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劇場版【Jewel☆Ciel 対Gran☆Ciel】〜追憶

お披露目から5年半が経つ、オリジナルメンバーが皆卒業するというタイミングで一度、七星のブログに平行し少し思い出を巡ってみたいと思う


2018年

2018.8.12
らぶどるネーサンの24ヶ月連続ワンマンも終盤戦へと差し掛かる中、当時人気の中心にあった安藤笑がらぶりーさんを脱退後、鳴り物入りで始動させたグループ…というのが当時の下馬評であった

にゃん魔さんとしては当時さほどの興味は無かったのが正直なところであるが、安藤笑の推しボーイに連れられてキネマ倶楽部へ行った所がしえるの始まり、一応俗に言う最古参組のひとりではあるが王道のキャッチコピーの下披露されたベビサマのチープさには当時プロデュースサイドのビジョンが不明瞭であると嘆いたものである

8.12 お披露目イベントより


2018.11.9
この日のにゃん魔さんは兎角運が悪く、無敵の北陸新幹線がまさかの2時間大遅延というお目当ての公演を見ることができずキレていた
そんなにゃん魔さんをSofmapのインストア公演へ誘ったのはこれまた安藤笑の推しボーイであった
持ち曲が少ないながらもリリースを経て確実にカタチになってきているパフォーマンスに感心したものだが、なにより最後にメンバーひとりひとりから届けられたスピーチからは「本気で打ち込んだもの」にしか醸すことができないハートを感じとれここで自身がしえるを見る目がガラリと変わった事を今でも憶えている
中でもりりあが喋った内容にとても共鳴し即日推しメェン…指名をさせてもらったのだが、はまだななの「何で笑ってんですかぁ〜😭」のインパクトが強すぎた為に今となってはりりあの名演説の内容をまるで憶えていないというのがリアルな話である

2018.11.9 推しメェン…誕生の日

2019年


2019 1.1 「19」

年が明けて2019年、この年は3度のワンマンと2枚のリリースがあったと記憶する

1stワンマン「蒼の向こう」

2019.2.2 【CielのC】

この日の昼帯で開催された佐野友里子の生誕の中で当時の推しメェン、愛迫みゆの卒業を悟った事も重なり、ただ前へ前へ進んでいくしえるのワンマンを全身全霊で楽しみ尽くすという気概でフロアに立ったことを今でも憶えている
お披露目当初、方向性というかコンセプトがイマイチよく理解らないという所からスタートしたしえるがしっかりとワンマンをこなしてくれた事が嬉しく、ちゃんと楽しえるした翌日上半身がガッツリ筋肉痛だったのも良い思い出であるホーミングサイリウムに傳谷英里香が如く憤慨したのもまた良い思い出(?)である

2ndワンマン「ナツオト」

2019.6.6 【ナツオトのN】

2回目のワンマンであるが、リリースの過程から磨いてきたナツオトのパフォーマンスが今日のGran☆Cielへ至るまでの大きなポイントだとにゃん魔さんは考えている
ビート&エモーション、R&B風にB&Eと呼称するが、リリースでの度重なるパフォーマンスを経て想いを楽曲へ宿す術を身につけたしえるにはナツオトより更にB&Eの許容値が大きい閃光Believerのカバーは面白いと思ったものだ
ブレイク時に↓↙←↓↙←+強Pで3ゲージ使用して飛んだのは後にも先にもこの時だけである
お披露目の閃光Believerはこの後、感動ナミダ→閃光Believerという必殺パターンを確立し、このコンボは攻めのしえるの代名詞となるが、閃光Believerを自分のモノにしていく安藤笑にしえるの成長。成熟を実感していく時間が嬉しかったものである

アシタミライ リリースイベントより

3rdワンマン「アシタミライ」

2019.12.21【CielのC(再び)】

ナツオト→閃光Believer→バンドカバーを経て現行のしえるの礎となっているビート&エモーションパフォーマンスがカタチになってきた中、実際に初めてバックバンドを入れて行ったワンマンである
今となったから言えることだが当時のことを思い返せばこの段階ではまだ生音で演る必要性は無かった
またプロデュースサイドのやりたがりだろうという見解もあったことは否定しないが、将来への投資、チャレンジとしては本当によくぞやってくれたものだと感謝の念に満ちる
ここでバンドとの親和性を提示したことで、今のGran☆Cielが完成したと言って過言ではない
当時としてはあっちゃんのジャジーなアプローチが苦手だったり、群青のジャムが耳を突く痛さだったりとにゃん魔さん的には造り込みがそうも好評じゃなかったのだが、この後チームとして成熟していった事はしえるの音楽を語る上で外せない
余談だがひらっちがバンド紹介でカム・トゥゲザーを弾いてたのが小洒落てると感じた事が未だに記憶に残っている

