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「学校教育の未来について」 2020年5月未来予想イベント

どうも、ケビン松永です。

DMM オンラインサロン「近未来予想図」では

少し先の未来はこうなるのでは?

ということを自由にブレストしながら、未来予想をエンタメとして楽しむ人が集っております。

5月のテーマ「学校教育の未来について」

3月2日からいきなり始まった学校の休校も、そろそろ3ヶ月を迎えようとしていております。

5月26日にようやく首都圏でも緊急事態宣言が解除されまして、何とか6月から学校も再開をしようとしております。

いやー長かったですねー。

学校側も、休校期間中を単なるアイドリング期間ではなく、学習指導要領に沿って指導を行い一定の習熟度に達したと言い張れないと、夏休み返上で取り返す羽目になってしまうので、そうならないように家庭でこなす課題を繰り出しくるわけですが

家庭で学校の代わりやるの、無理だよ、無理。

各所から悲鳴が聞こえてきました。

まあそんなこんなで、5月の未来予想イベントは「学校教育の未来について」というテーマで、いろんな角度から考えまして、最終的に12名もの方から熱い投稿を頂きました!

…というわけで、このnoteでは未来予想イベントで投稿された中から、いくつかの投稿をピックアップしてご紹介します。

「チーム評価制度の導入」

五木さんはこんな投稿をしてくれました。

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社会に出て分かったことのうちのひとつに「一人でできることには限界がある」ということがあります。これは一部を除き、仕事においても、遊びにおいても、何においてもです。そもそも人生のほとんどは人との関係性の上に成り立っているとも思っています。

しかし、現在の教育のメインは「個人」を対象にしたものであると考えます。
個人単位の学力で評価され、その評価とただ純粋に向いているかもわからないやりたいことを元に自らの進路や就職を決める。人生に必要な「人との関係性の中での自分の存在価値」を学ぶ機会があまりにも少ない。
そこで、その機会を教育のメインに据える第一歩として「チーム評価制度の導入」を提案します。

これは、シンプルでありながら、なかなかに奥深い提案でありました。

・カリキュラムはこれまでと変わらない。個人の成績は今まで通り出すし、その重さも変わらない。

・規定の期間ごとに、クラス内で5人一組のチームを組む

・チーム分けは、チームごとに後述の評価結果が同じくらいになるようにバランスを取る

・組んだチームごとに3つの評価を行う。
  1 チーム内における最高得点での評価
  2 チームの平均得点での評価
  3 チームメンバーの前回テストからの上昇率に対する評価

私も自分のブログで書いたんですけど、学校で学ぶ意義って「学習者同士でフィードバックしあう相互学習にある」と思うんですね。

そうでなければ、世界一授業のうまい先生の動画見るだけで良いんですけど、やっぱりそれが良い教育だとは思えないと思っていたのですが、五木さんが「人との関係性の中での自分の存在価値」という軸で見事に説明してくれました。

↓ 五木さんの作成してくれた資料全文はこちらです。ぜひご覧ください。


「お台場勉強王 〜楽しくなければ勉強じゃない〜 」

まさきんぐさんの提案は、キッザニアのようなイメージの民間連携です。

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もともとの問題意識としては、下記のようなところをスタート地点として発想をしていったところ、テーマパークに辿り着いてしまったとのこと笑

高校時代の先輩が中学教師をしているのですが、担任を持ちながら部活の顧問をやってるせいか、帰宅するのは毎日22時過ぎだし、ちゃんと休めるのは年末年始くらいだと言ってるのを数年前に聞きました。

今回の未来予想図はテーマパーク性がメインな感じなっちゃいましたが、本当にFocusしたかったのは「教育現場の待遇改善」です。

私の周囲で先生をやってる人間は、息子の担任の先生含めみんな必死に子供に向き合っていると感じています。そんな先生達の働き方改革を進める為には、公的な教育現場に民間の風を如何に吹かせるかだな、と思い、そのためにはPFIの枠組みを使うのが良いのではないか、と考えた次第です。

