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『NecoiRo』の由来

こんにちは。NecoiRoです。

今回のnoteは『NecoiRo』のショップ名の由来について。

minneのレターにも投稿した内容なので、もし既に読んでくださった方がいらっしゃったら重複する部分が多いのでスルーしていただいても大丈夫です。


自分のショップを開く際にたくさんの時間をかけて考えたのが
この「ショップ名を何にするか。」というところ。

あまり長すぎず、読みやすく、でも自分を表せるもの。

アルファベット表記が何だかかっこ良くていいな、なんていう思いもありました。

遡ること約10年前。

当時高校2年生だった私は、インターネットでプラバンの世界を知りました。

小さくてカラフルで可愛いこれは何だろう。
どうやって作っているのだろう。

『私もやりたい』という思いに至るまではあっという間で、プラバンアクセサリーの本やその他の材料を両親におねだりし、本についていた型紙を使って見よう見まねでパーツを作りました。

初めての時、実はお家にオーブントースターが無くて、電子レンジのオーブン機能で何とか縮まないかと無謀な挑戦を繰り返し、当然うまくできなくて半べそをかいたことを良く覚えています。

見かねた母が電気屋さんに連れて行ってくれて、オーブントースターをプレゼントしてくれました。

母は最初からトースターも買って良いよと言ってくれていたのですが、当時アルバイト禁止の高校に通っていて自分でお金を稼いだことがなかった私にとって、本や材料を既に買ってもらっているのにトースターまでお願いするのは申し訳なかったのです。

それに熱しやすく冷めやすい性格のため、正直プラバンへの興味がいつまで続くか自分でも自信がありませんでした。

今年でプラバンを始めて11年目になりますが、今振り返ってみても二十数年間生きてきた中でこんなにずっと熱が冷めずにわくわくすることはプラバン以外に無いと思います。

母は何事もやりたいと思ったことはその時にやったほうが良いと常に背中を押してくれる人で、トースターも「今やりたいんだから。今買おう。」と言ってくれました。あの時頑なにオーブンでやり続けて失敗を繰り返していたら、もしかしたら飽き性の私はプラバンを諦めていたかもしれません。

何度も何度もくしゃくしゃになってボツになっていたプラバンが、本の写真のように綺麗にシュルシュルと縮んでいくのがたまらなく嬉しくて、思いつくモチーフを思いつくままに作り続けました。

今でもそのトースターで作品を作っています。少し大げさかもしれませんが、無くてはならない、私の大切な相棒のような存在です。


少し時がすすんで大学生のとき。
母のお友達である画家さんの個展に作品を置いていただけることになりました。

初めての販売。
そこで出した作品が、今ではNecoiRoの看板商品になっている「猫のピアス」でした。

たくさんの柄の猫を、今と同じようにやっぱり3つセットにして販売しました。


『自分のショップの名前は、自分の原点にしよう』


その想いから連想して

たくさんの、ねこ。

いろいろな、ねこ。

いろとりどりの「いろ」、いろいろの「いろ」、、、

『ねこいろ』


綴って読むだけだと結構単純な由来で、書く程のものではないのかもしれませんが、様々なジャンルの作家さんたちのお名前を見たり、日常からヒントがないか周りを見渡したり

たくさんの時間をかけて辿り着いた、とってもお気に入りの、これからも大切にしていきたいショップ名です。

このnoteを読んでくださっている方の中にはプラバンに興味があってやってみたいなと思っていらっしゃる方や、これから自分のショップを開こうと考えていらっしゃる方もいるかもしれません。

おこがましいですが、このnoteや、これから更新していくnoteが、そんな方たちの些細なヒントになれば良いなと思います。

NecoiRo

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