近未来予想図マガジン 「新型コロナウイルスが変える日本」

ども、こんばんは。のらえもんです。

近未来予想図サロンを開いて3か月。順調にメンバーも増え、投稿も相変わらず活発です。話される話題は、男子校部活にお父さんの酸っぱさを足したような味わいもありますが、最近女性部員からの書き込みも増えて、サロンオーナーの私もケビン松永さんも胸をなでおろしております。

さて4月の近未来予想イベントは「新型コロナウイルスが変える日本」というテーマで考えていただきました。今回もご参加された方ありがとうございます!

私の出したテーマ文はこちら:

今回は、「新型コロナウイルスが変える日本」について考えます。
ついに私の会社の同部署でコロナ感染者が出ました。いま職場は戦々恐々としていて、軽いパニック状態になっています、
我々は一斉にコロナ患者になるわけにいきません。今までと同じ社会生活を営むのは難しく、これから進むのは「行動変容」というワードでしょう。
今までと同じことが、できなくなる。大人数でのミーティングをし、居酒屋で騒ぎ、キャバクラやカラオケで締める。うんもう無理。
これが続くと街の風景が全く変わります。今までと同じ業態が存続できないからです。
客先に向かう対面営業もアポを取れなくなりますし、個別の接客も難しくなるでしょう。

日本はこれからどうなっていくのでしょうか?どのような観点の未来予想も歓迎します。
・これからのサービス業の形態とは?
・一括新卒で採用した新人をどのように育てていくべきなのか?
・コロナ禍の中でアツい産業は何か、そこで良いポジションを持っている企業は?
・突如負け組産業化となった会社、人たちは、今後どうピボットしていくのだろうか?
できれば、3年後~5年後の近未来日本を自由に妄想してください。

実はこれを書いておきながら、「いやー日本が大きく変わることなんてそこまでないわ~、早くて1年。遅くても3年で通常モードに戻る。起こるとしたら、コロナ対策で経済を止めたことによる恐慌と、その後の復活の難しさでしょうね」と内心思っておりました。

でも、近未来予想図サロンに集まった猛者から、目の色が変わるような指摘が見たい。そんな期待を込めて出させていただきました。

そしたら、一番真っ先に投稿してきたのは、龍之介さんでした。

【価値観変容なんて、本当に起こるの?】

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人の要望には尽きがなくて、それを満たす為に色々な産業が生まれ、グローバル化してたところに、そんなんを全部ぶっ飛ばす感染症。外に出てはダメ、消費は自粛。

日本はある種自然災害には慣れてるけど、少なくとも自分を含めたミレニアム世代にはこんなの初めての経験。

結局、衣食住とは上手く言ったもので、(まだ分からないけど)本質的な資本とは衣食住の現物なんだ、という価値観に行き着く。
株でも現金でも金でもビットコインでも無い。
不動産持って、畑あって、葉っぱ一枚あれば生きていける的な。あとはインフラ、ライフライン。
(中略)
リモートワークで職住近接はこれから不要だなんて言ってる人達はまた3.11みたいなことが起こって数日間家族と離れて何十時間も歩いて家に帰れば、また違うことを言い出すだろう。

優秀なわかものが私が考えていた結論とほぼ同じ書いてて面白いなと思いました。

日本人は、長い年月をかけてこの生活形態や行動様式を獲得したわけで、ひとつの疫病で様々なものがひっくり返ると、僕は思えないんですよね。東日本震災は日本人にトラウマに近いものを残したけど、それでもやっぱりかなりの部分を忘れてしまった。

たぶん、コロナも数年のスケールで見たら一過性のものであって、行動様式や都市構造の変化までは起きないのではないでしょう。

でも、細かいところでは不可逆的に変わるはず。
今回のコロナ影響で、

トイレのジェットタオルは全部使えなくなるだろうし、
六本木の夜のお店は半分リセットされるし、
シェアエコノミーはいったんオワコンになるし、
インバウンドでウェイウェイ言ってた人たちや街は、ぺんぺん草も生えないくらい追い込まれる。

接待に使えそうな高いお店だってどしどし潰れるかもしれない。

でも、人は残るし、街も建物も残る。

空いた場所に入り込むのは何だろうか。ジェットタオルが無くなったら、みんなハンカチを持ってくる?それともペーパータオルの需要が爆増する???

シェアエコノミーはすぐ復活?それとも所有に切り替わる??都市圏において、車の保有が見直される???

そういった細かいところを拾っていって、自分の知見、ひいてはビジネスや経営企画に持ち込めたら素晴らしい。そういうことを考えるサロンです。

クローズドなコミュニティなので、核心部分は「続きはウェブで!」的な尻切れトンボで終わって申し訳ないのですが、皆様の投稿を全部読むと、人より半歩くらい先を考えられるようになること間違いない。そんなイベントに仕上がってます。

ちょっとコロナコロナしすぎなんで、食傷気味。次回は教育分野にしようかなとケビンさんと話しています。

それでは。興味を持たれた方、ぜひサロンの方でお会いしましょう。

ぜひサロン紹介動画をご覧ください


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この記事を書いている人:のらえもん

湾岸地区を中心とした不動産総合ブログ「マンション購入を真剣に考えるブログ」を2012年1月に運営開始。現在の湾岸回帰世論の一助となる。ブログ上では度々公開将来予想をして、ほぼ当てている。15年、消費者の立場からマンション購入を論じた『本当に役立つマンション購入術』(廣済堂新書)を刊行。フレームワーク思考ではなく霊感思考。Perfumeが好きすぎてたまにバグるおじさん。
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