シリコンバレー式 超ライフハック

こんにちは、Nです。
前回の一分で話せ。に引き続き今回はタイトル通り、シリコンバレー式超ライフハック(デイブ・アスプリー著 栗原百代訳)の紹介をしたいと思います。

話題として耳にしたことがあるかもしれませんが、この著者のデイヴさんは朝食をギーコンテインコーヒーに代用して50kg以上のダイエットに成功した方です。

本著では、彼が人生のライフスタイルをどう過ごすかを考える中でいわゆる世界中で名を残している人たちが人生において何が重要で、どのような時間の使い方を行い、より成長するために何をしているかという部分を徹底的にサーチして、まとめ上げてくれています。自分で経験して実行して、再考して、再度実験して…というフローが必要となってくるときもありますが、本を読むように誰かの体験談を数時間でインプットするだけで劇的に成果をあげるとこともときには可能になります。この記事では私信で重要だと思った部分について抜粋して、その手で助になれたらと思って記載します。


行動をルーティン化して意思決定を減らす

人間が一日で意思決定ができる数には条件があるといわれています。
それは重大な会議の実行可否の答えをこたえる、といった大きなものだけではなく、例えば無意識に朝起きてチェックするSNSのあの子の投稿にいいねを押すかどうか、朝食を食べるか?何を食べるか?トイレと歯磨きどちらを先にやるか…考えてみると多くの選択を朝から強いられているわけです。そうするとどうなるか、一日の後半の選択は正しい選択ができなくなるのです。よく深夜に悩んでも出なかった答えが朝起きたらクリアになって正確な判断ができるといった話もたくさんの無意識の選択によって寝る前には脳が疲れ切って正常な判断ができなくなっていることに起因します。つまり、
選択を少なくするために自身が行うべき行動をルーティン化する
ことで自分が本当に力を発揮したい仕事・活動で本来の力を発揮することできます。まずは、朝SNSをチェックすることをやめてシンプルな食事(著者はバター入りコーヒーのみというシンプルな決断を行っていた)にして、余剰なインプットはせず、ルーティン化した有意義な朝を過ごすことをお勧めします。

理想像のインプットを繰り返す

自分の能力を成長させていく中でやみくもに何かをすればいいわけではありません(腕の筋肉をつけたいのにスクワットしてもつかないように)。まずは自分が他人に言われたい「3つの言葉」を1日に3回書き出します。
こんな風になりたい、という明確な未来の自分の目標ができるとそのために何をやればいいかが明確になります。そうなれば、その活動を誰かに批判されようが、けなされようが全く気にせずその時分に向かった努力を行うことができるようになります。誹謗中傷が蔓延る世の中において、ネガティブ要素を吸収せずに生きていくことは多難になりつつありますが、しっかりと目標セット→実行→またなりたい自分を探す…(PDCAみたいですね)ができればそれも逃れられると思います。

必要な言葉をとことん使う、あいまい語を避ける

明確な意思を伝える、あいまいさを避けるといった部分は日本人ゆえに苦手な人が多くいると思います(僕もその一人です。)ただ意思を継続させるためにはできるだけあいまいな部分は避けて必要な言葉で言い切ることが必要であり、これは慣れてくればどんどん無意識に行うことができます。
これはできるようになるかもしれない→これは〇〇までに絶対できる自分になると言い切ることはとても重要な要素の一つです。
本書では避けるべきあいまい語として以下の4つが挙げられていました。
・できない(can't)
できないことはなく、誰かに助けてもらえばできる・その手段がない・方法がわからない・やりたくない→実際には適切な手段と問題解決のための創造性があればできるかもしれないことが多い

・必要がある(need)
必要という言葉は100%真実の時のみ使うようにする。些細なことにこれは必要だ、重要だと言っていると重大事と勘違いしやすくなる。この言葉のセレクトには十分気を付けるべき。

・悪い(bad)
実際には好きではない、望んでいないという意味でしかない。主観で日常生活のあれこれを善悪のフィルターを通してみてしまい無用な軋轢が生じて白か黒かの思考法に陥りがち。何かに悪いとレッテルをはるとどうしたらよくできるか考える機会を失ってしまう。

・やってみる(try)
やってみよう!と思うだけではだいたいは実行せずに終わってしまう。この言葉の中には脳に逃げ道を与える効果がある。やってみる→やるに変換するべき。

常にNoといわれる挑戦をする

企業家で講演者であるジア・ジダンは見ず知らずの人に突飛なことを頼んで1日1回、100日間拒絶されるという実験を行った(頭おかしいくらいの度胸)。その結果は面白く、想像よりもはるかに多く拒絶されずイエスと言われたことだった。この実験から
拒絶されるのを恐れ、求めることをせずに生きてきたせいで、これまで自分はどれほど損をしてきたかということだった。失敗する確率が高そうでも大胆に挑むこと自体がすでに大きな達成であり、それをやめるべきではない。

すべてを得た後でも欲しいものを知る

正気を疑われるほど大きな夢を持つべきだ。クレイジーだと思われたとしてもまだ夢の大きさが足りないと考えることを勧める。そのためには決して失敗を恐れないこと。失敗はその道がうまくいかないから方向転換をすべきといわれただけで、うまくいかないならやり方を変えて状況に合わせた道に進むべき。大事なのは常に好奇心を失わないこと。

休んだほうが多くのことを達成できる

どんなにいいことでも、やりすぎたら燃え尽きる。
四六時中やる気をフル回転させることには隠れたマイナス面がある。一つは自然と、かつ無意識にパフォーマンス力が低下していく。高度なパフォーマンスを発揮するには休息・遊びの時間を確保しなければならない。スケジュール表を予定でびっしりにしたい人は無理やりにでもスケジュールに「充電のための休息」時間を確保して決して仕事を入れないことは重要である。仕事をする上で最も大切な優先度は
健康
家族
そして仕事
この順番である。日本人はほとんどの人がこの逆で生活をしがちだが、そこは絶対的に見直すべきである。頑張り続けるのをやめて体の限界を認めれば、もっぱら頑張り続けるよりも多くのことを達成できることは絶対に認めるべき事実である。

お金で買えないなら何で買う?

