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no.22:母親と仲良し娘はレアケース?

毒親とは決して口にはしないけど


母親が暮らす老人福祉施設からキレられた


せっかくの土曜日なのに
「母を病院へ連れて行く」という
ミッションで台無しになります。

母の話は今後たびたび [51歳の私に向けてのnote] で綴られることになりますが、この毒親っぷりは私の50年の人生で大きなウエイトを占めています。


境界性パーソナリティー障害をもつ母

「今日はお母さんを必ず入院させて下さいよ!
こちらからも病院へレターを作りますので!」


とカンカンになった施設のかたから電話を受けました。

どうやら母は入居者のおばあさんを追いかけまわして
娘(私と妹)の悪口を言いまくるので、
そのおばあさんは震えが止まらず、高血圧も深刻になって、
寝たきりになり、家族からクレームが施設に入ったそうです。

母は今、施設の大浴場もひとりで入っています。
普通はそんな特例はないのですが、
入居者が集団で施設に母のクレームをしたそうです
「施設のかたの悪口を聞いてられない、苦しい、助けてくれ」と。
泣きながら訴える老人も居たそうです。

レクター博士か!?

母はレクター博士のように人を不愉快にさせるのが得意です(隣の囚人を亡き者にせちゃうほどの巧みな話術は母にはないけど)

レクター博士っぽい顔を
母もしています

彼女を取り巻く全世界が悪なのです。
例えば、通りすがりの見ず知らずの人にまでいちゃもんを付けます。
本当にやばい人です。


何故、娘がニクイのか?

母は5年前に夫を亡くしてから、突然家を売却し、施設に入居しました
本当に驚きました。

実家に置いてあった卒アルとか、写真とか、成績表とかあらゆるものがそのままです。
以前から実家と親戚の家に巧みに入り込んでいた便利屋みたいな男性に売却してしまったのです。

(ちょっと分かりにくい構造ですが田舎の資産家や手広く商売をしているような家庭は容易に想像できると思います)

「勝手に家を売るな!電動自転車も置きっぱなし、私の卒アルもね!」と怒りたかったけど、一ミリも言いませんでした。私は怒りを抑えました。

もう、何十年と母の言動と折り合って生きて来たので、
口げんかになりそうな状況を生み出したり、
関わってはいけません。
すべての責任転嫁をさせられてしまいます。

当初は施設に移ったことを喜んでいた母です。
大きな大浴場、たえず人がいて活気があり、掃除洗濯炊事といった家事から解放されたと。

良いイメージ図

けど、私は不安でした。
母の精神的サポートを小さい頃からしてきたので、
「絶対に思い通りにならなくて、大暴れするぞ」と。

案の定、母は不満が爆発し、毎日のように入居施設の事務所へ怒鳴り込み、役所など様々な所へクレーム電話をしまくりました。

私たち娘も色々と相談に乗り、金融機関や役所に連れて行きましたが、そもそも筋が通っていない話で、何度説明しても母は分かろうとしません。
一旦合意するのですが、やはり蒸し返すのです。
絶対に自分の意見が通るまでし続けます。

毎日、毎日、人を巻き込んで混乱を起こす事が趣味っぽい日々。
「あ~また始まった」
誰も相手をしなくなりました。
すると、今度は親戚郎党、様々な人たちに娘の悪口を電話でかけ続けています。ケータイは「掛け放題プラン」ですから。

「最も身近にいる娘が私を助けないから、私はこんな目にあってる。家を勝手に売って牢獄みたいな施設に閉じ込められた!」
と大騒ぎと大ウソをついて、嫌なおばあさん全開で暮らしています。


嘘つきは病気?

私に対するとんでもない嘘が母によって吹聴されているので、
恥ずかしくて施設へ面会に行く事も、
親戚と会うことだって嫌なのですが、
長女なので仕方がありません。

母の日にカーネーションとお菓子を贈れば、周囲に
「また安い花を送ってきた!」と同じ悪口を何年も言うのです。
でも、私は何を言われても何かは贈ります。
贈らなければ、またエスカレートした悪口を言われるからです。

例えば、聞いた話によると
長女(私)を悪役にした作り話を他人にするのです
母は、
面白おかしい話を作って最高にエンターテインなストーリーテーラー
になろうと嘘をつくのです。
自作の嘘話の悪人が、何故か「私」なわけです。
もっと違う登場人物はいないのでしょうか?
まぁ、
「長女だから仕方ない」と落胆して自分の気持ちと折り合ってます。

私は当時日本で一番偏差値が高い私大に入り、
卒業後は仕事、結婚、出産をしているソコソコ真っ当な人生です。
悪役をやっている暇は無かった・・・と思うのですが、
母にとったら、そんな長女が大嫌いなのでしょうね。


70代の母が痴漢にあった嘘

嘘です。
母に騙された嘘です。

「助けて!知らない男が家に入って来て身体を触られたの!」
という母から泣き泣き電話が入りました。

私は大至急、車に飛び乗り、
母が住む市の警察署へ駆け込みました。

対応された刑事さんが調書(?)を取りながら、
こう言いました
「70代の女性が性被害に合う事はごく稀ですし僕は聞いた事がありません。よくお母さんから事情を伺ってください」

真相は未だに分かりません。

ただ、近所の男性が亡くなったばかりの私の父親(母の夫)の仏壇にお線香を上げたいから訪れたことは確かです。

これは母が私に言う事と、周囲にいう事、妹に言う事、全部が違う内容なのでもう風化した話題です。

しかし、いつもセクシャルな嘘なのです。


以前も入居施設から
「精神科に入院させてくれ!」と電話でお叱りを受けて、
いつもの精神科の先生に尋ねました。

「母はものすごい嘘つきなんです!それって病名は何ですか?」

「あ、性格でしょ」と医師。
もちろん、緊急性の高い状況では無いので入院はさせてもらえず、施設に帰ってきました。
でも、
優秀な精神科医だったら「なんでもセクシャルな事に結びつけて嘘をつく」というのは病気を深堀りできる興味深い症状だと思うのですが。


母は宗教に囚われていました

宗教です。
母の歪んだ人格を作りだしたのは、歪んだ信仰心です。
宗教自体が悪い訳では絶対に無いのです。
ただ、信仰する者が未熟過ぎるのです。

卒業旅行のお金を墓の購入費に充てた

母は自分の母親が信仰していた宗教を受け継いだ、
宗教二世です。
熱心に布教活動を行い、全てを信仰活動に費やしていました。

高校の卒業旅行で積み立てていたお金の返金を学校側に要求し、
そのころ売り出し中の宗派のお墓購入に充てました。
高校生なのに墓を買う・・・普通じゃないです。

それではこれから母を精神科に連れていきます。
ものすごく混んでいるので
帰宅は夜になるでしょう。


母親と仲が良い娘が羨ましい、心から

「どこに誰に相談したら良いのやら」
小さい頃から母に振り回されています。

毎晩繰り広げられた母親と父親の泥酔喧嘩。
警察や救急車を安易に呼ぶ両親。

私は
「大声が近所に聞かれて恥ずかしい」
裸足で家を飛び出る母を追いかけ、暗い夜道が本当に怖かった。

「母親の80歳の誕生日に台湾旅行をしてきた」という話を知人から聞いたときは涙が出るくらい羨ましかったです。

また変な母の話はいずれ。

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