どっちを向いて仕事をするか

 いえ、ふと思ったのですが。
 本日かなり昔の「このミス」(このミステリーがすごい大賞)受賞作を公立図書館で借りて来て、ふと思ったのですが。

 「このミス」に限りませんが「どうしてもこの賞が取りたい」と思えば、傾向と対策を考えて「賞を取れるような作品を書く」ということもやるかもしれません。
 ワタシはある資格試験に関係していますが、当たり前ですが資格試験に合格したい人は(自分のポリシーとか関係なく)試験対策をします。何を言いたいかと言えば、自分のためでもなくお客さんのためでもなく、試験担当者に合わせます。
 賞を狙う人も自分のためでなく読者のためでなく、審査員対策で書くんじゃないか、と。全てではないですが。

 デビューするため、あるいは資格を取得するため、それは仕方ないと思っています。ただデビューしたり資格取得したりスタート地点に立ったら、改めて「自分は何を目指すのか、何をしたいのか」を考えるといいのではないかと思っています。

 「認められたい」「評価されたい」気持ちは分かる。100人中100人に認められる、評価されるのは不可能。どんな人にどう評価されたいのか、そもそも自分が何をしたいのか、明らかにしないとぶれるように思います。

 ちなみに「このミス」に限りませんが、賞を取った方が長く執筆を継続しているとは限らないのが現実的というか恐ろしいところ(苦笑)。
 サラリーマンが最高とは思わないけど、ある意味安定性はあり(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?