日替わり建築バーテンダー〜vol.6〜アトリエタアクの前田さんと荒井さん〜
面白い人がたくさん住むまち、弘前。
弘前に暮らし、働いている地元の人たちをHIROSAKI ORANDOのバーテンダーとしてお呼びし、カウンターに座ってもらい、一緒に飲みながら交流する企画です。
第6回目の建築バーテンダーは、アトリエタアクの前田さんと荒井さんでした☺️
建築バーテンダーとは。。。
青森には素敵な建築物がたくさん!!日常生活では、あまり会う機会が無い建築家の方の頭の中はどうなっているか、気になりませんか??
新たなつながりができたら、参加者にも建築家の方にも自分の仕事を発展させるような新たな発見があるかもしれない!!ということで、オランドのカフェバーで、毎月第3金曜日に建築バーテンダーを開催することになりました〜
当日の様子
今回は、建築バーテンダーの企画者である蟻塚さんからバーテンダーのお二人へのインタビュー形式で進められました。
その中で、個人的にとても興味深かったお話をご紹介します。
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日本には、「古い建物」という言い方がある。流行り廃りがあって、時代の変化とともに見える景色もガラッと変わる。(レトロな喫茶店とかレトロな洋館と呼ばれるようなものをイメージするとよくわかると思います!)
でも、海外は時間の変異が常に一緒。「今」がずっと、滑らかに進化し続ける。古いとか、新しいとかじゃなくて常に新しい。
建築という物理的なものが壊されて、更地になっちゃうと人の記憶からすぐに忘れ去られてしまう。ただ物理的な建築がなくなったからといって、それは残念じゃない。そこにあった建築の地域における役割など設計図だけでは伝わりにくいものをいかに次の世代に伝達していくかが、自分が引退するまでにやるべき大きな仕事の一つだと考えている。
海外の「常に今であり続ける」ことは、これから次世代に向けてアーカイブを残していく上でヒントになると思う。
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いくら技術が発達したとしても、人間には肉体があり、椅子とかベッドとか生活をするための道具も、物理的なものが必ず必要になる。個人的には、スマホの中の世界がいくら輝かしい便利なものになったとしても、目の前の自分の生活は、物理的なものでしか成り立つことはないと考えていました。
だからこそ前田さんが、「物理的な建築がなくなっても残念じゃない」と言っていたことが、とても印象的で面白かったです。なくなったものを、その先にどうやって、繋げていくか。これは建築以外の事業承継にも当てはまる課題で、最も難しいとされるところですよね〜
日替わりバーテンダーの日は、金曜日と土曜日にランチプレートを出しているみどりさんが、おつまみプレートを作ってくれています〜
いつも大好評のおつまみプレートは、数量限定なので、お早めに頼んでみてくださいね😋
文/こにしれいな
「〆のラーメンは、しぶたに一択」だと思っている弘大生。オランドの二階インターン生。
ラグビーやってたり、音楽が好きだったり、本を読むのが好きだったりします。
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