【ブラックメタルの話】戦争中にロシアのレーベルに通販したら不思議な力で荷物が弾かれたよ

※前記事のウクライナに続きロシア通販編です

　2014年頃にKhrysanthoneyからリリースの話が挙がっていたものの、レーベルが潰れたことでフィジカルリリースの話が流れ、デモ音源がアップロードされていたページもなくなり、幻となっていたイギリスのブラックゲイズバンドAdorn。このバンドの音源がようやくフィジカルでリリースされるということで、ロシアのDepths of Voidから2021年11月6日に予約注文。CDが2021年12月28日、レコードが2022年3月18日にリリース予定でした。

　リリース後にきちんと発送されたものの、詳細な理由を説明されずモスクワ空港からショップに突き返されたため、レーベルの中の人がFacebookやBandcampのフォロワー向けメッセージでプーチンに対しマジギレお気持ち表明していました（保身のためにスクショは貼りませんが）。その後もなかなか郵送状況が改善されず、ツテを使って時間はかかるけど何としてでも届けるからと言っていた通り、2022年9月15日に到着。ついにAdornの美しいメロディをフィジカルで聴くことができました。

　これは本当に重要なことなんですが、海外通販が危ないのではなく、危ないところに注文するから危ないので（今回中の人はしっかり対応してくれましたが）、実績がある別の国のショップに入荷するのを待った方がいいかもしれません。私は待てませんでしたけど。

追記
このご時世、ロシアやウクライナ、ベラルーシから荷物が届くと郵便局の人に怪しまれて本当にあってます？と聞かれたりするので、そういった意味でもやめた方がいいです。