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お手軽ドンパチゲー in サマセ2023(済)

 大作ラッシュ後あまり間が空いておらず、皆既にメインでプレイしているゲームを抱えているだろう。手軽なアクションで手っ取り早く気持ち良くなれるゲームを紹介。お使いとリスキーモブにダレて来た時、ヘヴィスマッシャーで金玉ブンブンに飽きた時、イナリウスの小者ぶりを腹に据えかねた時など、気分転換にどうぞ。



RIVE: Wreck, Hack, Die, Retry!

1480円→140円(-90%)

 メトロイドヴァニアでは無く、戦闘の楽しさに特化した2Dアクション。探索要素は無く、激しい戦闘と快適なリトライ性によって高難易度且つカジュアルなレベルデザインを持っている。ノリの軽いお話も相まって、手軽で、清涼で、爽快なプレイ感が魅力。


 弾幕状に押し寄せる大量の敵と、それを捌ききれるだけの火力を持つ自機が特徴。派手に火花が散り、バキバキドカドカと撃墜音が鳴り響くのが気持ち良い。加えてとにかくチェックポイントが頻繁。モブ戦1~2回ごとにセーブされる勢いで、瞬間的な難易度は高めだがリトライも一瞬。多少詰まっても、敵をバリバリ撃ち落とす快感に酔っている内に突破出来る。


 押し寄せる敵は一見すると無茶苦茶な苛烈さだが、ちゃんと見れば捌ける規模に計算されており、派手さの中に計算高さが光るレベルデザインSerious Samシリーズにも通じる物がある。一周3~4時間程度なのでサクっと終わり、手応えも確保されているので達成感もある。



Hunter X

1520円→912円(-40%)

 こちらはれっきとしたメトロイドヴァニアだが、フォーカスしているのはやはり戦闘の楽しさ。探索要素もちゃんと有るのだが、名高い名作達に比べると簡単で手軽な物になっている。(一部迷路の様に迷うマップがあるが)


 3Dスラッシュ系を思わせる気持ち良いアクションが特長。簡単爽快なコンボ判定がやたら強いパリィを駆使して敵を蹴散らしていく。ザクザクとモブを切り刻む気持ち良さと、手応えのあるボス戦が魅力。ストーリーは無いに等しいので、小難しい話に足止めされる事も無い。


 ボスの難易度はやや高め。雑魚を召喚したり画面に残る弾を撃ったり、プレイヤーの意識を攪乱するタイプが厄介。それでも『Hollow Knight』に比べるとアクション、探索ともにだいぶカジュアルで、手応えは有りつつもホロナ程に腰を据えて掛かる必要が無い。メインでプレイ中の大作と同時にインストールしておき、息抜き時にボス一体分ぐらい進めると双方良い感じになるだろう。



Minoria

2050円→820円(-60%)

 Hunter Xとほぼ同じコンセプトだが、ちゃんとストーリーがある事とメトロイドヴァニアとしては小粒である事が特長。一周4~5時間。


 瞬間的なプレイ感はHunter Xとほぼ共通で、爽快な戦闘パリィでゴリ押し出来る程好い手応えが魅力。ストーリーは可愛らしい絵柄救いの無いお話で、良い感じに虚無感と胸糞悪さを味わえる。


 手軽ではあるがアクションはしっかりしているHunter Xと、お話面でも魅せてくれるMinoria。メインで薦めているゲームとも兼ね合わせ、食い合わせの良さそうなチョイスを。Diablo4やってるならMinoriaでストーリー分を補給、BLUE PROTOCOLやってるならHunter Xで物足りないアクション分を補給とか。

 


Neon Echo

1700円→1496円(-12%)

 2Dのローグライトアクション。戦闘の爽快さやスムーズな操作性等の基本部分の良さに加え、ジャスト回避で発動するカウンターBGMオンビートで強化される特殊技等、戦闘を退屈にしないギミックが盛り込まれている。戦闘中に意識しておく物が多く、慣れても作業にならない。