お金は目標額を手に入れるとそれよりも高い目標額ができるだけ→お金が目的になると人は人として死ぬ。お金は幸福になるためにちょうどいい金額を死守する必要がある。では幸福とは何だろうか。物質的価値(大金が通帳に記帳されている)や物質的成功(社長として名をはせた)ではなくて自分の喜びにシフトチェンジすべきである。あるCEOは成功して社員をたくさん構え大金を得られるようになったときに、自分がどこに幸福を感じているかというと、預金残高が増えることではなく、大失敗をしなければ困らない程度のお金を手に入れたこと、そして何より自分の会社の個性のある社員とつながれていることだといった。つまり彼にとっては人とのつながりのほうが重要視している問題だったのだ。

一緒にいる相手があなたの幸福

本書で成功のために重要なこととして挙げられたものの中で2番目にランクインしていたのは良いコミュニティの存在だった。人間が持つ共感の能力は10%は先天的なものだが90%は後天的に身に着けられるスキルだという。つまりどんな人とかかわるかで共感できる部分や目指す部分が変わってくるという。目指すものに共感できる→一緒に働きたいと思う、将来の夢に共感できる→この人といたいと思える。のように近いコミュニティの人がどのような目標をもっているか、常に向上心があるかどうかを意識することはとても重要なことである。
また、自分が人生で最も困難な時に自分を気にかけてくれる人がいるかどうかも生きていくうえで大事なものである。自分にとって大切な人は、相手も同じかどうか、その部分に共感があるかどうかもとても重要なポイントである。自分はだれにとってのヒーローでいたいかを自問し、その人たちが何を必要としているかを常に自問すべきである。その答えは自分自身が追求すべきムーンショットを決める助けになるはずである。

感謝の習慣化

感謝は人生を楽しむための最強のツールである。脳は無意識に危険なものを避ける。体に「危険ではない、安全だ」と知らせる最高にして最善の方法は感謝することである。感謝することで、どんなネガティブな状況においても乗り越えることができる。感謝することを忘れないでいると無意識下で「いいことをしよう」「誰かのためになることをしよう」「じぶんにできることはなにか」と自分の気持ちが具現化できるようになる。感謝を習慣化するために、難しい人は以下の項目のどれかを行ってみるべきだ。
・感謝の日記をつける
・ネガティブな状況を別の角度から見る
・感謝できるチャンスを探す
 (極端な例:コーヒーよ、カフェインで起こしてくれてありがとう!)
・愛する人と感謝をシェアする
・感謝のための散歩をする
 (太陽が出てるだけで晴れやかな気持ちになる)
すべてのネガティブな要素も見方を変えれば自分に何らかの利益をもたらすための逆境と思うことができる。今日の自分を形成してくれていないかと考えて感謝し、ネガティブな気持ちを手放すべきだ。

終わりに

最近、やりたいと思うことが増える一方で器用貧乏に向かってしまっているのではないかと不安になることが多くなり、生活の仕方のアップグレードをしたいと思っていた中でこの本を手にした。読破後に自分と向き合った中で
やりたいこと、やりたくないことは何かを考えたときに一番に思いついたことがいまやりたいことをあきらめることだった。それに気づいてからは
【24時間をフルに有効活用するためのスケジューリング】
インプット・アウトプットの場を設け、一週間・一か月・三か月後の目標を丁寧に書きだしトップダウン的にやることを日次で洗い出す
【絶対的なオフをはさむ】
何かやらなくては…とソワソワする日でも前もって入れたオフではすべてを忘れてはっちゃける
【朝・寝る前の瞑想】
朝起きてすぐと寝る前に瞑想する時間を作った。朝は好きな歌詞のない歌を流しながらリラックス、夜は瞑想前に明日やることをメモに書き出した後に、考え事をリセットして眠りにつけるように瞑想の時間を作った
【毎日の軽いトレーニング】
ランニングorサイクリングを30分×5日/週
ある程度トレーニングで体に負荷をかけることで食事・睡眠時間をしっかりとコントロールすることができる。

上記のアクションを自分の生活の中に落とし込んだ。コロナ禍もあり生活が非日常化していきなんとなく自分の生活がかっちり決まっていなかったことが慢性的なネガティブ思考に陥っていっていたことが分かった。この生活をしてからは常に前向きに貪欲にやりたいことを終えている自分がいる。自己分析をして、どんな自分になりたいか、そのために何をすればいいかをしっかりとわからせてくれた超ライフハック。改めて本書を読むことをお勧めします。ではまた。


N

私の常日頃の生活をベースに、皆さんの役に立てたり、探しているものを紹介できたらと思っています。今後もよろしくお願いします!