香水はお守りである

香りが人にもたらす影響って測り知れない。

しんどかったオフィスワーカー時代、新規営業とプロジェクトを回すので
毎日プレッシャーのかかる激務。
本当はずっとSOSなんて出てたし、ずっと胃は痛かった。
私が弱音を吐いて泣くのは自由だけど、納期は無慈悲に迫ってくる。
思い返せば、ずっとギリギリだったのかもしれない。

そんな中、私は毎朝香水をつけていた。
好きな香りに包まれるのは幸せだったし、
何より、なりたい自分になれる気がした。

凛とした爽やかなフローラルの香りをつければキャリアウーマンになれるし、
アンバーやバニラみたいな甘めの香りをつければとびっきり可愛い女の子になれる。
サンダルウッドみたいなウッディな香りをつければおしゃれさんになれた気がしない?

打ち合わせが3件入ってて、でも別で資料提出期限が迫ってて、、、
資料作成中に寝落ちして、絶望で起きた朝も、
香水をつけて「プラダを着た悪魔」に出てくるカッコイイ女みたいに出勤してた。

ニートになった今でも、その日のモチベーションを保つために必ず香水をつけている。
自分が頑張れるために、もはやこれはお守りに近いものに感じる。

誰かに気に入られるためじゃない。媚びるためのアイテムじゃない。
自分のためだけのお守り。

なんかめちゃくちゃロマンなんじゃない?

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