 和アニメ風のキャラがひょこひょこ動く可愛らしさも相まって、コレ系の中では頭一つ抜けた完成度を持っている。永続強化やNPCの好感度上げ等、戦闘外で周回のモチベを稼ぐ要素も充分。キャラ自体の魅力も中々で、その可愛さを理由に「もう1RUN頑張ってみるか」という気にさせるクオリティがある。


 今後のアプデが絶望的であろう事を差し引いても、現行面と上の難易度まで含めればボリュームも及第点を越える。軽快爽快なローグライトキャラ魅力がモチベになるアニメ風世界は、重厚長大な大作ゲームの息抜きにも持って来いだ。開発が消えた事が気になる人も多かろうが、現行分だけを目的に買って問題無い。



バイオプロトタイプ

470円→418円(-11%)

 Wave形式のSurvivorだが、武器開発をフィーチャーした異色のサバイバー。スキルを習得して強化する代わりに、武器に様々な機能を付与して強化していく


 『3WAY弾』『ブーメラン弾』の様な”攻撃”と、『1秒に一回撃つ『弾が敵に当たると撃つ』の等の"発動条件"を組み合わせて武器を作る。数値的な強さで無く、繰り出す攻撃自体が大きく変わるので変化が劇的。単発弾をポツリポツリと撃つだけだった自機が、突如弾幕をバラ撒く様に変化したりする。


 地道にビルドを組み上げるのとは異なる、突発的で急激な変化が魅力。少しの強化で即座にプレイ感が変わるので成長が判り易く、他のSurvivor系には見掛けない刺激がある。一方で、玩具を弄り回す様なワクワク感が楽しさの源泉なので、純Survivor系としては大味。爽快だが、他作ほどの寿命は無い事にだけ注意。



Sniper Elite V2 Remastered

3600円→900円(-75%)

 狙撃の気持ち良さを抽出し、カジュアルに味わえる形に落とし込んだシングルTPS。旧態依然とした一本道のゲームだが、その古臭いデザインがエッセンスに直ぐに到達出来るという利点になっている。


 縦長の地形を組み合わせたマップが多く、一場面一場面を射撃場に見立てた地形が特徴。敵を見つけ、狙い撃ち、演出を楽しむを繰り返す第二次大戦風味の射的場ツアーだ。


 弾頭が肉を裂く派手な音飛び散る大量の血は、非現実的な程に派手で気持ち良い。自動回復を盾に強引に狙撃を差し込めるテンポの良さも噛み合い、手数に劣る武器で無双感を得る楽しさが詰め込まれている


 元々はそれなりの大作としてリリースされた本作。しかし射的場を巡る様なレベルデザインと、余りアクション性を求められないゲーム性故、メインゲームを他に抱えながらブツ切りにプレイしても余り問題が無い。一本道ゲームの古臭さは、今となってはプレイ感にブレが出ず、ゲーム性のコアへのアクセスが手軽という利点に化けている。


 現在のSniper Eliteシリーズは、一面一面を小規模なオープンワールドにしたゴージャスなゲーム性に変貌している。一方で、V2方向の楽しさはZombie Armyシリーズに受け継がれた。こちらもブツ切りプレイに問題が無く、半ばバカゲー、パーティーゲーの様なノリでプレイ出来る。V2が性に合った人は3~5よりも此方のほうが合う可能性が高い。お安く買える間にご検討を。



Kind Words (lo fi chill beats to write to)

520円→416円(-20%)

 放流型コミュニケーションアプリ。悩み事を書いたメッセージを放流したり、誰かが放流したメッセージに返信したりする。再返信は出来ない、後腐れの無い揮発型コミュニケーションが魅力。


 「召喚獣切り替え操作で脳がバグる」「盾剣弱すぎない?玉強過ぎない?」「イナリウス様が残念すぎてつらい」等、ゲーム中の疑問を吐き出すのにも良い。あまり口が悪過ぎると削除されるので、苛立ちを整理して冷静に書き出す必要があり、それが一時乱された心を落ち着けるだろう。英訳はDeepLに放り込めばOK。だいたい察してくれる。