ぢぬし生活とついにおさらばした話1
うら若き女子高生時代から、おしりの違和感は感じていた。
当時から便秘がちだったためトイレ滞在時間は30分以上は当たり前。毎回文庫本を持ち込み、まったりトイレ生活を楽しむのが日常だった。しかしその頃はまだこんな未来が訪れるとは、病名すら知らなかった十代の私の憐れよ。
約10年後の寒い日、そいつは突然やってきた。
お風呂でしゃがんだところ、何やらいつもよりも大きい違和感が!
そして、立ち上がっても何物かが挟まった感覚のまま、戻らなくなった。
「え?」「えっ?」「えええええっ??