『スチューデント』見たよ。

思いの外術後経過がわるわるで、常に鼻と口から膿が流れる状態になってしまいました。
まあ、これは、傷の癒着を防ぐためにガーゼを長めに入れているのが原因なため、それを除けば不快の山場は越えるでしょう。
はてさて、手術経過はまた後日まとめるとして、週更新だけでも続けていこうかとテキトーな文章を投稿する次第です。

『スチューデント』

あらすじっ
男と女が出会って、恋に落ちる。

面白くない。
でも興味深くはあった。

正直なんでこれを手に取ったのか、棚に並んでたのかもわからないけど、見るとわかるのは、昔流行ってた感。

スキー場での出会いとか、おしゃれなヨーロッパの町並み、それはもうスケジューリングに問題があるだけじゃねえのかっていうくらいのすれ違い。
でてくる状況から、演出から、別にトレンディドラマを見ていたわけでもないのに、トレンディとしか言いようのない展開ばかり。
見つめ合ったら、テープが擦り切れるほど同じBGMが流れたりと、まあ手垢のついた恋愛モノっぽい雰囲気を押し付けてくる。

恋愛モノといっても、やはり風雪に耐える作品は、人生を構成する要素として恋愛を抱き込むものだと思う。しかし本作みたいに風雪に消し飛ばされている作品だと、恋愛の添え物として人生がある感じ。作曲家としてのチャンスとか、教員免許の試験とか、いちいち二人の関係のための舞台装置にしかなっていない。恋愛関係で二人が高め合っているかのように描かれているけど、試験に受かった結果だけ見せられても、予定調和にしか思えない。

一時が万事、古くてやすい展開ばかり。ただ今どきパロディでも見られないトレンディなものを見れたのは、ものすごく価値の薄い考古学としては興味深かった。



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