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no.26:「帰国子女」という貴族、厳しいって!

「わたし、帰国子女だから」


と言われたことがあります。

「英語、お上手ですね」って褒めたら返ってきた言葉です。

「小学生の頃アメリカに住んでいたの、父の仕事の都合で」

はて?
私は会ったことが無い。
小学生の時にアメリカに住んでいたからと言って
40歳過ぎた人が、
「帰国子女だった」
それだけで
流暢にビジネスの場で英語を運用している人を・・・


能力は風化します

帰国子女という看板を、
大人になっても引き続き引っ提げたいなら、
英語を手放すわけにはいきません。

小学生の頃は
意識高い系の親なら
メインテインできる塾へ通わせ、
英語の習熟度クラスがある私立中学校へ通わせるでしょう。
それなりにお金も、本人の努力も必要です。
いえ、
本人の勤勉な努力、努力、そして努力です。

日本人は努力の足跡を見せたがらない


例えば「ぜんぜん勉強してない!」と言っていたにも関わらず、
テストで高得点を取る同級生。
裏では必死に勉強をしているんです。
帰国子女時代が小学校のどこかの時点で
終了している人も同じです。

例えば、タイの日本人学校に通っていても
「帰国子女」を引っ提げたいなら、
必死に英語の勉強をする足跡を残さず、
「英検1級」取るケースです。

帰国子女で且つ英語もできる


この看板を掲げている努力は見事ですが、
はっきりいって彼らは貴族です。
小さなころからビジネスクラスに乗り、
言ってしまえば海外旅行のような生活をしているわけです。

(中高年になっても帰国子女だった自慢する人は厳しいって!)


帰国子女からの
"disagree"反論は無いはずです。
私は身を持って知っています。

「いや、親の会社が中小企業だったからビジネスクラスは乗れなかったよ、私は」という方もいるでしょう。
けど、海外で暮らし、その地域の近郊を旅して、家族と異国体験ができ、一生の思い出が出来たではないですか!

それが、大半の「日本で生まれて生活して何十年」の人には無い経験なのです。

しかも、大昔は本当に海外で生活が出来る人は身分が高かったのです。貴族クラスです。
今も企業や団体組織の駐在員は、そこそこの身分や給料がある、「貴族関係者」になるわけです。

だから多くの日本人には
あまりウエルカムじゃないワードですね。
「私、帰国子女なんです」

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