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TRPGとか読んだ本とか

この記事は みすてむず いず みすきーしすてむず (4) Advent Calendar 2023 12/23の記事です。

阿まねです。専門はITではないですが情報をちょっとだけかじっている人です。苦手意識がないくらいで用語もわかってないです。英語容赦なく翻訳に突っ込むけど英語文章に出くわしても嫌じゃないし読むみたいな。

このサーバにはITへの興味と、自分の引き出しを増やすため、用語や時勢だけでも耳に入れておこうと思って入ったのですが(なんとなく耳に入れておくと本腰入れたときのハードルが下がりますよね)、ITに限らずいろんな話(みなさんの興味や他の専門、雑談)を聞いて楽しんでいます。

その中でもTRPGお好きな方とか、TRPG気になる方とか、TRPG好きそうな方とかいらっしゃるな……と思ったので今回機会を頂いて紹介します。

あとこのアドカレ登録時の過去の私が「読んだ本について」と書いてたので多分今年?読んだ?と思った面白かった本の話をします。小説です。


TRPGのすすめ

TRPGとはなんだ?

テーブルトークロールプレイングゲーム、略してTRPGです。
「TRPGとは何か」「ロールプレイとはなにか」という説明は実際に遊んでいる人にとっても永遠の課題ではあるんですけれど、私は「電子ゲームのRPGをアナログでやるもの。乱数(当たり判定やダメージ計算、ランダム要素等)はサイコロを転がす」と説明します。

ルールを決めて参加者はキャラクターを作り、キャラクターを動かしてイベントをこなし、サイコロを転がして何かを見つけたり、気づいたり、敵を倒したりしながら、そのゲームで想定された遊び方、ゴールを目指して進みます。

覚えがある方は覚えがあると思うんですけど、子供のころとかにカードゲームをみんなで自作して対決する……だんだん相手より強い攻撃力や耐久力(HP)のカードを作って、インフレが起きて……飽きて終わる、みたいな。
ルールやゴール(遊び方)があるって大事ですね!

ルールやゴール(遊び方)

このルールなんですけど、ボードゲームや電子ゲームがそうであるように、遊びたい世界観(ファンタジー、SF、ホラー、ミステリー等)や遊び方(敵を倒していきたいか、キャラクター交流を楽しむのか等)によって設定を変えた方が楽しそうですね。
と言うことで、TRPGと一口にまとめても、世界観や遊び方に合わせていろんなルールがあります。世界観・遊び方・ルールを含めてTRPGでは「システム」と呼びます。遊ぶためのシステム用のルールブックが販売されています。
「つまり自分でルールや世界観を作ることもできる?」そうです!同人システムを作っている人もいます。

TRPGのここが楽しい!(主観)

・キャラクターを自由に作れる。台詞なども自由。(アナログなのでルールに設定されていない部分は自由に決められる)
・サイコロを自分で振るので賭け事に近いハラハラ感
・大体のものが対人ゲームなのでみんなでボードゲームや人狼、電子のパーティ・パーティーゲーム等と同じくワイワイ楽しめる

TRPGって何が必要?

・ルールブック(1グループに1冊、理想は1人1冊)
※みんなでルールを確認したくなったりもしますので、1人に1冊あるとベストです。特にオンラインだと、1人にルール確認の手間が集中することを防ぐ、ルールがわからないままカンストする人がいないように1人1冊を求められることがあります。
・友達
・サイコロを振ったり意思疎通するための何か
⇒オフラインで行う場合はサイコロ+対話しても差し支えない場所(借りれる会議室とかTRPG可能なカフェとか誰かの家とか)
⇒オンラインの場合はサイコロを転がすツールや、チャットまたは通話ツールがあると良いですね。

結構必要なものについてはルールブックに書いてあることが多いです。
オンラインツールはこういうのがあるというのはいくつかあるのですが、ちょっと個人の宗教観としてどれかのツールを「広くTRPGを勧める記事」みたいなところで一部のツールのみを推したくないと言うことで割愛します。(ツールを勧める記事とかならいいんですけどね……:muzukashiihanashi:)

ルールブックはいろいろあるらしい……これについては後述しますね。

システム(ルールブック)の紹介(一部)

ちょっとここからは私の偏見で一部紹介するのを許してほしいです。
この世には法人が販売(または絶版も含め)しているものだけでも100種以上あるのですが、どういったルールブック、世界観があるのか。価格とか、サイズ感とか、出版社とか、何処で売ってるのとか(通販あります)。
これさすがに具体例なくては説明難しくて。

●ファンタジー冒険
「ソード・ワールド2.5」「アリアンロッドRPG 2E」など

●SF
これはスウェーデン発なんですけど「ザ・ループTRPG」とか……子供が主人公でSFアイテムとの交流を描くTRPGです。海外から輸入するTRPGも日本初のTRPGもありますね。

https://conos.jp/product/the_loop_trpg/

●ホラー
「マルチジャンルホラーRPGインセイン」など
コズミックホラーだと「クトゥルフ神話TRPG」(みすてむずでも何か聞くみたいな話はありました)とか。

クトゥルフ神話TRPGについては流行りが特殊なので補足しておくと、たぶん6版(クトゥルフ神話TRPGクラシック)がおそらく同人活動が活発でユーザー人口も多いのですが、7版(新クトゥルフ神話TRPG)が最新版です。どちらを買うべきか、いつもおすすめするのに迷います。何も考えなければ最新版がおすすめなんですけどね。遊べる相手が探しやすいとかも確かに重要ではありますね……。クトゥルフ神話TRPGは海外翻訳で厚みもあるので決して安くなく、だからこそおすすめが本当に難しい。結論はまだ出ていません。
7版はクイックスタート(無料お試し)で遊ぶこともできます。シナリオも1本ついてきます。

