Road to 2023WC ~ホーバス体制の初陣!中国4000年の歴史に挑め~
~前回までのあらすじ~
東京オリンピックという大きなマイルストーンが終わり、バスケット界は次のステップを歩み続けている。
女子はオリンピック直後からアジアカップに挑み、フルメンバーでは望めていないながらも、若手が目覚ましい活躍を魅せ、なんとアジア5連覇。前人未到。まさにアジアのENEOS(?)
Bリーグ、Wリーグのシーズンが開幕し、日本の各地でバスケットボールが行われる季節がやってきた。
代表的には、男子は2016年から長きに渡って代表を率いてきたフリオ・ラマスHCが退任。女子で大きな功績を残したトム・ホーバスHCが就任。女子はオリンピックでもACをつとめていた恩塚亨HCが爆誕する形となった。
Arigato ラマスさん
そんなこんなで、バスケットボールは止まらない。
すでに次のワールドカップ、オリンピックに向けた動きが始動している。
今週末は、早速2023年にフィリピン・インドネシア・そして日本(沖縄)で共催れるワールドカップの予選がスタートする。
いわゆるWindow1と呼ばれるものだ。
FIBA Basketball World Cup 2023 アジア地区予選 Window1
対戦:日本vs中国
場所:ゼビオアリーナ仙台
日程:GAME1 2021/11/27(Sat) 12:05~
GAME2 2021/11/28(Sun) 18:35~
本大会について、予選をするといえど日本はすでに開催国枠で出場権を獲得しており、必ず勝たなければならないというわけではない本大会ではあるが、ホーバス体制の初戦であるため、大事な大会であることには変わりない。ということで、今回はこの大会についてまとめたものにしていく。
1.そもそもWC予選ってどんなん?
4年に1度のバスケットボール国別対抗戦であるワールドカップの予選であり、前述の通り、2023年にフィリピン・インドネシア・日本(沖縄)の共催で開催される。※前回大会は中国開催であったため、2回連続アジア開催となる。
予選は世界各地でH&A方式で行われ、大会ごとに小分けで2試合ずつ行われる。(1つの単位をWindowと呼ばれる)。※昨今の世界情勢を鑑み、バブル開催もあり
日本はグループBに属しており、オーストラリア、中国、チャイニーズ・タイペイと同組となる。
1次ラウンドはWindow1~3で行われ、今回はWindow1である。
Window2は2022年2-3月、Window3は2022年6月-7月に行われる。
予選は2次ラウンドまであり、2次ラウンドはWindow 4~6で行われる。
なお、前述の通り日本は開催国枠があるので、予選の結果に関わらず、本大会への出場は可能。
2.爆誕・新生ホーバスJAPAN
さて、じゃあ今回は何が注目なの!?っていうと、やっぱりホーバスJAPANの初戦ということだろう。
ホーバスHCはオリンピックで一番注目を浴びたHCといっても過言ではなく、世界で注目度も高いHCだろう。
そして注目の日本代表招集。集められたメンバーはこいつらだ!ババン!
なんとオリンピックから継続で選ばれたメンバーは5人しかいない。
完全に新たな日本代表といったところだ。
これは予備登録メンバーなので、直接比較するのもちょっと違和感はあるが、平均身長はオリンピックの最終12名だと196cmだったのが190.4cmへと5cm程度低下。
もちろん八村塁選手、渡邊雄太選手、馬場雄大選手といった海外組が平均を押し上げていたところもあるが、にしてもかなり小型な印象だ。
特に目を見張ったのは、岸本隆一(176cm)選手、藤井祐眞(178)選手、齋藤拓実(172)選手、寺嶋良(179)選手といった小型でスピーディーなPGが大量に招集されたことだ。
今回田中大貴選手が代表引退を表明したことで、そもそも代表のスタメンPGだった人がいなくなってしまった。その穴を埋めるのが誰になるのか?は気になるところだ。
いずれにせよ、いままでの戦い方から、より高いペースでの攻撃が予想でき、それが果たしてどう出るのか?は気になるところだ。
また、今回帰化選手もニック・ファジーカス選手、ライアン・ロシター選手、ギャビン・エドワーズ選手の姿もなく、サイズの問題がかなり懸念な気がする。頑張れニッポン!
3.万里の長城に挑め!中国とどう戦う?
今回の対戦相手である中国は、今年のオリンピック前にいわゆる海外組抜きで2回対戦し、2回とも敗北している。
・日本●57-66○中国
・日本●84-90○中国
今回の中国のメンバーもほぼ似たような構成である。
両方ともリバウンドで10以上差をつけられており、当然のごとく高さに苦戦が強いられれる。
今回の中国代表は、平均身長200.5cmと日本と10cm近く差がある。
なんと210cm超えが5人もいる。
呂布が5人いるようなものだ。すーぱー呂布呂布ぱらだいすだ。
正直リム周りはアヴィの活躍次第だろう。
アジアカップ予選、最後は結局フィジカルで寄り切られたイメージだったので、そこをどう払拭できるかが気になる。
いずれにせよ、オリンピックが終わって新しい代表シーズンもはじまった。
気持ち新たに、まぁゆっても負けてもなんもないので、緊張感は持ちつつも楽しみにしていきたい。
そして週末をINSIDE AKATSUKIを見ながら指折り待ちたい。
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