最近こころに残ったことば

最近何気なく触れて、心に残ったことばについて書こうと思います。

2つあるんだけど、それがなぜかたまたまお笑い芸人の千鳥がらみで、自分も驚く。私千鳥、好きなんだろうなあ。

1つはテレビ千鳥っていうお笑い番組の企画、「心に響く言葉選手権」にて。
芸人さんたちが「心に響く言葉」を考えて発表して、みんなでやいやい言う企画。

その中の麒麟の川島さんの言葉。

かわいいなぁ
皆で盛り上がってるときに気管に酒が入って
でも
流れ止めたく無いから
我慢してこっそり
死にそうになってる君が

ほっこりするやさしい言葉だなあと思う。

そしてそのあとの又吉さんの解説がよくて。
『本来不器用な人に対して、「我慢しなくていいよ」とも言わず、それを全肯定している。
自分も「気を使わなくていいよ」とかよく言われるけど、気を使っているのが楽なんだから「気を使うな」なんてルールつくられたらしんどくなる。』
(こんな感じ。ちょっと違ったらすみません。)

すごいわかる～。
「気を使わなくていいよ」
って、やさしさだとはわかっているんだけど、私は気を使ってしまう自分を否定されている気がしてしまう。
不器用な部分を否定しないで、ただそのまんまを受け入れて
「かわいいなぁ」って見てくれる。そんな存在がいるだけでとっても心強いなあって思うことがある。

川島さんのやさしさを感じました。
そして又吉さんの読解力というか説明力というか想像力というか、色んな力すごい。

何気なく観ていた深夜のお笑い番組で、番組の意図とはうらはらにうっかり感動してしまったのでした。

もう一つは、これまた千鳥の、大悟さんが言ってたこと。
なにかの番組で、かまいたちがゲストで出ていて。その先輩っていうことで千鳥がＶＴＲで出ていたんです。その中で大悟さんが話してた何気ない一コマ。

かまいたちの濱家さんと大悟さんは昔からよく飲みに行くらしいのだけど、濱家さんがすごく迷走していた時期があったそう。それに対して大悟さんは特に何も言わなかったそうで。
「右往左往している奴は、右往左往させた方がいいのよ。無理やり正さない方がいい。無理やり強制しようとすると変なほう行くから。」みたいなことを言っていた。

なるほどーーー

近くにいる大切な人が悩んだり苦しんでいるとき、つい、どうにかしてあげたい！くねくねした道をまっすぐにしてあげたい！と思ってしまう。
でもそれって、違うよな、、って。

くねくね迷っている人の道を、周りが真っすぐにしようとすると、それは余計ねじ曲がっちゃったり、その時は見かけ上整ったように見えた道も、あとから歪みがでてきたりしてしまうんだろうなぁ。
だって大切なのは、その本人にとって正しい道かどうか、だから。（むしろくねくねがいい！という人もいるかもしれない！）

だから見守って、その人が自分で道を整えていけるように手助けをすること、結局は周りの人にはそれしかできないんだなあって思うのです。

私はつい苦しんでいる人をみると自分も苦しくなってしまって、どうにかしてあげたいと思ってしまう。でもそれって本当に自己満足で余計な事。

自分に対してもそうだと思う。こころがいろいろ迷って、進む道がわからなくなって、くねくねしてしまったとき。むりやり周りに合わせて真っすぐな道に見せかけると、あとで絶対つらくなる。
くねくね道をうろうろしている最中、自分はすっごくつらいけど。それを経て自分自身で道を整えていけるようになることが大切だな、と思ったのでした。

そしてそしていつか子供を持つことができたら、自分で道を整えていけるように、そうなれるように全力でサポートしたいの思うのです。周りに頼りながらも、自分で立って、自分で歩いて。そして自分で道を作って進んでいけるような、そんな人になってほしいな。

話が飛躍した。。

日常の中で何気なく触れるものが心に響いたり。
なんでも人生の先生だなぁなんて思うのでした。