2020年

2020.1.1 「20」

今年もよろしく!!で始まった2020年、この年に発生したパンデミックが世界を変えてしまった

2020.2.23 りりあ生誕
推しメェン…そっちのけでちーとふざけている

推しメェン…の生誕の翌日から始まったアルバムのリリースイベントを最後に世界がカタチを変えてしまった

楽しみにしていたバナナホールもリリースイベントも全て頓挫してしまうカタチとなる
にゃん魔さんは職業倫理の下に私権の制限を大きく受けてしまう職種ということもあり容易く遊びにでる事もできなくなってしまった
無観客のライブを配信で観て、チャ!で乳繰り合う新しい生活様式に順応していく中で発表されたちかこっこの卒業

かつてのるーちぇがそうだった様に何かこのメンバーならずっと続けられるのではないか?という盲信を横薙ぎにするような知らせであった
ただ先の長い人生、その岐路に立つちかこっこの選択にやいのやいのと思うことは特になく、ただただパンデミックがない世界でしえるとしての時間を全うさせてあげたかったというスケールのデカ過ぎる想いだけが溢れたものだ

2020.6.27 ちかこファイナル

なにかこう振り返って文章にしていると遠い人になっちゃった感じもするが、大きいライブにはまあ必ず居るしえるファンだし、TLで元気に欧州サッカーのファンガールをやっているので妙に身近な存在に感じるのが不思議であるがちかこっこについて抱いていた印象は【元祖、しえるの天才児】

とにかく音楽的なセンスに優れている、Ifの話だがもしちかこが今でもしえるに在籍していたとして、利根川氏は佐藤千花子と牧野真琴のどちらをキミスキの歌いだしに採用しただろうか?という妄想トークでビール1㍑は楽に消費できる
個人的に特に印象に残っているのはTIFのスカイステージの中継「ラインからマイク音声引っ張ってない?」って生歌の程度がモニターレベルでわかってしまう配信環境の中ひときわ才能を見せつけたのがちかこっこで、踊りながら歌っているのに発声にまるでブレがなく持って生まれた音感の良さを見せつけてくれていた
動きの面で個人的に好きだったのは明日へのサビ、ぴょんぴょこ跳ねている姿が強く印象に残っている
後に天音七星から笑われる事となるが、にゃん魔さんは常時酒気を帯びている為「教育上よろしくない大人」の自負の下あまりちかこっこには近寄らないようにはしていたものだが、りりあは容赦なくちかこの前でも酒を飲む女だった為に考えすぎだったか?と考え直すこれを書いている今は2023年、ちかこも酒が飲める歳になっているというのだからそりゃにゃん魔さんもじじーになる、くわばらくわばらだ

2020.8.16 安藤生誕

にゃん魔さんが現場へ再び訪れる様になったのは夏の話である、その頃には一色すーが加入した新生しえるに変わっていたが、すーは救急車で運ばれていった為に挨拶をするのは9月の新木場となる
で、その日は突然やってきた、にゃん魔さんをしえる現場に連れてきた安藤笑の推しボーイと新木場へ向かったその日だ
はまだななは足を負傷しており着座でのパフォーマンスであった、固定はまだの前にレスを強奪しに行く等自由奔放に遊んでいたにゃん魔さんであったが安藤笑の口から予期せぬ“おしらせ"を聞かされた頃には真顔アニキと化していた
はまだななは静かに泣いていた、にゃん魔さんはフロアの端へ行きアシタミライの鳴るフロア全体を見渡していた、当たり前にあった蒼のペンライトに埋まるフロアも当たり前の光景ではないのだと心へ焼きつけていた
アシタミライのパフォーマンスを終えフロアを後にするオタク達が放つ悲しみのオーラを今でも忘れない、扉の外で特典会をやっていたネージュちゃん達が「なにがあった!?」と驚くほどのお通夜ムードであった
失礼な話にはなるが、せっかく長い時間をかけて造りあげてきたものも崩れ去る時は瞬く間だと感じた
安藤笑というアイドルの存在感はそれほどのものであった

