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紅玉LOVE♡

青森は国内生産量ダントツの “りんご王国” 。その中でも、りんご栽培のメッカである津軽で生まれ育ったおばさんですが、生のりんごはあまり積極的に食べません…。

加熱したりんごが好き。特に、焼いたり、ソテーしたり、カラメリゼしたり、味をぎゅっと凝縮させる調理法で食べるのが大好き。

しっかり酸味があり、果肉が崩れにくい『紅玉』(トップ画像)のようなりんごが、その食べ方には合う。ちなみに、紅玉をはじめ、酸味や程よい渋味があるりんごは、クッキングアップルと呼ばれる。

もちろん生食でも十分美味しい品種が多いので、まずは生で食べてみて、次にそのままオーブンで焼いて食べてみる。品種はもちろん、どの時期に、どこで育ったかで、味も水分量も若干の違いがあるので、見極めるため。

先日、京都の人気店で『つがる』と『早生ふじ』のタルトタタンを食べ比べた。元々の味の違いはもちろん、水分の抜け方や砂糖の入り方が微妙に違う。どちらも美味しいし、単品で食べたら、どれもそのお店の味(通年で高いクォリティで提供されているので)と納得するのだろうけど、品種違いで食べ比べると自分の好みがわかる。

いやー、わたしも伊達に津軽で育ってないよね。差がわかるもんだなー、と心の中で自画自賛(笑)。

京都から戻った翌日に、弘前のO農園さんにお願いしていた紅玉が届いた。実は、京都のその人気店にも同じ農園から紅玉が届いたばかりだとオーナーさんから聞き、「好みが似てますね」と笑った。紅玉だって、育つ場所、育て方で味が違う。この10年、あちこちの農園から取り寄せて食べ比べてみている。

りんごは夏から初冬まで、品種がバトンタッチされながら、栽培、収穫されている。冷蔵保存技術は飛躍的に向上したけれど、長期保存に向かない品種も多く、それらは短期間しか流通しない。紅玉もそう。

今回、紅玉は5キロしかお願いしていないので、次は『はつ恋グリン』を取り寄せようかな。本当は『グラニースミス』『ブラムリー』『カルヴィルブラン』も欲しかったけど、手に入らなそう。

クッキングアップルは、生産量が少ないし、入手ルートが限定される場合が多いので、一般人が手に入れるのは狭き門。クッキングアップル専門の販売サイト、青森でどなたか始めてくれないかしら。

さーて、タルトタタンつくるよー。どんな味に仕上がるかな。楽しみー。

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