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日替わり建築バーテンダー〜vol.6〜アトリエタアクの前田さんと荒井さん〜

面白い人がたくさん住むまち、弘前。
弘前に暮らし、働いている地元の人たちをHIROSAKI ORANDOのバーテンダーとしてお呼びし、カウンターに座ってもらい、一緒に飲みながら交流する企画です。

第6回目の建築バーテンダーは、アトリエタアクの前田さんと荒井さんでした☺️

建築バーテンダーとは。。。
青森には素敵な建築物がたくさん!!日常生活では、あまり会う機会が無い建築家の方の頭の中はどうなっているか、気になりませんか??
新たなつながりができたら、参加者にも建築家の方にも自分の仕事を発展させるような新たな発見があるかもしれない!!ということで、オランドのカフェバーで、毎月第3金曜日に建築バーテンダーを開催することになりました〜

前田卓(まえだたかし)
1953年 青森県南津軽郡大鰐町生まれ
1978年 工学院大学建築学科卒業
同大学難波研究室実験助手
1980年 (株)前田建築設計事務所入所
1987年 (株)日本設計出向
1993年 アトリエタアク1級建築士事務所設立
2002年 (有)アトリエタアク1級建築士事務所に改組
1998年〜2012年 弘前大学非常勤講師
2000年〜2010年 秋田看護福祉大学非常勤講師
2001年〜2003年 東北大学非常勤講師
2014年〜 八戸工業高等専門学校非常勤講師

荒井丈善(あらいたけよし)
1975年  山形県山形市生まれ
1997年  八戸工業大学建築工学科卒業
1997年 アラハバキ建築研究所勤務
2016年〜 (有)アトリエタアク一級建築士事務所勤務
アトリエタアクのこれまでの作品はこちら

当日の様子

今回は、建築バーテンダーの企画者である蟻塚さんからバーテンダーのお二人へのインタビュー形式で進められました。

その中で、個人的にとても興味深かったお話をご紹介します。

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日本には、「古い建物」という言い方がある。流行り廃りがあって、時代の変化とともに見える景色もガラッと変わる。(レトロな喫茶店とかレトロな洋館と呼ばれるようなものをイメージするとよくわかると思います!)

でも、海外は時間の変異が常に一緒。「今」がずっと、滑らかに進化し続ける。古いとか、新しいとかじゃなくて常に新しい。

建築という物理的なものが壊されて、更地になっちゃうと人の記憶からすぐに忘れ去られてしまう。ただ物理的な建築がなくなったからといって、それは残念じゃない。そこにあった建築の地域における役割など設計図だけでは伝わりにくいものをいかに次の世代に伝達していくかが、自分が引退するまでにやるべき大きな仕事の一つだと考えている。

海外の「常に今であり続ける」ことは、これから次世代に向けてアーカイブを残していく上でヒントになると思う。

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いくら技術が発達したとしても、人間には肉体があり、椅子とかベッドとか生活をするための道具も、物理的なものが必ず必要になる。個人的には、スマホの中の世界がいくら輝かしい便利なものになったとしても、目の前の自分の生活は、物理的なものでしか成り立つことはないと考えていました。

だからこそ前田さんが、「物理的な建築がなくなっても残念じゃない」と言っていたことが、とても印象的で面白かったです。なくなったものを、その先にどうやって、繋げていくか。これは建築以外の事業承継にも当てはまる課題で、最も難しいとされるところですよね〜

日替わりバーテンダーの日は、金曜日と土曜日にランチプレートを出しているみどりさんが、おつまみプレートを作ってくれています〜

いつも大好評のおつまみプレートは、数量限定なので、お早めに頼んでみてくださいね😋

文/こにしれいな
「〆のラーメンは、しぶたに一択」だと思っている弘大生。オランドの二階インターン生。
ラグビーやってたり、音楽が好きだったり、本を読むのが好きだったりします。

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