時は流れ、再びにゃん魔さんが外へ出れなくなっている中でもしえるはツアーを敢行していた
現場へは出れないながらも配信でその姿を追いかけていたが、ここに来て気を吐く残留メンバーの姿にとても胸を打たれたものだ
特に怪我から復帰したはまだななの覚醒というのはこの後のしえるを大きく変えた
今でこそはまだななといえばダイナミクスの権化、全身全霊全力アイドル、ビート&エモーションの代名詞といえるAJのトップオブトップであるが、にゃん魔さんは名古屋公演のはまだななを忘れることはない
やり方が真っ直ぐなのである、これは他の3人についてもそうであろうが視覚的に特に印象に残ったのがはまだななであった
“安藤笑のグループ"と揶揄される中はじまったグループにおいて、安藤笑が特別じゃ無くなっていく、Jewel☆CielがJewel☆Cielになっていく時間の果てに完成した“安藤笑が特別じゃないJewel☆Ciel"
5人が駆け抜けた日々の事を想うと、後にGran☆Cielへ改名する意味合いにも理解が及ぶ

年末に安藤笑の卒コンが催された、にゃん魔さんは年末に一度だけ東京へ行くチャンスがあったが、安藤笑の卒コンは配信で見届け、残された4人の方へ顔を出した

目まぐるしく過ぎていくパンデミック禍の世の中にあっても、続いていく、続けてきたモノの意志を尊重したい意思表示であった

さて、その後とやかく言われる事も多い安藤笑であるがまあそれなりに目にする機会も多いしなんなら1年に1〜2回はふらふらと顔を出す
掴みどころのないオネエチャンだけど、なんだかんだライブ中にガチの顔色へ変わる瞬間が嫌いじゃない
閃光Believerを徐々に自分の手中へ収めていき、ベビレのカバーからしえるの閃光までブラッシュアップしていく中に彼女の本気が垣間見れる瞬間が好きだった
なんだかんだ間接的にとはいえにゃん魔さんがしえるにめぐり逢うきっかけをつくったその人なので今夏に催されたかがやきフェスにて感謝を伝えてきた
ただその中でもハルナンデスの名前を挙げてちょいちょい刺してくるあたりは流石である

2021年

2020.12.31 「21」

不思議なもので、どれだけ高尚な事考えようと人の心は時間の流れに比例して減衰していく
不定期に訪れる緊急事態宣言とにらめっこをしながら、気がつけばしえるの現場にはほとんど顔を出さずに時間だけが過ぎていった

牧野、望月を加えGran☆Cielへ変わったのもこの年、一色すー子に新メンバー2名を麺類に喩えてもらった状態で配信を見ていたが、塩ラーメンさんとサンマー麺さんという喩えが秀逸過ぎて笑った憶えがある

ちなみに今現在にゃん魔さんが2人を麺類で例えると牧野魔魔が白湯麺、きみなはカルボナーラである

この年は思い返せば何故??となるぐらい本当に縁がなかった、絶対にナツオトでマサイをするぞという強い意志のもと望んだ関ケ原という名の常滑でもすー子がコロってポシャった件が特に記憶に強い

そんな中訪れたすー子の脱退
これも理由が理由だからなんとも言いづらい
外様しえらーを自認していた事からはじめましての時に「見慣れない〜おじさん〜」と閃光おじーばーを歌いながら挨拶へ行った以降「おじさん」と呼ばれた記憶しかないが、ちかこの後に入ってきた2代目天才児がにゃん魔さんはわりと好きだった
なにせ歌唱が深い、出自を聞けば後年加入する上丘に近い部分はあるが当時は見ていて楽しい天才型の典型だと認識していた
在籍歴が短いながらも強い印象を残してくれているすー子だが、芸名を変えた時にもう一度にゃん魔さんへ衝撃を与えてくれているがそれはまた別の話
のびのびと自分のスタイルを大切にメジャーデビューを目指して頑張ってほしえるね

2021.11.27 今亡きZeppTokyo

2022年

きっかけの1つで止まっていた時間は動きだす
厳密な話をすれば、止まっていたのはにゃん魔さんなのであってしえるは時間を重ねていた

1月、来訪を予定していたツアーの初日が今度は天音七星の罹患により中止となる
つくづく縁がないとは思いつつも、新人が2人加入するということで勿論配信はチェックしていた

これも馬鹿正直に書くのだけれど、実は上丘小林の伝説のデビュー云々よりもにゃん魔さんは配信を見ながら、成長したきみなの圧倒的な破壊力をもつボーカルにうんうん言わされていたり、七星ちゃんがグレちまっただ…の1件にふたりのデビューの印象が案外薄かったりする

