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【座談会】慶應SFCの受験を考えているみなさんへ、今年度AO入試I期の合格者が合格秘話を語ります!

こんにちは!難関大AO入試専門塾のbeingです。今回の座談会では、慶應SFCのAO入試で合格を勝ち取った3名が登壇し、AO入試を知ったきっかけから具体的な対策方法、そして今だから言える後悔についても共有していただきました。

来年以降の受験者のみなさんにとっては、合格者がどのように研究テーマを決めたのか、いつからどんな対策をしていたのかが気になるポイントではないでしょうか?本記事では、そんなみなさんの疑問に今年度合格者の実体験からお答えしています!ここからは早速、座談会の内容に移っていきたいと思います。

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大宮さん:

小さい頃から好奇心旺盛で、いろいろなことに挑戦するタイプだったというのが大きいです。そういった自分の強みを最大限に発揮して、「自分らしさ」を生かして受験できるという点で魅力を感じて受験を決めました。AOの存在を知ったのは高校2年生の冬で、それまでは一般ばかり考えていましたね。AOの存在を知ってからも「一般で受ける大学のAOは受けようかな」という感じで。コロナウイルスが流行してからもずっと一般対策ばかりしていました。

八十岡さん:

私は夏まで一般向けの塾にも通っていたんですけど、自分の経歴的に一番強みを生かせるなと思って受験を決めました。

牧田さん:

テスト中にお腹が痛くなるなどの傾向があったので、一般受験に向いていなかったからです。早く終われること、自分らしさを活かせることからAO受験をしようと思いました。

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大宮さん:

高2の冬あたりでAO受験を決めたんですけど、そこから今まで自分はどんなことをやってきたのか、何を感じたのか、何を学んだのかを紙に書き出して自己分析していきました。それこそ0歳の生まれた時のことから初めて、どういう環境にいたのか、習い事を始めたタイミングまで書いて取りこぼさないようにしてましたね。そのあと、自分自身と向き合いながら興味のある分野を探していった感じです。

八十岡さん:

今年3月に帰国して、対策は出願2〜3週間前くらいからでしたね。研究テーマがパーキンソン病に関連のあるものなんですけど、在学していたカナダの高校でパーキンソン病患者の方と関わる機会があったんですよ。オンラインではあったんですが、対談したり、私がダンスを教えたりとか実際にアクションを起こして当事者と関わる機会を生み出すというのをその2週間でやっていました。

牧田さん:

私は高2の秋から対策を始めました。去年の合格者と関わるようにして、AO受験とは?みたいなところから情報収集をしてましたね。書類に手をつけ始めたのは高2の終わりで、最初は大宮さんと同じでノート一冊使って人生を振り返っていました。あとはSFC教授の本とか、SFCジャーナル(教授の論文集)で「学校分析」をしていました。というのも、自分の軸がまだ全然固まっていなかったので、学校の方に合わせるという作業をしていたんです。学外活動に関しては結構やっていて、その中で合格した先輩とのコネクションもあったので先輩にメッセンジャーで連絡をとって書類を見せてもらったりしていましたね。

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八十岡さん:

私の場合、最初はファッションに人種問題やジェンダーアイデンティティーとを絡めたテーマにしたいと考えてたんです。でも受験を戦略的に見て、今までの私のキャリアにおいて強いものを強いものを持ってくるとなると、カナダで当事者と関わる機会のあったパーキンソン病についてかなって。ぶっちゃけ本当に心の底から書きたいものではなかったんですけど、書きたいものと戦略のバランスも大事だと思います。私の場合は時期(直近だった)もあって、経験の中で一番良さそうなものを書いたんですけど、一番ベストなのはもちろん書きたいテーマについて書くことかなと思います。高1、高2であれば時間が沢山あるので、「ビジョンに向けた行動」を沢山していくといいと思います。

大宮さん:

私は合格をゴールに考えていた時期があったんですけど、そうやって決めたテーマを深めるのが結構きつかったんですよね。でも「本当にやりたいこと」も複数あって、最終的にはその中からさらに深めていて楽しさを感じられるものを選びました。そっちの方が論文を読んでいても楽しいし、知識の増え方も早かったです。

牧田さん:

私も研究テーマは戦略的にやった方です。やりたいことを考えてはいたんですけど、4回書き直してもしっくりこなくて。最終的にはどの学問領域に落とし込むかを考えて決めました。ただ、志望理由書の最初の段落で志を書く人が多いと思うんですけど、そこの部分はずっと変わらなかったですね。その志をどの学問領域に落とし込んでいくのか、どうやって切り込んでいくかを検討した時に、SFCならではものが良いかなと思ったんです。法学や政治学であればFitの方が良いんじゃない?となりそうだったので、ど直球に政治学ではなくてSFCの教授の研究に沿った方向性で書くなどした方が良いのかなと。志に対する「手段」の部分に関してはSFCにあるもので決めました。

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大宮さん:

添削のサブスクはめちゃくちゃ活用してました。人に見られたくないから(Slack上の添削部屋に)送らない、みたいな人もいたんですけど、それは自分のためにならないから。自分の中で引っかかっていたら少しの言い回しの違いでも相談するようにしていました。資料は添削部屋に上げ続けていたと思います。

八十岡さん:

私の場合、一次試験の時は他塾にいて、二次対策からbeingに通いはじめました。他塾にいたからこそ思うのはやっぱり添削部屋の凄さで、24時間体制で本当にありがたかったです。どんな時間に上げても大体24時間後には添削されるので前にいた塾とは進捗が全然違うなと感じましたね。任意書類含め書類全般を見てもらえるので、全体的な進捗が早まると思います。

牧田さん:

オンラインで完結することと、添削部屋、小論文模試がよかったです。あと「生徒が活用しやすい塾」なのかなって思います。ある塾では1年間で必須のコースやカリキュラムがあるんですけど、beingは個人でカスタマイズできるのがよかったです。合格者の資料を読み込んだり、他のbeing生の書類とかも添削部屋で見てました(笑)。情報がすぐに入ってきて、しかもすぐに相談できる環境があるというのはいいなと思いました。


質疑応答

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牧田さん:

私が通っている学校が進学校で、国公立とか東大とかを推してたので、反骨精神で学校外で色々やってたんです。けど高2後半とか高3になってみて、勉強はしっかりやっておくべきだったなって思いました。もちろんAOで問われる能力も大切だけど、研究テーマや大学について考えるほど勉強しておいた方がより選択肢が広がったなと。一般でもある程度レベルの高いところを目指せる学力を高一、高二でもキープするべきだと思います。

八十岡さん:

3年間通して評定平均のキープと、検定は高1から準備しておくべきだと思います。検定に関しては正直、直前に取れれば結果的にはいいですんですけど、高1から対策していく事で英語力も伸びるし、直接海外の人とコミュニケーションを取る機会も増えるので。

大宮さん:

私はやっぱり、AOの対策において早すぎる対策はないと思います。これを1ヶ月前、1年前から始めていたら、、、みたいな後悔はあって、自己分析も1年から始めていたら2年生の時の過ごし方も変わっていたと思います。だから今できることは全部今のうちにやるべきですね。任意提出では研究テーマ以外のことでも自分について書くじゃないですか。研究テーマに関しては受験期に固まってくると思うんですけど、経験については受験期より前に作れるから、それは早いうちからまとめておいてポートフォリオを書き進めておけばよかったなと感じました。

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八十岡さん:

私はテーマ探しです。直近だったのでテーマを先に決めないと間に合わないなっていうのがあって。当初のテーマ探しでもうエシカルとかファッション、ジェンダーアイデンティティーはダメだと思ったので、年表を使って自己分析しながらテーマを決めていきました。

大宮さん:

私はまずAO入試について知ることと、最初にお話ししたように人生を書き出して自分と向き合うっていう、自己分析の作業をしましたね。

牧田さん:

自己分析チャートを書く作業をしました。企業家キャンプでボストンに行った時に習ったものなんですけど、ベン図のような感じで「自分が大好きなこと」、「自分が得意な事」「社会が必要としていること」を書いていくんですよ。それで3点が交わる部分、つまり自分が大好きで、得意でもあり、社会から求められているのってなんだろうっていうのを探していきました。

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この座談会では、慶應SFCのAO入試合格者3名よりAO受験を知ったきっかけから具体的な対策方法、そしてbeingで対策を進めた感想を共有していただきました。AO入試は「自分らしさ」が生かせる入試形態であると同時に、研究テーマ決定までにはかなりの時間を要することや、個人での対策の難しさも伝わる内容となりました。AO入試を考えているみなさんにとって、今回の座談会が早期対策の重要性を再認識するきっかけとなれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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