『ブリット』見たよ。

小忙しいと、時間があろうとも、言い訳も併設されてしまうので作業が進みません。

『ブリット』

あらすじはっ
証人を警護中に、証人と同僚の刑事が殺されてしまった。

カーチェイスが有名ってくらいの前知識で見る。
なにこれかっこいい。
とにかくスティーブ・マックイーンがかっこいい。
主人公のキャラクターは、あまり心情描写とかで描くものでもなく、役者の纏う雰囲気で説得力を持たせている感じ。言葉少なに信念の読み取れる演技が素晴らしい。

それといろんな元ネタになってる感じがした。
ぱっと見でも、ザ・ロックとか、ヒートとかは参考にしているのではなかろうか。

話自体はシンプルで、証人保護を巡る事件で同僚を無くした刑事が、復讐と、裁判の行方で板挟みって話。それ自体は際立った感じはないけど、話のタイトな進みとか、マックイーンの所作を堪能できるから気にならない。

カーチェイスも良かった。最期の爆発が起きたりもするけど、地味ながらドライビングテクニックだけで見せていく感じ。たしかに玄人同士で追いかけっこしたら巻き添えは最小限かもなーと思わせる。ぶつかるところも有るけど、そこが地味に側面に当たるくらいの感じで、派手さがないのがリアルでハラハラする。

犯人の最期もあっけなく終わるのが妙にドライな感じで好き。

ロバート・デュヴァルが地味な役で出てた。
地味な演出だけど、最初に出てきた犬の首振り置物が再び映り込んだときに、ぐっと真相に近づいて物語が加速する感じに鳥肌が立った。

気になったのは警察描写の雑な感じ。古い映画だから、演出が大雑把なのか、当時の警察が大雑把だったのかよくわからない。ショットガンで暗殺とか。手袋なしで遺留品確認とか。事件現場封鎖が適当だとか。
ま、本筋とは関係ないけども。興味深いといういみで気になった。

やっぱり名作はちゃんと見ておかないとなあと、堪能させていただきました。


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