そんなこの年のしえるはじめは極寒の山中湖、しかも入場列が捌ききれないクソ中湖のためテニスコートの向こうからゾンビの如くフェンスに張り付いて新生しえるを眺めている所からのスタートである
つくづく縁がないモードもここまで続くと足りないものが何かが逆に明確になってくる

3.20 「フジサァン」
実はこの時のデタラメな遠征体験に何かが目醒め
後の新生姜デタラメ遠征につながっているのである

そんなこんなで特に何をするわけでもなく夏が来る、にゃん魔さんはひとつだけ後悔している事があって、今後同じ後悔を絶対に繰り返さない様に行動しようと思わされるきっかけになったリキッドのワンマンが行われた夏だ

まこはん、きみなの重ねてきた経験がグループに個性として定着しGran☆Cielが本格的にパフォーマンス出来る様になった所に上丘小林の2人がもたらした化学反応、やっている事はブレずにずっとしえるなのだけれど今までにない力を感じる快演だったのである

配信で見ていたのに心が踊った事は鮮明に憶えている、何故ナツオトマサイに執着しリキッドを選択しなかったのか、後にも先にもここまで後悔した事はない

悔しかったので関ケ原では人目を憚らずひとりで飛んだ、りりあの(なにやってんすかw)みたいな目線が優しかった

7.23.24 関ケ原

野外専用兵器みたいになっているが、完全に気持ちがしえるに帰ってきた事を実感した夏となった
この時はじめましてのりんかりんかが猫を被っているのを知るのは後の話となるが、化けの皮が剥がれたりんかりんかとたまに「縁」について話す機会がある度にその正体が心の動きである事を確認する

と、再び動き出した時間を嘲笑うかのように運命とは時に残酷なもので通常周期より半年早く持病が悪化しだす、しかし付き合いが長い病院ではあるのでステロイドで封殺することに成功したので、意気揚々とまこはんの生誕のチケットを買ったその翌日今度は別件で病院へ運ばれそのまま入院する事となった

つくづく縁が無いといえばこれは笑えないか
悲しい話だが絶食を強いられ、原因不明の状況下並行して猛威を振るう持病の薬を控え病室に閉じ込められていると色々と弱るみたいで完全回復までにはかなり時間を擁することとなった

そんな中で発表された当時オタクとして本籍を置いていたらぶどるの惨状、楽しかった夏が一転どうしてこうなった?秋に様変わりである

退院して職場復帰してすぐではあったが、気晴らしにもならないけど一度現状を確かめに行こうと足を運んだのが渋谷公会堂で行われた色々と物議を醸すAJ杯であった

この時の事をあまり細かく語った事は無かったが、リキッドで見せた魔法のようなパフォーマンスが本物だということにとても感動した
注射を刺しとけば10分程度で発作が治まるので日常生活には大した影響はないと言いながらも、久し振りに浴びる大音量の音楽には神経が敏感に反応して感情とは無関係にバグった様に涙が流れるクソ仕様な身体といえばやばい状態であるが、今にして思うとそれは錯覚で、どう考えてもしえるのパフォーマンスに感銘を受けて感動ナミダしてたと思う
愛迫みゆの卒業を覚悟した2019年の事を重ねる様な心情ではあったが、前へ前へ突き進んでいくしえるのエネルギーに心底助けられたと思う

ルーチェまで見終えた後で、会場票をしえるの封筒へスラムダンクした
この日が境だっただろう、止まっていた時間が動きだした夏、しえると共に進んでいく道を選んだ秋

縁とは心である

2022.10.2 数年ぶりの集合
🧂「あっち(らぶりー)行かなくて良いの??」
😼「今後こっちに顔出す機会が増えるやろうでよろしく」

この後は次第に体調も良くなり、無事にAJ杯も完走
崩すことが出来ないと思っていた牙城を崩すことに成功し翌年に控えたワンマンの先に広がる景色に胸が踊るまま2022を終える

