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50年経った今も。

こんばんは。
今日は僕の敬愛するthe beatlesの話を少し。ビートルズ、ときいてなんとなく知ってはいるけどどんな曲なのかは知らない、とか有名なアビーロードって場所のレコードのあるバンドだよね〜¨と認知度の深さは人それぞれだと思いますが、そんな中でも名前だけは誰でも知ってる、と豪語できる有名で偉大な数少ないバンドの一つだと思います。かくいう僕も好きなバンドを5本の指で数えたら必ずランクインするくらい大好きなバンドです。理由を語れと言われたら、多くの時間がかかってしまうのですが、本日これを書いている日が11/22ということで(予約投稿にて投稿しているため投稿日とは若干の時差がありますが)今日はthe beatlesの「the beatles」というアルバムについての話をしたいと思います。

1968.11.22

このアルバムのジャケットデザインはこちら。

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このアルバムは50年以上まえの11.22にリリースされました。
いわゆる「ジャケ買い」とも呼ばれるジャケットのアーティスト写真やデザインで購入する行為が流行っていた中で全くのデザインレスである無地のアルバムデザインでリリースしていること、9枚目となるアルバムで初めて自身のアーティスト名をタイトルとしてリリースしたこと、彼らがのちに大きな変貌(世の中で言われるいいことも悪いことも)を遂げたインドで制作された曲たちが大半を占めていること、などこのアルバムは彼らの楽曲の中でも確変期とも呼ばれるアルバムです。
 また、アルバム史上初と呼ばれていた、レコード2枚組のアルバム(正確には2年前にボブディランがリリースしたBronde on Brondeというアルバムが初の2枚組アルバムだったのですが、知名度の相違でこちらが初と勘違いされていたようです)となり、1967年6月の『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』以降、全くリリースのなかったビートルズ作品の久しぶりのリリースとなったアルバムでした。僕が初めて聞いたのはおそらく高校生くらいの頃。

最初の印象は「なんかどっかで、聞いたことある」でした。実際、おそらくですがCMやテレビ、街中で使われている音楽でこちらのアルバムの曲が使われていて耳にしていたのだと思いますが、何かどこかで出会ったことのある音楽だなという印象が強かったです。それから自身でもバンドを初めて色々なジャンルの演奏を志し、たくさんのジャンルの音楽を聴いて¨、それからたまにこのWhite albumを聞くと毎回違う発見があるということに気づきました。このコード進行、訳がわからん、、、、このスネアの音、どうやって出してるんだろう、、、この声のリバーブ、エフェクトじゃない、、、??などなど、音楽業界が成長して半世紀という月日が流れているにもかかわらず、50年前の音源の方が優れているとすら思えるアルバムを彼らが作り上げていたことに愕然としました。のちにこの経験が、僕をインドに連れて行くことになったのは今はまだここだけの話。実際彼らはこのアルバム制作中に多くの手法を学んだり、今までとは全く異なるアプローチで作品を作っていたことは様々な文献や多くの人の話の中で明らかになっています。一例を紹介すると

①「Julia」はレノンの母について書かれた曲だ。ザ・ビートルズの作品中、彼が他のメンバーのバッキングなしで歌ったのはこの曲だけである。

②「Rocky Raccoon」はジョン、ポール、そしてドノヴァンはリシケーシュで行ったジャム・セッションから生まれた。

③「Everybody’s Got Something to Hide Except Me and My Monkey」はザ・ビートルズ史上最も長いタイトルの曲になった。そのフレーズはマハリシの言葉から取られているが、そこに作曲したジョンが「and My Monkey」を足したものだ。

④「Savoy Truffle」の題名は菓子製造会社のマッキントッシュズが出した“グッド・ニュース”というチョコレートの詰め合わせに入っていたチョコの名前から取られた。ちなみにそのチョコはエリック・クラプトンのお気に入りだった。

⑤ カルト教団の教祖、チャールズ・マンソンは信奉者たちに「Helter Skelter」はザ・ビートルズが世界の最終戦争を暗に予言したものだと話していた。実際はイギリスの遊具の名前であることをマンソンは知らなかったようだ。

⑥「Mother Nature’s Son」は、リシケーシュでのマハリシによる講義のとある回を題材に書かれた。ジョンの未発表曲「Child of Nature」も同じ講義にヒントを得て書かれたが、同曲は歌詞を変えて「Jealous Guy」として後に発表された。

⑦ ジョンとポールは「Revolution 1」がシングル向きでないと考えていた。そこで、オリジナル・ヴァージョン制作から数か月後にレコーディングをし直している。

⑧ クラプトンは「While My Guitar Gently Weep」で使ったギブソン・レス・ポールをジョージに贈り、ジョージはそれをルーシーと名付けた。

⑨「Cry Baby Cry」と「Revolution 9」の間には、ポールの歌う未発表曲の断片が挿入されている。「Can You Take Me Back?」として知られるこの曲は、「I Will」と同じレコーディング・セッションで制作された。


などなど、ここに来て多くの挑戦があったことが挙げられます。
(詳細は下記サイトを参考に)

最後に

あらゆる文化で目まぐるしい成長を遂げて行くこの社会の中で、ふと時間が止まったような一時間半を過ごすことができるこのアルバムは、必聴の価値があると思います。僕自身、音楽制作に関わっているのでいかに真摯に音と向き合うかについて、何度も考え直す機会をこのアルバムはくれました。いいものに出会うと定期的に、何度も振り返って出会いたいなと思います。そんな気持ちになれる物を僕も作れたらなと思います。ではまた。


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私の常日頃の生活をベースに、皆さんの役に立てたり、探しているものを紹介できたらと思っています。今後もよろしくお願いします!