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【川尻町屋利活用プロジェクト】冨乃湯って…

ニューコ・ワン株式会社地域コミュニティ推進部の大嶋です。
今年1年間をかけて実施する「川尻町屋利活用プロジェクト」を担当しています。
熊本市の南に位置する川尻地区は、歴史的な町並みが残る土地柄。
熊本市の紹介によると…

熊本市中心部の南方約8kmに位置する川尻地区。早くから海外との交易港として開け、江戸時代には緑川(みどりかわ)流域の物資の集散地として栄えました。桶や刃物づくり、染物などの伝統工芸が盛んで、商店街の中にある「くまもと工芸会館」では刃物づくりの実演などを見ることができます。藩の船着場跡のほか、造り酒屋の白壁などを眺めながら歩く町並み散策がおすすめ。また近年は、「開懐世利六菓匠(かわせりろっかしょう)」の名前で知られる和菓子屋のグループが和菓子と町おこしを結びつけた活動を行っており、お菓子の食べ歩きをする人たちも増えています。

熊本市観光ガイド こころに来るね、熊本

川尻地区に関わり始めたのは、昨年。
街歩きの散策マップのリニューアルを承り、社内デザイナーが川尻地区を駆け回り作成、完成前に川尻地区のPRイベントや、完成記念のPRイベントを実施しました。
川尻の地域の皆さんとも一緒になる中で、もう少し一緒に何かできないか…と思い、今年は、「町屋利活用プロジェクト」に応募することに…!
取るまでの話は割愛。

という川尻に関する長い前書きでしたが…
その利活用対象の町屋のお話です。

「町屋」という言葉を検索すると、以下のような説明が出てきます。
店舗併設の都市型住宅。
生活共同体としての職業の町の中にある家々。特に城下町の短冊型の商家(商いの場や仕事の場を兼ねた商人や職人の家)をさす

今回の対象の町屋は「冨乃湯」という元銭湯。
明治期に創業した老舗銭湯で、中央にドドン!と設置されたタイル張りの大浴場が魅力でした。
8年前の熊本地震で閉業、一度は復活しましたが、2019年に惜しまれつつも閉業。

ちなみに…そんな「冨乃湯」に初めて行った際、私は、普通に通り過ぎました…。
先ほど、検索した町屋の説明しましたが、全くその通りで、住宅の間に普通に今も建っています。きっと営業中も、町の中に自然にあったのでしょう。

住居と住居に挟まれた、縦長の建物。

中に入ると、時が止まったままの空間でした。

番台にも中身は入ったまま
確かに、中央にドドン!とある湯舟(深い)
脱衣所の台とカゴ
浴室に行く前に池!(昔は鯉を飼っていたとか)

レトロ過ぎない造作が、5年前まで営業していたことを物語っていました。
ちょっと?いや、かなり低い男湯と女湯の仕切り(湯舟の縁に上ると反対側見える)
ロッカーのない脱衣所や、何故か間にある池、高千穂峡らしい(熊本なのに)壁画
色々興味深い…

銭湯跡の利活用は、全国で行われていますし、注目を集めているプロジェクトも多数あります。
この「冨乃湯」も、色々妄想は膨らみます。

が、私の頭の中から、徹頭徹尾離れなかったことは、活用方法でも、バラ色の未来(?)でもなく、ただ1つ。

掃除、どうしよう…

そして、当初予定より1か月程早く、プレイベントの実施が、4月28日に決定。
ヤバい。1か月しかない。。。。
内容もさることながら、最重要課題は「掃除」

この続きは、お掃除編で…

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