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ディズニーの変節と横暴には辟易する

常々思うのだが、ディズニーはアンデルセン作品をはじめ、作品の改変をやりすぎではないか?
都合よくストーリーを変えたり、登場人物や町に勝手な名前をつけたり。

特にひどいのが、アンデルセン作品。
リトルマーメイド、つまり人魚姫などは全然違う結末にされてしまっている。
原作では、経験の浅い女の子(人魚姫)が男に惚れて、そこに詐欺師のような魔女に付け込まれる。
そしてさまざまな苦労の結果、彼女の愛は王子にはついに届かない、ということの切なさを原作者アンデルセンはこの作品で描いて広く世界に伝えたかったと思うのだ。

…それを…
なんでハッピーエンドなんだ?
登場人物たちも、へんな名前を付けられて。
あのアニメは、存在してはいけないんじゃないのか…?
「雪の女王」に至っては原型をとどめていないほどだ。
アンデルセンは怒っていると思う。

ディズニーは海賊を礼賛しようとしていた時期もあった。
海賊被害の現状を鑑みるに、私としてはあまりよいこととは思えなかった。

ディズニープリンセスたちが集まるアニメで、
白雪姫が「女性も自分の意志で未来を切り開かないと」などと言っているのを見たが、
もう苦笑いしかない。
白雪姫は「王子様と結婚して幸せになった」という話だったじゃないか。
いまさら男女同権に配慮していました、と塗り替えるのはずるくないか?

この会社は、自分たちの版権については、相手に対してむやみに厳しいとも聞く。
ミッキーマウスの著作権が継続している、という言い分にも首を傾げたくなるし。

芦原妃名子さんの事件に接して、
私はあらためてディズニー社のいい加減なスタンスに眉をひそめている。
著作人格権を守る気はないのだろうか。
創業者ウォルト・ディズニーも、天国で呆れているのではなかろうか。

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