2022.12.11「縁」

2023年

2023.1.1 「普通」

あたらしい年、あたらしい場所
希望に満ちた始まりのようで、述懐すれば激流に揉まれ続ける1年だったと思う

1月早々に事は起こる、詳細は伏せるが通称【上丘鈴華スイカバー事件】またの名を【とんがりんコーン】
理由や内容は上丘だけが知ってれば良いので書かないけれど、しえる結成後初めて特定の誰かに私情込みでとても深く肩入れする事となった
ステージとフロアで立ち位置は違うけれど、同じ方向を向いて突き進む中で縁がキズナへ変わった様な気がする
これは上丘の背中を押している様で自分が信じて生きてきた道が正しかった事の証明でもあるというか、ひとりのアイドルを通してとても内省的な経験をさせてもらえたと思う
考え方が似ているからこそ起こった出来事である
後にりりあとその話をしていたら「完全におじさんだった」と言われたが5年も経てば丸くなるよね
それだけ長い付き合いとも言えるだろうか

2023.1.29 3rdワンマン Future

久し振りにバンド編成のしえるを生で見たが、生音の良さを身体が思い出した、音圧こそ音楽の真髄、あっちゃんに夢中になってたらりりあに背後をとられる、通り過ぎたと見せかけた上丘に背後をとられる等、2度も背後をとられたのは生まれて初めての経験だった
リキッドのワンマン以降培ってきた熱を纏うパフォーマンスが上丘小林の成長を伴って次のステージへ進んだ事をはっきりと感じとった
この時初披露のつなぐ🧑‍🤝‍🧑、特性(個性)に応じちゃんと上丘へ美味しいパートが配分された事が嬉しくて馬鹿みたいにチンパンクラップ(8分)しちゃった事とFirst Starで魂のドッヂボール(クロスレンジ)が発動した事が良き思い出である

3月、春が来て新譜のリリースイベントもはじまり、珍しく初日から参加したにゃん魔さん
翌日の横浜からはチェキのマスクが無くなり長い夜の夜明けを感じる事となった
らぶりーねえさんの現体制終了をもって本籍をしえるへ移し、さてこれからという時に事は起こる

きみなの離脱である
ただしえるに関しては仲間意識が非常に強く、見捨てるなんて事は絶対にないということがわかるからただただ信じて待つ他なかった

まこはんにだけは伝えた事だが、上丘小林をきっかけにしえるに帰ってきたにゃん魔さんだが、縁がなかったとそう躍起にならず空白の2021年を形成してしまった事を若干後ろめたく思っており、まこはんやきみなに重点をおいて立ち回ろうと画策していたリリース期間だったので面食らった部分もあるが出来ることをやるしかないという心持ちであった

専属のグランシエラーとして迎えた初めての春
キミスキのなにか箱鳴り感がある暖かなトーンと初夏の香り、空の色と空気が混ざり合いこの時の記憶と深く結びついている
今にして思えば、リリース中にりりあがポスターに書いた“永遠"という文字から目を背けていたのかもしれない
キミスキを聴く度に楽しい記憶が永遠になっていく事を感じ取ってしまうから実はにゃん魔さんはキミスキが大嫌いだ、大嫌いで大好きだ
にゃん魔おじさんの実写版ナツオトというわけである

2023.5.28 「誕生日SP」

そして迎えた夏

まずは上丘の生誕、経験を経て1人前のアイドルへ成長したりんかりんかの姿を見てこれからは対等であることと、これからはりりあやハルナンデスと同じステージに立つことになるということを伝えた
七星ちゃんへは横並びで頑張れ頑張れと伝え続けて来た経緯はあれど、ここまで弟子を見るような目線で肩入れしてきたのは上丘が初めてかもしれない
先述のりりあにいわれた「おじくさい」に関してもはや否定のしようがない
対等とは言いつつ後日譚ではあるが、ブックサンタのエピソードをブログで読んだときに少し嬉しくなったのは秘密である

2023.7.9「スイカバー事件」

それから1週間後
ZeppShinjukuでのワンマンで発表された3人の卒業詳細は以前にもnoteで纏めたので割愛するがほんとうになんとも言えない気持ちになったせっかく歌舞伎町に宿をとっているのに飲みに行く気はまるで起こらなかった終わりから遡る事で初めて存在と向き合える、それはその通りでだからこそ今を大切に積み重ねていくというのは普遍的な認識論ではあるが、だからこそ目を背けていた終わりを逃げる余儀を与えられずに突きつけられた事に3人の存在の大きさを改めて自覚させられる事となった

どこぞの神父も「覚悟があるから幸福なのだ」と宣っていたが、最期を見届ける覚悟を抱いた日となった

2023.7.16 「無」

覚悟の下、夏の日は続く
しえると過ごす2度目の関ケ原、願いを歌う七星ちゃんが何を考えていたか?とか靴をフライアエーさせるはまだななだとか上丘鈴華1周年だとか色々と思い出はあるけれど、あの日、天に突き上げた拳をにゃん魔さんは忘れない、最高のイエッタイガーであった
徳川ステージに立つことは叶わなかったが、これはおいおいもぐみが叶えてくれることを祈っている

