ワールドワールドワールド / ASIAN KUNG-FU GENERATION
先日NANA-IRO ELECTRIC TOURを紹介してアジカンを聴くことが増えたので、アジカンで一番好きなアルバムを紹介します。
アジカンの成長が感じられる1枚
アジカンの名盤と言われるのは『君繋ファイブエム』『ソルファ』と言われがちだが、個人的には『ワールド ワールド ワールド』の方がアジカンの良さが十二分に出ているアルバムだと思ってる(勿論、上記2枚も好きです)ゴリゴリのラウドロックを攻めた2枚に比べると前のアルバム『ファンクラブ』と『ワールド〜』は勢いに頼らない新しいサウンドを追求する画期的な作品になっている。
1曲目からの2曲目
アジカンのアルバムの醍醐味の一つに数えられると思うのだが、過去のアルバム全てにおいて1曲目から2曲目への繋ぎが秀逸である。
◾️『遥か彼方』→『羅針盤』(崩壊アンプリファー)
◾️『フラッシュバック』→『未来の破片』(君繋ぎファイブエム)
◾️『振動覚』→『リライト』(ソルファ)
◾️『暗号のワルツ』→『ワールドアパート』(ファンクラブ)
どれも1曲目の掴みとしては最高で、このまま聴きたくなる期待感を持たせる楽曲なのだが、今回もその流れを見事に継承している。『ワールド ワールド ワールド』ギターのアルペジオから始まり徐々に他の楽器の音が入ってきてこれから始まる(個人的には夜が明ける)感じで2曲目『アフターダーク』に繋がる編曲がたまらなく好きです。『アフターダーク』もまた勢いがあっていい感じに前向きになれます。
どこか考えさせられる歌詞
『旅立つ君』はネット社会、『No.9』はミサイル、『転がる岩、君に朝が来る』世界を変えれるないけど変えたい自分。どこか社会に対しての不満が描かれてる。歌詞もどこか世界(ワールド)に向けたものが多い気がした。
最後に叫ぶ世界
アルバム13曲目に収録されている『新しい世界』この曲がこれから新しい世界(彼らで言う音楽)を創造していくぞというメッセージソングなのかなと思う。意思表示が十二分に伝わり今後の活動にワクワク感満載させる〆の一曲だ。
全体通してぶっ通しで聴ける名盤かなと思ってます。まだ試聴した事ない人は聴いてみてはいかがでしょうか。オススメです。
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