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「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」、およびソートリーダーシップ戦略に関する記事をまとめています。
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#国際社会経済研究所

ファンベースとソートリーダーシップの、一丁目一番地は同じ ~ファンベースカンパニー代表取締役社長、津田匡保氏に聞く~

革新的な考えを世の中に提示し、「共感」によりステークホルダーを共創へ誘引することで、新しい顧客や市場を創造するマーケティング手法「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」。その重要性を多角的に考察するために、各専門家にインタビューする第七弾。今回は『ファンベースなひとたち』を佐藤尚之氏との共著で著され、様々な企業や地域への伴走を通して「ファンベース」を実践されているファンベースカンパニー 代表取締役社長/CEOの津田匡保氏に登場いただきました。「共感」を

ソートリーダーシップの実践事例【Vol.6】 宇宙開発ソートリーダー列伝~黎明編~

ビジネスの世界では古今東西、様々な創造的取り組みが為されてきました。後から振り返ると、「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」の教科書的な事例、ケーススタディといえるものも少なくありません。様々な事例をビジネスの潮流や市場の拡大などの実績から俯瞰的に見つめなおし、学ぶべきところを見つけ出していきます。 宇宙開発の開拓者たち=ソートリーダー古今東西、宇宙開発という事業は、次世代の若者に夢と希望を与えるとともに、事業実施に必要となる資金的人的リソースが莫

【後編】考え抜いて、デザインされた「問い」が、ソートリーダーシップにつながるまで 〜『問いのデザイン』著者の一人、京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之氏に聞く〜

革新的な考えを世の中に提示し、共感によりステークホルダーを共創へ誘引することで、新しい顧客や市場を創造するマーケティング手法の1つ「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」。その重要性を多角的に考察するために、各専門家にインタビューする企画の第六弾として、京都大学 総合博物館 研究部情報発信系 准教授の塩瀬隆之氏が登場。良質な「問い」によってコミュニケーションをデザインする第一人者はソートリーダーシップをどのように捉えているのか。名著『問いのデザイン』で

【前編】考え抜いて、デザインされた「問い」が、ソートリーダーシップにつながるまで 〜『問いのデザイン』著者の一人、京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之氏に聞く〜

革新的な考えを世の中に提示し、共感によりステークホルダーを共創へ誘引することで、新しい顧客や市場を創造するマーケティング手法の1つ「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」。その重要性を多角的に考察するために、各専門家にインタビューする企画の第六弾として、京都大学 総合博物館 研究部情報発信系 准教授の塩瀬隆之氏が登場。良質な「問い」によってコミュニケーションをデザインする第一人者はソートリーダーシップをどのように捉えているのか。名著『問いのデザイン』で

ソートリーダーシップの今が分かる!知っておきたい情報をカテゴリ別にご紹介

2024年春から国際社会経済研究所(IISE)の公式noteにて新たに始まった「ソートリーダーシップHub(TL Hub)」。ここでは「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」、およびソートリーダーシップ戦略における有用な情報を、様々な観点からみなさんに触れていただけるよう、シンクタンクであるIISEが発信をしています。ぜひお読みください。 「ソートリーダーシップ戦略論」藤沢久美「経営戦略」の視点から「ソートリーダーシップ」の価値や意義について解説する

ソートリーダーシップ活動を進めるために必要な戦略思考

こんにちは、国際社会経済研究所(IISE)理事長の藤沢久美です。 これまで3回にわたって、「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動」が新たな社会的価値を創造するための重要な経営戦略であることをお伝えしてきました。今回は、ソートリーダーシップ活動をさらに効果的に進めるために不可欠である、以下4つの「戦略思考」についてご紹介します。 ① 先回り思考 ② マルチステークホルダー思考 ③ 全体思考 ④ 投資思考 一つずつ、見ていきましょう。 ① 先回

ソートリーダーシップの実践事例【Vol.5】 TUGBOAT

ビジネスの世界では古今東西、様々な創造的取り組みが為されてきました。後から振り返ると、「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」の教科書的な事例、ケーススタディといえるものも少なくありません。様々な事例をビジネスの潮流や市場の拡大などの実績から俯瞰的に見つめなおし、学ぶべきところを見つけ出していきます。 TUGBOAT 第五回は、1999年に電通から独立し、日本で初めてのクリエイティブエージェンシーを提唱したTUGBOAT代表の岡康道氏です。BtoB(