チケットが無いだ何だと直前までバタバタしながら迎えたかがやきフェス、何故か再販の叩きでガチバトルしていた所まで含めて良い思い出である
運営サイドが出演者のリクエストを募っていたので臆する事なくしえるを推薦して良かったと心から思える
いつもは東京で見るしえるをホームタウンで見れる事がとても不思議で良い経験となった
願い続けることを止めなければいつかは現実になる日も来る、これもひとつの縁なのだと感じる

アトジャエクスポ、これは配信で見ていた
きみなの帰還、これは本当に嬉しかった、7人居てこそのしえるだということはファンのエゴなんかじゃなくことしえるに関しては本当にそうなんだと言い張れる、にゃん魔さんもとにかく嬉しくてきみなの「Future〜」を聴いた瞬間「これなんすよこれ」と嬉しすぎてクソデカ大声で叫んでしまったが、にゃん魔さん以上に嬉しそうにこの夏いちばんのパフォーマンスを見せる七星ちゃんの姿には俺の大好きを俺以上に大好きでいてくれてありがとうの気持ちで満ち溢れた、だからしえるが大好きなんだよと言いきれる幸せである

そして岩下の新生姜遠征、これについてもnoteに纏めたものがあるので割愛する、アトジャで復帰したきみなと再会できた事が嬉しかった事とまこはんに対する好きを再確認できた場所だと思う
きれいな思い出として書いているけど、運転が壮絶すぎて道中野沢那智ばりに奇声をあげ散らかしていた事はその救いようの無さも含めて一生忘れることはないだろう

余談だがこの時にお土産で購入したEBの岩下の新生姜fuzzは後に運命的な出逢いをし即購入したMXRのSugarDriveと組合わさり思い出Driveラインとしてにゃん魔さんの足元でメインの歪を担っている(🎸)
ピンクの筐体としえる色の筐体、新生姜遠征の時に七星ちゃんと裏テーマに挙げていたというか七星ちゃんに指定された「ピンクのとこだけどキサマは蒼Tを着て来い」を彷彿とさせ笑える

2023.7 関ケ原「俺を討ち取れ」
2023.8 金沢「若い力」
2023.9 栃木「my new Gear」

翌週には待望の牧野生誕、1年越しのリベンジである
流線メトロノームという楽曲にまこはんのルーツを感じとった、詮索はしないのだがとても大切にされている楽曲だということはA3を捨てて最後列から見ていたのでよく理解った
まこはんにちょこちょことルーツについて伺おうと思ってはいたものの、まこライブ!は現状「いっけなーい!!うち学校を中退してもうた〜、これからいったいどうなるの〜??」で打ち切りとなり学校を中退しただけの女になってしまっているが、でも今ステージに立っている牧野真琴ってアイドルが全ての答えであって、実際に回を重ねる毎ににゃん魔さんを魅了していったのだからそれで良いのである
牧野真琴ってアイドルはパフォーマンスに全てが宿っていた、この後にAJ杯やワンマンツアーを巡る事になるのであるが、そこでの立ち姿がにゃん魔さんのハートを掴んで離さなかったのは彼女のアイドルに対する向き合い方、生き様が籠もっていたからなのだろう
「それこそが本物だから」と歌うまこはん、なぜそのワンフレーズにああも胸を打たれるのか?
今だからこそその正体が理解るのであるが、音楽を構成する要素に説得力というものがあるなら牧野真琴ってアイドルが存在するってその事自体を指して説得力と呼べるだろう
本当に愛してやまない立派なアイドルである

2023.9.16 「だいすきまこ」

月日は流れ秋
覚悟が決まったからといえ、金沢市民が当たり前のように全通するにはテレワーク可能な職種へ転職をするか油田をマイニングするしかない訳だが、無論それらは現実的な事ではないのでいつもの如く七星ちゃんに相談を持ちかける

真面目な話をする時、以前からにゃん魔さんは決まって七星ちゃんだった
結局七星ちゃんの要望通りには動けなかったのは大人の事情なんだけど、似顔絵色紙は大切に飾ってある(せんきゅーるまね)

