まず、開始時間だけを決める

前回の続きなのですが、子供の勉強対応で、新たな動きを二つ始めました。一つ目は「勉強の開始時間だけを決める」ということです。

学校側としては、毎日朝から午後2時か3時ぐらいまで机に座っていられるような生活を家でも身につけさせようとしているように見えます。ただ、いろんな面で、これは無理があるように思えます。

前回こう書いたのですが、そうはいいつつ、学校側が提示してきた「新たな時間割方式」に下の子が興味を示しました。これは午前中に40分勉強・20分休憩を3回繰り返す、というものだったのですが、これを下の子がやってみたい、と言い出したのです。そこで、それを受け入れる前提として、私と家内が一つだけ条件をつけました。

朝の勉強の開始時間を、8時20分とする

これだけです。しんどくなったら40分勉強を3回繰り返す必要はない(もちろん3回できるならやってもいい)。ただし、開始時間だけはかっきり決めよう、ということにしたのです。

8時20分としたのは理由があって、NHKの朝の連ドラを妻と子供二人が毎日見ているのですが、連ドラが終わったらすぐ勉強を始めるようにしよう、としたのです。

連ドラの終わりを「始まりのきっかけ」にする、という案は、妻が思いついたものですが、これは少なくともこの1週間は効果がありました。下の子はもちろん、睡眠障害の上の子も最初の3日間、同じように勉強を始めたのです。疲れやすい上の子は、40分1回さえ持たないのですが、同じように始めただけでも大きな進歩です。

何かを始めるには(よほど好きなことではない限り)必ず心理的なハードルがあって、そのハードルをテレビ番組の終わるタイミングで越えようとしたのは、なかなかうまい案だと思いました。

もう一つは、下の子の勉強場所を、私の在宅勤務場所の真横にセットする、ということです。私は別室で一人で仕事をしていましたので、下の子も同じ場所でやることによって、上の子の動きに影響されることなく自分のことに集中できます。

これでも「毎日朝から午後2時か3時ぐらいまで机に座っていられるような生活」にはなっていませんが、勉強時間は以前に比べて多少増えたような気がします。それで十分。あとはできるだけストレスをためないようにするだけです。

宿題が全部できるかどうかは二の次、という考えは変わりません。規則正しい生活で、できるだけ心穏やかに暮らすことができれば、と思います。

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