たしかに、ここ数年の学校の状況を見ていると、何か問題があれば仕事は増える一方で、逆に「何をやらないか」についての議論をしてくれる味方は誰も居ないという状態が続いていたと思います。

勉強も、部活も、人間教育も、躾も、防犯も、一手に引き受けさせられてさすがに先生も可哀相...。もっともっと民間にアウトソーシングできるところを見つけて、先生の負荷を減らしていかないと、このままでは持続可能な状態にないなと、まさきんぐさんの投稿を見ながら改めて思いました。

↓ まさきんぐさんの作成してくれた資料全文はこちらです。ぜひご覧ください。

そして2020年5月のMVPは!!

厳正なる投票の結果、2020年5月の最も素晴らしかった未来予想は…

「徴教制の導入」龍之介さん

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今回の投票では、龍之介さんの強さが際立ちました。

「徴教制」の導入

徴兵制の教師版。30代〜40代の一定期間を強制的に教育側に回すことで「社会化」教育の質を向上させる。

義務教育機関の設定目的には「研究」は無い。教養と学生生活がポイントで、教養なんて極論本読めば良い。なによりも生き方を教えないといけない。カッコ良い大人が教えて初めて、学ぶ意義がわかる。しゃべりのうまい奴の話を聞いて、本質から理解しないと学んだことはすぐに忘れる。何よりも失敗と成功体験をリアルに伝えることで、何が人生において大事かを考えるきっかけを早期につくれる。勿論教える側の人間的成長や社内的意識の向上にも繋がる。

徴兵も体力検査でNG等ある様にコミュ障やニートは面接で不合格とすることでノイズを防ぐ。不合格者は教育者免除の代わりに懲役徴兵させる。わざと不合格になる輩を排除するばかりか、こっちに合格できる人間になろうとみんな頑張るので大人の質も上がる。

徴教機関中の社会的損失?逆にそんな奴は一部だ。オリンピックメダリストが免除されるように、真に優秀な奴はそのまま働かせれば良い。

社会経験無い人間にのみ教えられる現状は健全では無い。いろんなモノに触れてこそ子は育つ。こんな大人になりたいって思える人がもっと身近になれば、リアルな成功や失敗体験を身をもって教えてくれる大人と長い時間触れ合って育てば、世の中ちょっとは変わるはず。

学校の先生より塾のチューターの方がみんな遥かに好き。そら彼らは人間の質が違う。でも成績を上げることが仕事の彼らにも限界はある。制度として、成績以外の教育をしっかり担保しないといけない。

以上です。あ、のらえもんさんは「調教」が好きって仰ってました。

先生の社会人経験の有無という論点は、今後の教育を語ると必ず出てくるところではあるんですが、それを「徴兵制」にしてしまおうという極端なアイデア、そして言葉の強さが決め手だったかと思います。

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ちなみに余談ですが、前回のMVPでショートショート作家でもあるカッパッパ先生は、今回は非モテ全開の投稿をされておりました。

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未来予想イベント以外の投稿も活発に行われています

サロン内では本当に日々活発に意見交換が行われておりまして、noteのまとめ化が追いつかない状況です。

5月は教育をイベントテーマにしたこともあり、直近ではこんなスレッドも盛り上がりました。

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アカン、ちょっと目を離したらコメント72件ついとる。めっちゃ盛り上がっとるがな。

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そんなこんなで、未来予想以外の話題についても気軽にスレッド立てて、日々語り合っておりますので、ご興味ありましたらぜひお立ち寄り下さい。

ぜひサロン紹介動画をご覧ください


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この記事を書いている人:ケビン松永

大手SIerで15年間システムエンジニアをやっていたが40歳を契機に独立し、現在はフリーランスのITコンサルとしてクライアント企業のIT部門に参画。また、ブログ、Twitter、YouTube等のSNSで積極的に発信を行なっている。意識高い系より尿酸値高い系。
ブログ:ストレスフリーに生きる技術
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