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あんみつへの思い

スコーンを終了すると同時にあんみつの提供を始めた。

インスタでもかなりうるさく言っているが私はコーヒーにはあんこが1番合うと思っているし、ネクタイではあまりない冷たいスイーツなので満を持しての登場だった。


あんみつはどこかパフェみたいな感覚がある。
クリームあんみつを頼んでもらえたらアイスも乗せるしいろいろともりもり乗ったプレートになる。

あんことアイスはなるべく丸くなるように整えるし白玉も丸いし見た目が可愛らしい。
寒天の半透明色が見てて涼しい。
たぶんそういうこともあってお客さんの反応はすごく良い。


だけどオペレーションは結構大変。

白玉は冷凍してあって一度湯煎してから氷水にいれて冷ます。
わりとすぐ冷めるけどせっかちなのでいつも冷めるのまだかなまだかな…ともどかしくなる。

あんこはアイスディッシャーですくって丸めるけど丸める作業に慣れてなくて結構大変。

で、クリームあんみつだったらアイスクリーム。
アイスクリームもあんこ同様アイスディッシャーで丸める。
これがカチカチに凍ってたらまずアウト。
白玉とは逆に、温まってくれーと願いながら丸める。
カチカチのときは腕の力を使ってアイスを丸めるからしんどい。
凍りすぎてるのやばいと思ってオーダーが入るとアイスを冷凍庫から出すけど出しすぎたらまたやばい。
アイスが溶けて寒天の上に乗せたらちょっとトロッとなって見た目が悪くなるし、お客さんもドロドロのアイスは食べたくないよね。
このバランスが非常に難しくてなかなか慣れない。
あーあ…アイスってやつはよ…。

で、最後にフルーツを乗せる。
フルーツは乗せたらどういう効果か謎に見た目が華やかになる。
だから私はちょっと慎重に乗せる。

以上の、私たちにとったら繊細である工程をいくつか踏むため少しバタつく。
+ドリップやらホットラテやら数分かかるドリンクの注文が入ってて、+ワンオペだったりしたらかなりあたふたする(笑)

それでもあんみつは美味しくて私たち自身も大好き。
コーヒーとも合うしお客さんからもたくさんオーダーをもらえるし売り上げ的にもありがたいし始めて良かったねと夫と話している。


古民家に手を加えた喫茶店であんみつと浅煎りのスペシャルティコーヒーを合わせて食べるというのも京都では多くないんじゃないかなーと思っている。
そこもちょっと推せるポイントかな。

あんみつがうちの救世主になってくれたらいいなぁ。

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