右往左往してハイスペックなWordPressテーマに出会えた話(多言語×CMS)
コミュニケーションデザイナーのsifakaです。ごきげんよう。
ボスから突然、新規事業が立ち上がるから日中英3言語のCMSサイトを立ちあげるように言われたわ。多言語サイトもCMS化も個別では経験があったんだけれど、同時は初めてで。なかなか参考記事が見当たらなくて多少困ったものだから、多言語対応のCMS(WordPressテーマ選定)について備忘録を残しておくわね。
要件
今回の要件はざっくりこんな感じよ。
・多言語対応のコーポレートサイトの立ち上げ(日中英3言語)
・CMSはWordpressを使用したい(運用観点)
・構築要員はsifakaひとり(ちなみにsifakaはhtmlとCSSについては多少知識があるけれどエンジニアではないわ)
採用したテーマ
先に結論を書いてしまうけれど、今回はExponentっていうテーマを使うことにしたわ。このテーマ!本当に!!素敵なのよ!!!
テーマ選びの道のり
① とりあえず前提条件のリサーチと、状況整理
何から始めたら良いかさっぱり分からなかったから、とりあえず検討事項を調べたわ。こちらの記事に多言語化の前提で認識しておくべき知識がまとまってたので、読んでみてくださいな。
WordPressサイトをグローバルに多言語対応する方法
https://design-plus1.com/tcd-w/2016/03/multi.html
で、今回は新規事業の立ち上げだったことと、運用が非エンジニアのお姉様にお任せする予定だったこともあって、サーバー分岐とマルチサイト化は除外。プラグイン一択だったわ。
② テーマのピックアップ
ポイントにしたのは以下の2つ。
第一に、複数言語のフォントに対応していること。英数字と日本語だけならそんなに気にしなくて良いんでしょうけど、今回は繁体字を使う予定だったのよね。
二点目は、なにかしらの多言語化プラグインに対応していること。運用フロー的に「日本語で書いた記事を、他の言語に記事を翻訳できるかどうか」っていう翻訳面の問題と「違う言語で書かれていても同じ内容の記事はリンクできるかどうか」って言う記事管理の問題、両方をクリアする必要があったから、プラグインは必須だったわ。
この2点から、ピックアップ記事を参考にいろんなテーマを見ていって、候補を絞り込んだの。参考までに、この時点で検討していたものは以下の4つ。コーポレートサイトに使いやすそうなシンプルで装飾が少なめのものを選んでみたわ。
Exponent https://exponentwptheme.com/
Regina-lite https://wordpress.org/themes/regina-lite/
orfeo https://themeisle.com/themes/orfeo/
ONEPRESS https://ja.wordpress.org/themes/onepress/
ちなみに最初は無料のものに絞って探していたんだけれど、なにぶん機能が限定されちゃうことと、構築までひとりで全部やらなきゃでテーマ選定に時間もかけられないこともあって、有料のものも視野に入れて探したわ。
③ テーマの絞り込み
で、ここから個々のコンポーネントやビジュアルや使い心地なんかを触りながら精査していったんだけれど、決め手が3点あったわ。ひとつずつ解説していくわね。
(理由1) ビジュアルエディタがめっちゃ分かりやすい
入力内容がリアルタイムで反映されるわ。これは公式の動画を見てもらったほうが早いわね。
レスポンシブ時のマージンも端末ごとに設定可能よ。ほんと感動ものだわ。
これだけカスタマイズが簡単な上に、ベースになるテンプレートもいろんなパターンが大量に用意されていて「ああもうこれがあればなんとかなりそう…!!!」って確信できたわ。(Wordpress標準のGutenbergもこのレベルで編集できるようになってくれることを切に願っているわ。。。!)
(理由2) 多言語化にもバッチリ適応
まず「複数言語のフォント問題」には、専用のプラグインからGoogle Fontを選んでサクッと連携できること。超簡単。Google FontのサイトからCSSでWebフォントを引っ張ってきりしなくて良いから、サルでも難なくできたわよ。
ちなみに、言語間の記事翻訳問題と記事管理問題は、どちらも多言語化プラグインの「Polylang」で対応することにしたわ。
有名な「Bogo」だったり「wovn.io」なんかも検討したんだけれど、今回は運用の形を考えるとPolylangが理想系に近かったのよね。「WPML」は便利そうだったけれど、コストが継続的に発生しちゃうので検討対象からは除外。念のため、分かりやすかった解説記事を貼っておくわね。
比較記事「WordPress の多言語化で考えることとプラグインの比較」
Bogo 「【ダメ!ゼッタイ】WordPressの多言語化で使っては行けないプラグイン」
Polylang 「サイトの多言語化に便利なPolylangプラグイン」
またしても余談だけれど、Wordpressでプラグインを選ぶなら「2年以内に更新されているかどうか」を目安にしたら良いみたい。それ以上前だと、もう更新しない可能性が高いみたいで、今後のバージョン対応だとかを色々考えると不安だからやめておいた方が無難らしいわよ。
(理由3) 困ったときのサポートが充実
Exponentは開発者向けドキュメントが整っているのも魅力的だったわ。キーワードから逆引きも可。ビジュアルも多いし、英語がニガテでもGoogle 翻訳で十分理解できるわよ。
https://exponentwptheme.com/documentation/
有名なテーマであるほどHow toや編集方法が記事になってる場合も多いし「海外産は情報がないから国内産のテンプレートが良いよ」、なんて誘い文句も見たことがあるけれど、公式からのトリセツがあるに越したことはないんじゃないかしら、というのが率直なところね。
もちろんサポートサービスもあるので困ったときは直接開発者に質問できちゃうわ。sifakaの悩みもソッコー返信が来て解決できたわ。(ぼっちで構築している身にとってサポートは本当にありがたい限りよね。。)
おわりに
というわけで、素敵なテーマExponentのおかげで、なんとか無事に納期内で完了させることができたわ!!
長文になってしまってごめんなさいね。記録しておきたいこと思いのほか多かったことに私自身も驚いているけれど、この記事が悩める子羊の役に立てたら嬉しいわ。以上、sifakaでした🙈❤️
※ 記事内の画像やスクリーンショットは公式サイトからお借りしました!
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