倉庫が美術館に! デポ・ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン
念願のオランダ ロッテルダムに行ってきました!
ロッテルダムといえば近代的な建築物と美術館。と思ってたら友達からテクノと言われ、そういえばそうだったなーと。
私の滞在していたエアビーはメトロCoolhaven駅のすぐ近く。ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館へはたった二駅という立地の良さ。
着いて翌日に早速行ってきました。
このデポ・ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲンは、本館大規模改装中の間の倉庫で、所蔵品がすべてここにあるようです。倉庫を見せちゃおう!なんてなかなかない発想。しかもこの外観。見るしかないでしょ。
ちなみにオランダの美術館は基本ネット事前予約必須と思っておいてください。小刻みに15分単位になってたりするとこもあります。事前にホームページを必ずチェックして予約しておいた方が良いと思います。
美術館は基本空いているところでゆったり鑑賞したいもの。なのでこれは良いアイデア。コロナが明けて人数制限の概念がなくなってきているけど、美術館に関しては続けてほしいなぁ。(先日のモネ展も……。あれは人多すぎてゆっくり見れないよ)
なお予約すると、すぐにメールでQRコードが入ったPDFファイルが送られてくるので、それを受付の方にスキャンしてもらえば入場できます。
運動不足で体力がない母が一緒だったので、今回は階段を利用せずガラス張りシースルーのエレベーターで移動。
1〜5階まで美術品展示室と倉庫、バックオフィス的な部屋があり、倉庫の方は内覧ツアーに申込ば見せていただけるようです。
展示物は絵画が多く、彫刻や衣装、陶器などもあり幅広いイメージ。途中3か4階に草間彌生のInfinity mirrored roomがあって感動。前に東京の個展見に行った際にはなかったような??(忘れてるだけかも)
ちなみに建物内にいたスタッフに写真撮影OKか確認したら問題ないとのことで、途中からさくさく撮ってました。
この展示方法が斬新すぎて。
裏を見えるようになっていて、たまにらくがきというかメモ的なものが書かれているのがあったりして、なんか特別に裏方を見せてもらったかのようなものすごい満足感。
重厚感ある美術館の壁に架けられているのとはまた違った良さのある展示方法だな、と思います。倉庫ならでは!?
作者名やタイトルは裏にあるので、これ誰の絵だっけ?→裏を見る。 を繰り返してました。今までにない楽しみ方。
この中にブリューゲルのバベルの塔(小)がひっそり混じっていて三度見しました。他の絵画も普段こんなふうに並べられるようなことがない名画ばっかりなんだろうな。
名画だらけの中で一際目を引いたのがこれ。
誰の!?と裏を確認したら、ダリでした。この絵は知らなかった。
このデポは美術館らしからぬ美術館で名画を堪能できるレアスポットだと思います。本館の改修が終わったあと、ここがどうなるか知らないけれど、とてももったいないのでこのまま展示を続けて欲しいなぁと願っております。