見出し画像

脳と根とわたしのヴィジョン

今朝、受け取りたてホヤホヤの情報です。新鮮!
三脳バランス研究所内で出そうと思ったのですが、イラストの挟み込みができないので、こちらで出します。イエーイ。
まずは、全体図から。

左脳から見ていきます。(水色のところです)

左脳は、外側の世界に向けた機能が満載の脳です。

ちょっと超古代に戻ります。
微生物が古代の海でピコピコしてた頃へ。
まだ、世界には魚も動物も植物も生まれてきておらず、水中でミジンコのような多細胞生物だけがピコピコ泳いでいた時代です。

生物は、まず最初にエネルギーを得るための消化器官が誕生して、そして他の生物を捕食するようになり、獲物を見る目が必要になって、捕食する口の近くに目が誕生しました。パッと見て、獲物を認知して、すぐ食べるために、目の近くに神経がぎゅっとまとまったが作られ、発達していきました。

左脳は、そこから何億年もかけて、最後の最後に作られた、外側の世界への反応機関です。つまり、仲間とともに安全にいられる社会ができて、その社会でコミュニケーションをするための、機能が満載なのです。めちゃめちゃ新参。

左脳は、まるで外側の世界に葉を伸ばした枝のようです。
この枝は、ある意味で三次元空間に伸ばした、仮想の神経系です。
外側の世界を受け取り、思考し、反応して、社会のなかで生きていきます。
ある意味では、仮面。
うまく反応して、競争に勝ち、平穏を得るためにがんばっています。
そのは、右脳に伸びています。意識の根です。
外側の世界で得た情報や、自分のありかたを、右脳へと送り、右脳からの反応をフィードバックしてもらいます。

意識という区切りで見ると、左脳から出た枝が変化して、人の形の板状のものが身体を覆っています。

世界と右脳
(右脳で合ってます)の間に誕生したはずの感覚器官:「わたし意識」。
もとは脳内にあったと思いますが、外側の世界からの強い圧力で強化され、枝のように伸びて身体の外に引き出されたかっこうになっています。さらにそれが下に引き伸ばされて、身体の前面を覆う板のようになっています。
この板状の意識が「わたしたちがわたしと感じる部分」です。
いわゆる自意識です。

板状の自意識は、身体の外の三次元空間に引き出されていますから、そのなかにすでに社会が含まれています。
社会の中のわたし、なのです。
その板状の意識はこう信じています。

わたしがこの個体だ。
わたしが、生きている。
わたしの中には、わたししかいない。

この感覚が強くなりすぎて、右脳からのフィードバックを拒絶しています。
(古い脳が、ごちゃごちゃ、うるせーなぁ。社会のことわかってねえくせに。ここで生き抜かなきゃならないんだよ!)

左脳と右脳をつなぐ意識の根は、いまにもとぎれそうです。

右脳はこうです。(オレンジ色のところです)


この↑↑絵はぜひ、じっくり見てください。
この絵の状態になれれば、人生は超らくちんになります。

さて、右脳は、左脳よりも古い存在です。
古代的といってもいいかもしれません。
食うか、食われるかの世界で、周囲に意識をはりめぐらせ、戦うか逃げるかをエンジョイしてきた「勝ち組」です。(結局のところ、何千万年を生き延びてきたものの子孫ですからね)

社会ができて安全になったため、戦うか逃げるかの判断は不必要になり、奥に引っ込んだ感があります。代わりに左脳からの情報を得て、より奥の「腑脳(ふのう)」とわたしが命名した、最古の脳、消化器官まわりの神経系へと、情報を送ります。そしてフィードバックを受けます。

これは、おなかに意識を向けることで、なされます。
おなかってすごいんです。脳よりも先にできてたんですからね。

腑脳(ふのう)ヤバイ

「腑脳(ふのう)」からのフィードバックは、個体のものではありません。集団知、集合無意識、地球の生命圏ぜんたいからのフィードバックです。
こういう例え方をしてもいいかもしれません。
シャーマンが感じる、大地の怒りや、天の意思。
わたしたちが「地球」の写真を見るときに感じる、畏怖、愛、憧れのようなもの。

ですから、腑脳のフィードバックは視野が大きいです。
無理矢理に言語化するとこんな感じです。
「人の子よ、もっと身体を大切にしなさい。歩きなさい、食べ物を愛しなさい、喜びを表現し、笑い、踊り、世界に愛を返しなさい」
こんな意図がぼわっとまとまった感覚として、おなかにやってきます。

腑脳は、脊髄を少しのぼって、背中あたりから、背中の背後の空間へ向けて、意識の根を伸ばしています。
ダサイ言い方をすると、腑脳は意識のインターネットです。(ダサイ)
背中の奥の空間へ意識を伸ばすと、その向こうは、すべてがつながっているワンネス意識になります。

つまり、本来わたしたち人間の個体も、地球生命圏からの調整フィードバックを受け取っているはずです。
地球生命圏は、常に複雑なほう、ゆたかなほうへ進化し続けています。うごめく巨大なひとつの意識です。そこに、わたしたちのおなかも、つながっています。いまもです。あなたもです。つながっています。
生きよ、ゆたかになれ、世界を味わえ。
そんな大きなフィードバックがなだれこんでいるんです。

でも、気づけない。
社会が左脳を超絶強化してしまったので。
左脳から右脳への根っこが、とぎれそうなので。
いまこの瞬間の身体が感じていることより、思考が作り出す恐れや予想や後悔に、意識が夢中になってしまっているので。

やぁねぇ(ため息)

そんなわけで、三脳バランス研究所では、自動思考を止めておなかとつながる研究を明るく楽しく行っています。自分という身体のなかで、意識がどんどん変化して、つながりやカタチが見えてくる体験、おもしろいですよ。

今回のヴィジョンは、根とフィードバック、そして「わたし意識」の形がテーマでした。情報のなかで、三つの脳を同時に扱うのはたぶん、初めてです。
腑脳はまだまだ研究途中で、新たな発見が期待されます。
がんばれ研究員さんたち!(わたしもな)