AIと人間の脳について
先日、シュタインゲートゼロの第2話を見ていて驚いた。そこに出てきたアマデウスに使われている理論が、私が3ヶ月ほど前に思いついたものと酷似していたからだ。
人間の脳のニューロンは電気信号によってコミュニケーションを取っているのだから、その電気信号を解明できて、それをストレージに貯められたら、そしてそのストレージの電気信号記憶を脳に戻せたら、私たちのすべての脳を一まとめするビックデータが出来るのではないか、というものだ。
私はそのために、物質や現象を認識する上での必要最小限の情報のリストを作ろうとしていた。
例えば光。
これは明るさだけではなく、波長の長さで"色"が変わる。
例えば長さ。
例えば時間。
それらの情報を私たちの脳は無意識化で計算をしていて、色や速さなどの情報が意識下に出てくる。
特に、体の動きから得る情報も多い。
例えば、バナナの皮やツルツルと滑る床の上にいる時、「あ、滑る!!」という感覚。
滑る、というのは主に摩擦力の大きさに関わっている。だから、自身の重さと自分を動かす力の大きさ、そして接している床やバナナの表面の粗さ、が関わっているように思う。
しかし、物体の表面の粗さなんて、簡単にはわからない。
従って私たちの脳はどう処理をしているか。
それは、重心の傾きの変化だ。
重心の傾きは、自分の体のことなので感じやすい。
そして通常との比較。
通常これだけの力を掛けたらこういう風に進む。今回はこう滑りそうになったから、ここは摩擦係数が低い、という感じ。
私たちの脳は、ある数値がわからない時には別のものを使って演算しようとする、とてもクリエイティブなものなのだ。
人間の脳がやっていることは基本、通常状態との比較である。いちいち数字を使って演算していては時間がかかりすぎる。
(まぁ数字も比較的な要素で作られたものだけど)
それに代わってAIは、人間よりも演算能力が高いため、ある程度のレベルまでは演算で補うことが可能。従って、人間よりも高い正確さで動かすことが可能になるはずだ。
今のAIは演算と比較のバランスが悪いのだと思う。
もし、このバランスをうまく取れるようになったら、AIも安定するのかもしれない。
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