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引っ越しました

6月末に引っ越しを済ませた。

前いた家は店から自転車で片道15分の場所だった。
自転車で毎日店に来ていたので心配性の実母から「子で腹がデカくなる前に店の近くに家を探せ!早く!!!!!」と耳にタコができるくらい言われていた。
店を開店した直後でやりたいことがたくさんあるのだが、たしかに雨の日にバスに乗るのはいつだって満員で嫌だったし交通費もかかるし、それに母が言うようにいずれは自転車に乗れなくなる時期が来るだろうし、子を授かったのも良い機会だと思って家を移すことにした。


引っ越し作業もつわりが終わってからで本当によかった。
つわり中は、お前ー!やめろー!と腹に向かって怒る毎日だったけどもしかして察してた?私らがもうすぐ引っ越し作業をするってこと?だから今のうちに胎盤作らなくちゃって急いでくれた?
それくらいつわりを終わらせてくれたのはタイミングが良かった。

それでも体力が落ちているので店の営業自体とても疲れるし、引っ越し作業もしんどくてゆっくりペースだったけどなんとか終わらせることができた。


アレ作りに行かなくちゃ、コレの用意しに行かなくちゃと言って夫が休みの日に店に行くことは本当に多い。
そのたびに自転車で往復30分かけて移動する。

店の営業にめっちゃ疲れた日も帰り道15分かけて自転車で帰る。
つわりで今にも死にそうで営業中に泣く泣く家に帰らせてほしいと夫に言った時も15分かけて自転車で帰る。

片道15分、往復で30分の自転車通勤が良い運動になるだろうと思っていたけど、結果的にこれが体の疲労を地味に蓄積させていたのかもしれないなぁと今になって感じる。


新居は店から徒歩8分の場所にある。
まだ数日しか住んでいないけどこの近さに驚くほどの快適さを感じている。
雨の日でもバスに乗らずにルンルンで出勤する。
自転車に乗れる晴れの日なら一瞬で店に着く。

営業後に帰っても家で疲れたぁ〜と倒れることが少なくなった。
今まで本当に通勤で体力を使ってたんだなぁと実感する。


また、店がある地域、島原となんだかさらに近くなれたような気がする。

引っ越して翌日の営業日の夜は家に食料が何もないので店から徒歩1分の場所にあるみやこ食堂さんに行った。
美味しいご飯を食べて店主さんたちと少し話して帰る。

帰る途中に近所に住むうちのお客さんにバッタリ会って、行く方向が同じだったので途中まで喋りながら歩く。

引っ越して翌日から、なんか島原を感じたねぇ!こういうの良いねぇ!と夫と話した。


店の2階に住居があったり家の一部に店があったりすると、休みの日でも仕事をしてしまうとかスイッチのオンオフを切り替えるのを難しいとかいう話をよく聞く。
家と職場が近いとそれはそれで気軽に店に行けてしまうから、これからは休みの日でも仕事のことを考えるのかなーと思っていた。

けど、結論、店から家は近い方が良いね。
やっぱり。最初からそう思ってたけど。

私は仕事とプライベートのオンオフを恐ろしいほど切り替える人間なので家では全く仕事のことは考えない。
家が近くなってもそれは変わらなかった。
夫が休みの日に店に行くとなっても近くなったことで罪悪感は弱まった(笑)
あまり休みの日に働かせたくないのだが…まぁ仕方ないなって時もあるので。


通勤時間が短くなるとその分の疲労が溜まらなくて生活の質が上がった気がする。
雨の日を気にすることもなくなって心が平穏になった。

プライベートの観点は住み始めたばかりだからまだ何とも言えないけど、まぁ住めば都よね。

とりあえず仕事の観点からいうと結果オーライ。
引っ越して良かった〜。

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