生きていく力(のようなもの)

緊急事態宣言が1ヶ月延長されて、休校も延びて、私のテレワークも延びて、という状況で、妻と話していました。現時点で、我が家として最優先すべきことは何か?その話し合いの中で出てきたのが「生きていく力(のようなもの)」でした。

きっかけは子供たちに出されている宿題の多さでした。同じ市でも小学校によって出される宿題の量に違いがあるようで、どうもうちの小学校は多いらしいということがわかって来ました。下の子供はなんとかこなしていますが、ストレスが増えてきたように見えます。睡眠障害である上の子は、もともと主治医の指示もあり、宿題を全くやってないのですが、子供たちの様子を見て、このままでいいのか?という疑問が私にも妻にも起こってきました。

さらに、連休明けの宿題の量(分量としては4月よりさらに増えた)が判明したところで、いよいよ危機感を持つようになってきました。このままでは子供たちが潰れてしまう。

学校側としては、毎日朝から午後2時か3時ぐらいまで机に座っていられるような生活を家でも身につけさせようとしているように見えます。ただ、いろんな面で、これは無理があるように思えます。休校が2ヶ月を越え、外で思う存分遊べないという状況下、子供たちはすでにストレスフルです。そんな子供たちに毎日何時間も机に縛り付けるような生活を強制させるのは、私たちにはできない。

そこで、我が家としては、必要とされる「レベル」を下げることにしました。その代わり、最低限の規則正しい生活だけは守るように言うようにしました。すなわち、

・規則正しい起床時間と就寝時間
・規則正しい食事時間
・規則正しい学習時間(我が家の場合1日1時間半)

この3つだけを守ることにしました。もし宿題をすべてやることが無理なのであれば、無理強いしないことにしました。

今は、緊急時です。そういうときでも、できるだけ心穏やかに過ごしてほしい。ストレスのおかげで免疫が下がってしまったら、それこそあのウィルスの餌食にされかねない。宿題のせいで病気になったら本末転倒もいいところです。いっぱい宿題をこなせる子はやればいいのですが、どうもうちはそうではない。睡眠障害である上の子はもとより、下の子でさえきついとわかってきた。では、どうすればいいか?

そこで話し合った考え方が「生きていく力(のようなもの)」でした。免疫を失わないように規則正しい生活を心がけ、精神面での安定を心がけることを、特に今は重視する。仮に勉強面で遅れが生じたとしても、それは後でいくらでも取り戻せる、と考えました。

これは、ある意味「甘い」考えかもしれません。しかし家族4人のうち2人が大きな持病を抱えている我が家としては、決して無理はできない、と考えています。無理せず「穏やかに笑って暮らせる家庭」を作るために、私にできることは何か?自問自答の毎日です。

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