話は逸れるが「しえるでいちばん可愛い子は??」と聞かれた際ににゃん魔さんは決まって「なぁたんだよ」と答えていた事は全くもって知られていない
推しメェン…に隠れ実は陰でいちばん乳繰り合っていたのがなぁたん説があるが否定はしない
くそ真面目で頑張りやさんなんだけど末っ子属性が中々強く、真面目な話をするのは決まって七星ちゃんだとか言いつつも反面いちばん子供扱いというか可愛いね可愛いね(急にIQが低下するのは仕様です)してきたのもなぁたんだろう
夢を追って雪原から東京へ出てきて、色々とへこたれる事もあっただろうし、思い描いた夢の軌跡を歩むことは出来なかったのかもしれないが
ただ、ちー亡き後のしえるを先頭に立って引っ張り続けグループを今日の姿へ育て上げたなぁたんにはとんでもなく感謝している
ツアーを終えた後に「俺が愛したしえるは俺を愛してくれた」なんて月が綺麗どころじゃない怪文書を送りつけたものだが、にゃん魔さんが大好きな今のGran☆Cielをまとめあげてくれたのは彼女で間違いはない
りりあとツープラトンでいぢめちゃったりもしたけれど、基本的には愛してやまない俺の七星である

ツアーファイナルへ向けて予定ができた所で、後は駆け抜けるだけである

同時に進行していたAJ杯でもそうであるが、この頃しえるのパフォーマンスは極致へ達していた
自分たちで培ってきたスタイルは誰にも真似ができない域へと達し、B&Eと初期に銘打ったビート&エモーションのスタイルはバーン&エモーションと評するに値するまで完成度を高めていた
勿論メンバー7人それぞれに対する愛着も月日の流れに応じより深いものへと変わっている事もあり、ずっと好きだったモノが長い時間をかけて本当ににゃん魔さんが愛してやまない時間へ変わり、毎週末幸せだと思える時間を過ごす事ができていたのだと思えば本当に感謝しかない

メンバーも自分自身も今あるこの時間を大切にできていたからこそである、覚悟があれば幸せなのである

ツアー名古屋公演を終え、AJ杯はファイナルだけ現地へと赴いた、これは1年前の感謝と今を闘うしえるへのエールという側面もあったのだがやはり1位を狙うと公言して臨む舞台だったからここぐらい加勢しない事には面目が立たないという想いもあった
ここで感動したのは夜明けに頼らずに、オリジナルで勝負してきたこと、特にフィニッシュにつなぐ🧑‍🤝‍🧑をもってきた点、自分たちが自分たちの力で大切に育ててきたGran☆Cielを最後に見せてくれた事が嬉しかった
数字自体はただの記号であるとか、序列をつける事自体にさしたる意味は無いという価値観はにゃん魔さんもよくわかるのだけど、それでもその数字を造るのだって人なんだから無価値って事は決して無い、これも立ち場と目線の話なのである
だからにゃん魔さんは公言して掴んだ1位が嬉しかったものである、終わったから言うシリーズだがファイナルの会場票ははまだななへスラムダンクしている、偉そうに言う事でも無いがにゃん魔さんなりの手向けである、にゃん魔さんの票がなかろうと勝っていただろうが、数字は人が造るものということであの数字にはミリかナノか単位でにゃん魔さんの気持ちも含まれている、ほんとあの泣き虫が大きくなったものだとまたじじーみたいな事を言い出してしまうがまあ5年も経てば丸くなる、これはお互い様にだながはは😼wwww
昔、根が良い人だと公言するのは営業妨害だとかって冗談を言い合ってた記憶があるが、失礼な言い方をすると誰かの為にやっていた風にも感じるアイドルが、気がつけば主体性を得て周りに影響を与えるアイドルに成長していた
ツアーファイナルで「自分が好き」と語るはまだななを見て「つくづくいい女だよ」と思った事はナイショである
しえるははまだななの成長物語を見届けた今、偉大なトップオブトップへ敬意を表す

ツアーは続く、大阪公演
牧野真琴の卒業発表があった直後の公演だ、寝起きで一報を知ったにゃん魔さんは悪夢かと思ったがその日の内に受け止めた
名古屋公演での話であるが、にゃん魔さんは集合チェキのサインというのは例外なく推しメェン…へお願いするねこ野郎なので、次代のしえるでは誰にその役をお願いするのか??という話をりりあとしていたその矢先の出来事であった
おそらくその役を担ったのは牧野真琴か上丘鈴華のどちらかだっただろう
しかしあれだけステージに立つ姿が大好きだったまこはんが推しメェン…(2代目)になる未来が断たれた事実を、仕方ない、縁がなかったで片付けてしまうのは自身の行動原理や信条からしてとても許容できるものでは無かったのでこの日急遽推しメェン…(2代目)に就任してもらった
これは100%にゃん魔さんのエゴなのであるが、その事について両名とも(初代、2代目)受け容れてくれた事に救われたのもまたにゃん魔さんである
繰り返すが縁とは心である、大阪公演も幸せを感じながら終える事ができた

