間も身体を動かさずにいると、肉体のみならず精神のほうにも何やら澱のようなものがまとわりついて、仕事に取り掛かるのも億劫になるし、やっと取り掛かってもアウトプットのクオリティが明らかに低下してしまう。書いていて思ったけれど、これはちょっと入浴にも似ているかもしれない。一週間も風呂に入らずにいると、入浴を面倒がるタイプの人であっても、さすがに気持ち悪く感じることが多いだろうから。

　いちおう近所にあるジムにも入会していて、そちらでも週に2回以上はトレーニングをしたいと思っているから、できればジョギングもトレッドミルで済ませてしまいたいところではあるのだけど、最近は疫病禍のせいで有酸素運動をしている最中にもマスク着用が義務になっており、私はちょっとそれには耐えられないので、走ることだけは外でやることにしている。同様に感じている人は多いのか、ジムのトレッドミルは関東のそれも関西のそれも私の見た範囲ではガラガラなことが大半だったけれど、それでもマスクを着けながら気合で（？）走っている人たちはけっこういて、すごいものだなあと感心したりする。