「縦と横」の組織体制で小さなソートを重ね、大きなソートの実現につなげる ~対談・NTTデータ鈴木取締役副社長執行役員 金融分野担当×IISE 藤沢理事長

自社の考え(ソート)を社会に広く発信し、共感する仲間を集めて実現を目指す「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動」。これを体現している企業の経営層やキーパーソンの方々との対談を通じて、「ソートリーダーシップ活動」のヒントを探っています。 第4回のお相手は、NTTデータの金融部門を率いる取締役副社長執行役員 金融分野担当の鈴木正範氏。ソートリーダーシップを経営手法の中心に取り込み、組織の仕組みとして着実に進めていくためのポイントについてお聞きしました

新時代のブランディングと、ソートリーダーシップが重なり合う。~世界最大級のブランディング会社「インターブランド」日本法人のキーパーソン、佐藤紀子氏(インターブランドジャパン)に聞く~

革新的な考えを世の中に提示し、「共感」によりステークホルダーを共創へ誘引することで、新しい顧客や市場を創造するマーケティング手法「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」。その重要性を多角的に考察するために、各専門家にインタビューする第五弾。お相手は、インターブランドジャパンの佐藤紀子氏。インターブランドは1974年に英国ロンドンで設立された世界最大級のブランドコンサルティングファームで、佐藤氏はその日本部門をリードする立場にあります。コロナ禍や社会不安

「新しいビール文化の創造」へ、ファンと一緒に「カルチャー」をつくる!~対談・ヤッホーブルーイング社長室ユニットディレクター「みーしー」氏×IISEソートリーダーシップHub編集部

自社の考え(ソート)を社会に広く発信し、共感する仲間を集めて実現を目指す「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動」。これを体現している企業の経営層やキーパーソンの方々との対談を通じて、「ソートリーダーシップ活動」のヒントを探っています。 第3回のお相手は、日本のクラフトビール市場でNo.1(※)のシェアを持ち、クラフトビールの楽しさを日本に広げようとしているヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)のよなよな丸 操舵室(社長室)ユニットディレクターの「

ソートリーダーシップの実践事例【Vol.4】 グレイトフル・デッド

ビジネスの世界では古今東西、様々な創造的取り組みが為されてきました。後から振り返ると、「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」の教科書的な事例、ケーススタディといえるものも少なくありません。   様々な事例をビジネスの潮流や市場の拡大などの実績から俯瞰的に見つめなおし、学ぶべきところを見つけ出していきます。 グレイトフル・デッドとソートリーダーシップ 第四回目は、従来のロックバンドとは異なるアプローチを取り、音楽シーンにおいて新しい価値創造と市場を開

「思想(ソート)」は、行動から生まれる。「腹落ち」する未来を描けるか ~希代の経営学者、入山章栄氏に聞く~

革新的な考えを世の中に提示し、「共感」によりステークホルダーを共創へ誘引することで、新しい顧客や市場を創造するマーケティング手法「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」。その重要性を多角的に考察するために、各専門家にインタビューする第四弾。お相手は、大学教授や複数企業の社外取締役など多彩な顏を持つ気鋭の経営学者、入山章栄氏。優れた経営者は「思想」(TL Hubの言葉に置き換えれば「ソート」)を語ることができると入山氏は言います。様々な観点からソートリー

ソートリーダーシップの実践事例【Vol.3】 ヴィレッジヴァンガードとサブカル

ビジネスの世界では古今東西、様々な創造的取り組みが為されてきました。後から振り返ると、「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」の教科書的な事例、ケーススタディといえるものも少なくありません。 様々な事例をビジネスの潮流や市場の拡大などの実績から俯瞰的に見つめなおし、学ぶべきところを見つけ出していきます。 BtoCのソートリーダーシップ、ヴィレッジヴァンガード 第三回で取り上げるのは、超ニッチ戦略のお手本でもあり、時代の流れや社会文化を背景にサブカル

ソートリーダーシップには「オーセンティシティ」が必要。人の「認識」をいかに変えるか?~PRストラデジスト、本田哲也氏に聞く~

革新的な考えを世の中に提示し、「共感」によりステークホルダーを共創へ誘引することで、新しい顧客や市場を創造するマーケティング手法の1つである「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」。その重要性を多角的に考察するために、各専門家にインタビューする第三弾は、日本におけるPR分野の第一人者、本田事務所 代表取締役/PRストラテジストの本田哲也氏です。 認識を変える手段となるのが「ソート」  ――PRの観点から、ソートリーダーシップをどう捉えていますか。