そして遂に迎えるツアーファイナル
現体制のしえるとはここでお別れすると決めた公演であり、長々と書いてきたこの文章においても最終章となる

とはいえ特段長々と書くことは実は無い

「にゃん魔さんの大好きがにゃん魔さんの大好きのままそこにあった」

本当にその一言である
りりあにだけボソッと伝えた感想ではあるが、色々な卒業、現体制終了を見てきたから最高潮のまま最期を迎えられることがいかに幸せなことであるか

ありがとう、すべてのCiel

と、vsの題で書き始めたのにシン・グランシエルの様に終わっちゃうのもアレなので

推しメェン…ことりりあについて
途中、メンバーとのエピソードを挟みそれぞれに思いの丈を書いてきた記事であるが、りりあについて13000字が差し迫った最終盤にようやく登場である
夢咲りりあ、絶対的な推しメェン…にして実いちばん対等というかフラットな関係性

エピソードがない訳ではないのだが、呼吸をするぐらいに自然な感覚でにゃん魔さんの人生に存在している不思議な娘なので反面Twitterにしても何にしてもりりあ個人について言及する機会が案外と少ないのである

知っている人は知っているがにゃん魔さんはブレることなくりりあ推しである、しかし上述の関係性から一見するとはまだなな推しにしか見えないということはよく言われてきた事である

なので卒業が発表されてからの残された時間は意識して徹底的にりりあ推しとして生きてみる道を選んだのであるが、最後の勇姿を見届けた後で感じるのは敢えて肩肘張る必要もなく、推しメェン…は推しメェン…だということである

同じ空間を感じ、同じ熱を帯び、同じ空を見る
それだけで通じ合うなにかがあった
彼女を推しメェン…に指名したときから何も変わらない、全て感覚なのである、存在そのものが推しメェン…

りりあにだけ一度直筆で手紙を書いたことがある、2020年の生誕だったか、かくかくしかじかでりりあが好きだよって内容だったと思うが何を書いたかは流石に憶えていない、しかし多分今書いていることと内容に差は無いだろう、りりあはりりあでにゃん魔さんはにゃん魔さんだから

だからりりあに伝えたいのは今日までずっとにゃん魔さんの推しメェン…で居てくれてありがとうということである

りりあが瞬間を永遠とする事を指して「永遠の推しメェン…」を自称したかの答え合わせはしていないが、共に過ごした時間は一生の思い出としてにゃん魔さんの心に刻まれているから夢咲りりあは紛れもなくにゃん魔さんの永遠の推しメェン…だ

ツアーファイナルで歌った“僕らは"が心の奥深くまで届いている、これからの人生を歩む中で心はいつまで憶えているだろう

ここまでしえると出逢ってから5年半の事を振り返ってきてみた、文字数が増えすぎてしまってもアレなのでできるだけ手短にと意識はしていたが、現代に近づくにつれどうしても文量が増えてしまうものである

2022年を過ぎてからの文量の増加が顕著であるが間違いなくターニングポイントとなった年である
縁と覚悟という言葉がよく登場しているが、趣味である推し事に全力で居させてくれるしえるには本当に感謝している

上丘鈴華もよく書いている事ではあるが、大人になってからこんなに何かに必死になって打ち込める事が他にそうあるだろうか?という反語

勿論無いことは無いだろうが、趣旨としてはしえるはしえるに対し、ファンはしえるに対し一生懸命で居る事を受容しあえる環境、本当に愛に満ちていると思うし、しえるとしえらーが創り出す一生懸命な人にしか到れない領域で魂と魂で対話ができる様なライブ空間が大好きだ

「俺の愛したしえるは俺を愛してくれた」と述べたツアーファイナルの感想であったが、有り体にいえば「しえると駆け抜けた日々は紛れもなく全力で青春だった」ということである

記憶の中を巡る旅も終えて、いよいよにゃん魔さんのツアーも終わりを迎える

過ぎ去りし日々にサヨナラを
やがて訪れる未来へ向かって
ありがとう、すべてのJewel☆Ciel vs Gran☆Ciel

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