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変わってるね!

こんにちは、こんばんは。

「変わってるね」って言われたことありますか?
むしろ、言われたことない人の方が少ないのでは…と思ったり。

そもそも「普通」ってなんなんだろう。

人それぞれ違う価値観を持っていて、その価値観のもの差しで相手を見るから、少しでもズレると違和感が生まれて、その人にとっての「変わってる人」になってしまう。

でも、その人もきっと他の人から見ると「変わってる人」。
って仕組みなんだと、わたしは思っています。

小学校中学年の時、クラスで少し大人びた子がいました。
難しい言葉を使って、他の子達に「それってどういう意味?」と聞かれる度、嬉しそうに答えていたり、近所のお祭りに一人で行って、後から来た家族を置いて、一人で帰って行ったり(親にひっつき虫だったわたしには、その一人行動がかなり衝撃でした…)。

そんな彼女の口癖は「私、変わってるから」でした。

変わってる…なんかカッコいい!わたしも言われたい!と強く思ったのを覚えています。

わたしのその願望は、成長するにつれて徐々に叶えられていきました。初対面の人からは「変わってるね」と言われるのが、もはやデフォ。

人と違うと思われることがなんだか嬉しくて、少し得意げになっていました。

「変わってる」を装備して上京し、いかに面接官に印象を残させるかを意識し、転職活動をしている中で、とあるデザイン事務所の男性に言われました「あなたみたいに変わってるアピールしてくる人って、山程いるんだよね。そんなことより、言われたことを正確にやってくれるかどうかが大事だから」と。

わたしの中の「変わってる」が恥ずかしいに変わった瞬間でした。

それから「変わってるね」と言われることに違和感を感じるようになり、冒頭の、じゃあ普通ってなに?に思考を巡らせるようになりました。

結局は、みんなそれぞれ「変わってる」部分を持っているんだと思います。それって当たり前のことで、いちいち気にするようなことじゃない。

その「変わってる」にお互い惹かれたり、惹かれなかったり。どちらに転んでも、なにかしらの関係性がつくられていくものなんだから、いちいち気にするようなことじゃない。

さて、この記事でわたしは、何回「変わってる」を使ったでしょうか?

おわり。

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