●ミステリー
「バディサスペンスTRPGフタリソウサ」「捏造ミステリーTRPG 赤と黒」など

●無料でオンラインで読め遊べるもの
「りゅうたま」「エモクロアTRPG」など
りゅうたまはファンタジーRPGものです。物理書籍も買えます。エモクロアはホラーです。

この項最初に話した通り、システムは100以上存在しています。異能もの、アイドルもの、日常もの……いろいろあります。例えば同じ冒険ものでも世界観やルールが違ってこっちの方が自分に向いてるかも?とそういうのもあるかもしれないですね。
邪神に立ち向かう異世界ヤンキーとか、女の子を終末世界でゾンビにするんだけどその女の子が主人公とかそういうのもあるんで、結構ピンポイントで好きなものに出会えるかもしれません。

検索してホームページを読んでもよし、遊ぶ相手が必要なので(これ結構切実で)みすてむずでオススメを聞いてもまた楽しいかもしれないですね。
私の推しですか?さっき上げた「バディサスペンスTRPGフタリソウサ」と、女の子を終末世界でゾンビにするんだけどその女の子が主人公(永い後日談のネクロニカ)です。後者はR-15なので特にグロが苦手な方はホームページ閲覧時トップ画像注意してくださいね。

読んだ本について

今年読んで「おもろかったな……」と思った本について載せていきます。ただ今年読んだのか若干怪しい。

ミステリー

『メインテーマは殺人』
アンソニー・ホロヴィッツ著
なんでアンソニー・ホロヴィッツを今まで読んでなかったんだー!?となった一冊。この一冊で惚れこんでしまった。
ホームズとワトソンを彷彿とさせるバディもの。
公平で丁寧かつ自然なギミックの出し方がなんとなくアガサクリスティーを彷彿とさせるのでそれとなく作者の生い立ちを調べてしまう。
引き込まれるギミックを初手に自然と公開するところ、綺麗にはまっていくピース、フェアプレイな根拠と推理、ミステリーとしての緩急だけでなくバディの緩急やキャラクターの緩急もよく、ホームズとワトソンの影をみることもあり、ひたすら面白い作品。それは帯に1位とか書かれるわけですよ。

『殺しの双曲線』
西村京太郎著
実は初西村京太郎。ドラマの西村京太郎もほぼ未試聴で。
アガサの『そして誰もいなくなった』を大胆にオマージュ。飽きのこない展開・構成に舌を巻きます。
館ものってロマンで面白くて人が死に始めてからは本を閉じれないのですが、登場人物が覚えにくい、誰かが死ぬまでちょっとダレる……などありがち。この本はそういったところをすべてカバーしサクサク読めます。すぐ読み終わってしまった……。
個人的に終わり方がとても好きだなと思います。

SF

『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』
フィリップ・K・ディック著
アンドロイドと人間の違いを著者によって定義されている……気がする本。
世界観説明が明確にされているわけではないのにすんなり入っていけるところが素敵。明確な説明が入るわけではないのに「きっと主人公は電気羊に対してこういう感情を抱いているんだろうなあ」という変遷が何となく伝わるのもまたすごい。この著者の世界観が好きになっちゃうと他の本も読みたくなってしまう。

その他

『ラブカは静かに弓を持つ』
安壇 美緒著
もともと私がチェロとサメが好きなので表紙に惹かれてジャケ買い、熱いうちに読みました。
読みやすく丁寧な文体、描かれる感情とあえて描かれない感情の塩梅。展開。全て好みでした。後半ノンストップで読んでしまう。
最後に参考文献が並ぶことすら物語の一部のような気がして綺麗でした。

『熱帯』
森見登美彦著
いやこれは読み終わってないんですけど。
熱帯という本が作中出てきます。これが読み終わる前にいなくなります。この本をめぐる話です。哲学やホラー、不思議ワールドの方の森見登美彦の作品です。分厚めの文庫なんですが緩急がどうとかじゃなくて、ずっと面白いから不思議です。森見登美彦のきつねのはなしとかペンギンハイウェイとか宵山万華鏡あたりが好きな人は好きなんじゃないでしょうか(多分。
読み終わってないのは紛失したからです。

番外編

2022しか手元にないんで流石にこれは去年読んだと思うのですが、思いだしたので良かったら紹介させてください。

『Jミステリー』シリーズ
色んな作家著
2022と2023があってspringとfallがあります。日本の著名なミステリー作家の短編ミステリーアソートです。ミステリー初心者、ミステリー作家開拓したい方におすすめ。好きな作家に出会える気がする。すごく贅沢な1冊だなぁと毎回思います。2023を手に入れて読みます。

以上12/23担当でした!

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